タグ

生物に関するmotosonのブックマーク (244)

  • 眠ると透明になるカエル、秘密は血液に隠されていた

    グラスフロッグの一種(Hyalinobatrachium mashpi)のメスをガラスにのせて撮影した写真。体内の臓器や卵が透けて見える。(PHOTOGRAPH BY JAIME CULEBRAS) 中南米に暮らすアマガエルモドキ科のカエル「グラスフロッグ」。半透明の皮膚や筋肉をもち、周囲の森に溶け込めることからそう呼ばれている。裏返しにしてみれば一目瞭然だ。解剖などせずとも、心臓や肝臓、そして曲がりくねった腸まで見ることができる。 グラスフロッグが透明になる仕組みについて、新たな驚くべき発見が2022年12月23日付けで学術誌「サイエンス」に発表された。 フライシュマンアマガエルモドキ(Hyalinobatrachium fleishmanni)というグラスフロッグは、眠るときに、鮮やかな色をした赤血球の89%を、肝臓の中にある規則正しく並んだ袋に取り込む。光を遮る赤血球の大半が体内を循

    眠ると透明になるカエル、秘密は血液に隠されていた
  • 「3Dデジタル生物標本」1400点以上、九大が公開 ダウンロード自由、メタバースでも利用可

    九州大学は8月26日、3Dモデル化した生物標1400点以上をオンライン公開した。被写体をさまざまな角度から撮影し3Dモデル化する手法「フォトグラメトリ」を使い、水生生物など700種以上1400点のデジタル標を作成したという。ライセンスはCC BY 4.0で、誰でも自由にダウンロードや配布が可能。 九州大学持続可能な社会のための決断科学センターの鹿野雄一特任准教授が開発した、生物標を対象としたフォトグラメトリ手法「バイオフォトグラメトリ」を使い、3Dモデルを作成した。これまで生物学分野ではフォトグラメトリはあまり活用されず、CTスキャナーやMRIでの内部構造のモデル化が主流だったという。 生物標は、分類学や生態学などの研究を進める上で重要な役割を担う。しかし、いくら厳重に管理しても標の劣化や退色は免れず、利用の際に紛失や損傷のリスクも付きまとう。そのため、近年多くの博物館では、標

    「3Dデジタル生物標本」1400点以上、九大が公開 ダウンロード自由、メタバースでも利用可
  • 国際宇宙ステーションで新種の微生物が発見される

    国際宇宙ステーションで採取されたサンプルから4種の菌株を分離し、3種はメチロバクテリウム属する新種だった...... wikimedia <国際宇宙ステーション(ISS)で採取されたサンプルから、4種の菌株を分離し、そのうち3種は新種だった......> アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)、南カリフォルニア大学(USC)、印ハイデラバード大学らの共同研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)で採取されたサンプルから、4種の菌株を分離した。 いずれも地球の土壌、淡水などに広く生息するメチロバクテリウム属に属し、そのうち3種は新種であった。一連の研究成果は、2021年3月15日、学術雑誌「フロンティアーズ・イン・マイクロバイオロジー」で発表されている。 「宇宙で植物を栽培するために有用な遺伝的決定基を持っている」 ISSでは、乗員のテリー・バーツ飛行士が2015年に施

    国際宇宙ステーションで新種の微生物が発見される
  • 絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ウォンディウォイキノボリカンガルーは1928年以降の記録が存在せず、研究者たちはこのようなイラストを参考にするしかなかった。ところが7月、ニューギニア島の山岳地帯で初めて写真が撮影された。(ILLUSTRATION BY PETER SCHOUTEN) ウォンディウォイキノボリカンガルーはとても珍しく、1世紀近く姿を消していたため、すでに絶滅したと考えられてきた。そのウォンディウォイキノボリカンガルーがついに再発見され、しかも初めて写真に収められた。 一見サルのようなこのキノボリカンガルーはニューギニア島の山林で樹上生活している。ただし1928年、欧米の科学者たちに発見されたのが唯一の目撃情報だった。 シドニーにあるオーストラリア博物館の有袋類学者マーク・エルドリッジ氏は「最も実態が知られていない哺乳類の一つです」と話す。 だが、英国のアマチュア植物学者がインドネシア西パプア州のウォンディ

    絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • ソニーが犬とアイボの共生実験 「生き物」と認識 「順位付け」も

    犬型ロボット「aibo」(アイボ)は物の犬と共生できるか。ソニーが動物学者の今泉忠明氏監修のもとで実施した実験結果を発表した。犬はアイボに対して気遣うそぶりを見せ、「生き物」と認識するケースも多いという。 犬型ロボット「aibo」(アイボ)は物の犬と共生できるか。ソニーは7月26日、動物学者の今泉忠明氏監修のもとで実施した実験結果を発表した。犬の行動を分析した結果、犬はアイボに対して気遣うそぶりを見せ、「生き物」と認識するケースも多いことが分かった。 実験は2段階に分けて実施した。まず犬種や年齢の異なる犬13匹に対し、アイボとのファーストコンタクト時の反応を観察した。13匹中、アイボに近づきニオイを嗅いだ犬は9匹。うち6匹がアイボのお尻のニオイを確認した。4匹は警戒している様子で、アイボに近づかなかった。

    ソニーが犬とアイボの共生実験 「生き物」と認識 「順位付け」も
  • 第1回 クマゼミとの衝撃的な出会い | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ──どのようなきっかけで昆虫を好きになったのですか。小さい頃、虫に心奪われた原体験を聞かせてください。 物心ついた頃から昆虫が好きで、小中学生のときにはいっぱしの昆虫少年になっていましたね。 東京生まれだったので、夏休みに伊豆半島などに旅行に連れていってもらうと、東京ではちょっとお目にかかれない、実にいろいろな種類の昆虫と出会うわけです。非日常の虫との出会いに、もう、わくわくしっぱなしで、もし、そういう虫たちがあたりまえのように身近にいる地方で生まれ育っていたら、さほど昆虫に引き寄せられていなかったかもしれないですね。 ──東京では出会えなかった虫というとどんな種類でしょう。男の子がみんな夢中になるクワガタムシとかですか。 いや、クマゼミでした。当時、南方系のクマゼミは東京にはいませんでした。もっと西の地方へ行かないと生息していなかったんです。そのクマゼミの「ショワショワショワ……」ってい

    第1回 クマゼミとの衝撃的な出会い | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • “完璧な人間の体”はどんなもの? 英解剖学者が考えた姿はカンガルーのよう

    進化の過程で残された「エラー」を修正した、完璧なヒトの体とはどんなものか――英国の解剖学者が自身が考えた答えを披露しました。 完璧なヒトの体(英国科学博物館公式ブログから) 完璧な人体を作成したのは、英バーミンガム大学のアリス・ロバーツ教授。「人体はだいたいの場合うまく機能しているが、個々の要素の設計には多くの制約がある」という見解を持つロバーツ教授に、英国科学博物館が完璧な人体を見せてほしいと挑戦しました。 教授が素材にしたのは44歳の自分自身。自分の体をスキャンした3Dデータをもとに完璧な人体を作っていきます。それを形にした像を、同博物館で披露しました。耳の先はとがっており、足は上部ががっしりして下は細く、そして一番目を引くのはカンガルーのようにお腹から赤ちゃんが顔を出しているところ。 教授が人体の変えたい部分についてTwitterで意見を募ったところ、多かったのは「出産」だったとのこ

    “完璧な人間の体”はどんなもの? 英解剖学者が考えた姿はカンガルーのよう
  • 最後のオスが死にキタシロサイが事実上の絶滅、遺伝子を残せるかどうかは人工授精の成否にかかっている

    世界に1頭しか残っていなかったキタシロサイのオスが、感染症が原因で安楽死処分されました。これにより、キタシロサイの事実上の絶滅が決まりました。 PRESS RELEASE | The last male northern white rhino dies | Ol Pejeta Conservancy http://www.olpejetaconservancy.org/the-last-male-northern-white-rhino-dies/ ケニアのオル・ペジェタ自然保護区が、世界で1頭しか残っていなかったオスのキタシロサイ「スーダン」が死んだと発表しました。45歳のスーダンは加齢に伴う合併症の治療をしていましたが、広い範囲に皮膚炎症を発し筋肉や骨の変性が進み、ついに立ち上がることができなくなったため、オル・ペジェタ自然保護区とケニアの野生動物保護区の獣医チームが安楽死させること

    最後のオスが死にキタシロサイが事実上の絶滅、遺伝子を残せるかどうかは人工授精の成否にかかっている
  • 「火星の土」でミミズの繁殖に成功、NASAの模擬土

    火星の土に似せたNASAの模擬土とミミズを使ってルッコラを栽培しているオランダの研究室。(PHOTOGRAPH BY WIEGER WAMELINK) 私たちの地球に生命が存在しているのは、様々な条件がそろっているからにほかならない。そのうちのひとつが土である。そこでは、豊富な養分や細菌、菌類が複雑に混じり合っており、植物の成長を助ける。対して、火星の土では生命が見つかっておらず、人体には毒となりうる物質が多く含まれることがわかっている。 人類の火星への移住を目指して競争が繰り広げられるなか、たどり着いてからどうやって生きるか、そしてべていくかが大きな課題となっている。火星で持続的に作物を育てることは可能だと科学者は考えているが、そのためにはまず火星の土壌を作り変えなければならない。オランダのワーヘニンゲン大学の生物学者であるビーガー・バーメリンク氏は、ミミズがそれを手伝ってくれるという

    「火星の土」でミミズの繁殖に成功、NASAの模擬土
  • 性差をみくびるな:オス中心の研究に物申す

    著: Thomas Meritt(ローレンシャン大学 Professor and Canada Research Chair, Chemistry and Biochemistry) 実験生物学に携わるようになって、私たちがオスだけを見ているということに私は気づいた。 私は(立派な)ハエの研究室にいたので、オスとメスの両方を観察できたはずなのだが、しなかった。もちろん、交尾のためにメスのハエを集めたが(ヒト同様、ハエだって繁殖するにはオスとメスが必要だ)、私たちはすべての実験をオスに対して行った。私たちは例外ではなかった。 交流があった多くの研究所でも同様だった。事実、私が話を聞いた研究所のほとんどがオスだけを使っていた。最後にメスで実験したのがいつだったか覚えていないという所もあった。偶然かもしれないし、そうでないかもしれないが、 。 実験にオスだけを使う理由を問いただすと、返ってくる答

    性差をみくびるな:オス中心の研究に物申す
  • 雌雄逆転発見「とりかへばや昆虫記」 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    生物の多様さには驚かされる。交尾器が雌雄で逆転し、雌が伸縮可能なペニス様の挿入器を持つ昆虫を、北海道大学大学院農学研究院の吉澤和徳(よしざわ かずのり)准教授らがブラジルの洞窟で見つけた。生育環境によって性転換する動物は知られているが、雌雄の性の役割がこれほどはっきり逆転した生物の発見は初めてという。性の違いが生じた進化の要因などを探る手がかりとして世界的な注目を集めている。慶応大学商学部の上村佳孝(かみむら よしたか)准教授、ブラジル、スイスの研究者との共同研究で、4月17日の米科学誌カレントバイオロジーに発表した。 体内受精をする動物は、ほぼ例外なく雄が交尾した時、雌に精子を送り込む挿入器を持つ。今回見つかった昆虫は、この常識を完全に覆した。ブラジルの洞窟に生息する体長3ミリほどの小さなチャタテムシの4種類で、雌がペニスのような挿入器を持ち、雄に挿入して交尾する。雌ペニスの根元には多く

    雌雄逆転発見「とりかへばや昆虫記」 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
  • グンタイアリに噛まれてわかったこと

    アマゾンは危険な生き物の宝庫である。 水中にはピラニアにデンキウナギ、カンディル、ワニ。 陸上にはジャガー、サソリ、毒ヘビ…。 恐ろしくも、心惹かれるアンタッチャブルたち。 そんな彼らに出会うべく、僕は密林へと足を踏み入れた。 ※この記事は、生物採集の専門サイト「Monsters Pro Shop 」の記事を一般向けにリライトしたものです。

    グンタイアリに噛まれてわかったこと
  • 兵庫県尼崎市および神戸市で見つかったヒアリについて(解説) - 兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)

    兵庫県内で発見された特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)について ヒアリとアカカミアリの生態写真 (国立科学博物館 小松貴氏撮影) 2017年6月13日、尼崎市の民間事業所にてヒアリが発見されたとの一報は、関係者に衝撃を与えました。我が国において、もっとも侵入が危惧される外来生物だからです。当館では、外来生物法の施行に先立って、「報告書 兵庫県の外来生物対策にむけた提案」を作成して、博物館が有する標や知見をもとに、兵庫県外来種リストや対応方針(兵庫県農政環境部)のとりまとめに協力してきました。こうした対応が進められているなか、今回のヒアリ発見は、国際貿易が盛んな兵庫県が、改めて外来生物の侵入リスクが高く、我が国の外来種問題の最前線に立たされていることを再認識させられました。このヒアリ対策は、開港150周年を迎える神戸港の国際的な信用性とレガシー継承の資質が試さる、ま

    兵庫県尼崎市および神戸市で見つかったヒアリについて(解説) - 兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)
  • News Up “その虫” 悩んでいませんか? | NHKニュース

    家の中で、ごま粒のような、茶色い虫を見かけたことはありませんか? 卓や台所の流し、リビング、畳の上。ぷっくりした体型で、よちよち歩き、時に飛んだり、死んだふり?まで。いくらつぶしてもいっこうにいなくならない。その正体は、「シバンムシ」です。 この虫、気温が高くなる梅雨の前、ちょうど今の時期から大発生します。でも、今、手を打てば、まだ間に合います。(ネット報道部・野町かずみ) 即座に見なかったことにして、ティッシュでつぶしましたが、これが毎日続きます。 流しでも、リビングの床でも、畳でも、家のいろんな場所で、毎日、数匹ずつ見かけるようになったのです。 洗面所でも見かけたときには泣きたい気持ちになりました。 調べるとどうやら「シバンムシ」という害虫だと、わかりました。 かむことはないのですが、時々、部屋の中をふらふらと飛び回ります。 気味が悪く、なんとかならないかと悶々としていたところ、冬の

    News Up “その虫” 悩んでいませんか? | NHKニュース
  • 「年間300万人の大ブームは本当に辛かった」旭山動物園の園長がいま語る真実(取材:徳谷柿次郎) - Yorimichi AIRDO|旅のよりみちをお手伝い

    わーーーー!! 目の前にホッキョクグマがーーー!!! あ、ホッキョクグマ越しに失礼します。 Yorimichi AIRDOをご覧の皆さま。 はじめまして、編集者の徳谷柿次郎と申します。 今回、私が訪れているのは“日初の行動展示”で話題となった北海道旭川市にある「旭山動物園」です。 旭山動物園の特徴は、動物との距離がとにかく近いこと。性善説に基づいたような設計になっていて、このように愛らしいペンギンも手を伸ばせば触れそうなほど! ってよく目を見たら真っ黒の鳥目だし、めっちゃ糞尿してるし、怖い声で鳴いてるし……。さらにいえば、右側のペンギンは寄生獣みたいにエグい角度で首が曲がっていて怖い。 そして「ぺんぎん館」の中に入ってみると…… 世界初! 泳ぐペンギンの様子を水中から観察できるやつ!! 流線形のフォルムで、まるでジェット機のようにビュンビュン泳いでいました。 かっけぇぇぇ。なんだろ、この

    「年間300万人の大ブームは本当に辛かった」旭山動物園の園長がいま語る真実(取材:徳谷柿次郎) - Yorimichi AIRDO|旅のよりみちをお手伝い
  • 驚愕の新種!その名は「サザエ」 〜 250年にわたる壮大な伝言ゲーム 〜 - 国立大学法人 岡山大学

    岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)の福田宏准教授は、欧米の古文献を再調査した結果、日では用として広く知られている貝類のサザエが、これまで有効な学名をもたず、事実上の新種として扱われるべきであることを解明し、サザエの学名を新たに「Turbo sazae Fukuda, 2017」と命名しました。研究成果は5月16日、日豪共同刊行の軟体動物学雑誌「 Molluscan Research 」電子版に公表されました。 サザエは、日ではアサリやシジミと並んで最もよく知られた貝類であり、国民的アニメーションの主人公の名前にもなっています。しかしそのような種ですら、我々人類はアイデンティティを正しく把握できていなかったのです。このことは、生物の種の正確な識別と同定がいかに困難であるかを示す一端として示唆的です。 <研究成果のポイント>○ 地球上に存在するあらゆる動物の種のうち、学名のない種

    驚愕の新種!その名は「サザエ」 〜 250年にわたる壮大な伝言ゲーム 〜 - 国立大学法人 岡山大学
  • 錦鯉の放流は何故「絶対に」あってはならないのか - Minakami Room

    こんにちは、Mistirです。 朝から嫌なニュースを見てしまった。 【貢川にニシキゴイ300匹放流】https://t.co/rtC8hiQsd7 ※動画があります! 荒川の自然保護に取り組むNPO法人「未来の荒川をつくる会」は2日、甲府市と甲斐市の貢川2カ所で、ニシキゴイ300匹を放流した。#Yamanashi #山梨 #甲府市 pic.twitter.com/kMSX0tEBxO — 山梨日日新聞社 (@sannichi) 2017年5月2日 ……。 絶句だ。 「何故、そこまで大袈裟な反応をするんだ?」と思われる方にこそ読んでほしくて、この記事を書こうと思う。 「数十年後の未来、錦鯉に埋め尽くされて、黒く濁った川で、錦鯉の駆除活動をしたいのならば是非続ければいい」、これはそういうレベルの問題です。 なんら、メリットがない。 強いて言うなら「パッと見て赤や青の魚が泳いでてわー綺麗ですね!

    錦鯉の放流は何故「絶対に」あってはならないのか - Minakami Room
  • 無酸素で18分も生きる驚異の地下生物「ハダカデバネズミ」──そのメカニズムは医療に新たな可能性をもたらすか

  • 生物の進化をその目で見届けた伝説の生物学者、グラント夫妻、40年の成果を語る

  • 『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版 - HONZ

    ハーバード大学やプリンストン大学をはじめ、全米200以上の大学で採用さている教科書『Evolution: Making Sense of Life』の邦訳3分冊の第1巻である。「教科書」といっても、書は議論の余地のない事実が淡々と積み上げられた退屈なものではない。原著者は『ウイルス・プラネット』等で知られる大人気サイエンスライターのカール・ジンマーと『動物たちの武器』のモンタナ大学教授ダグラス・J・エムレンであることからも分かるように、科学読み物としての楽しさを保ちながら、確かな知識を与えてくれる内容となっているのだ。またAmazon.comでは『Evolution』の価格は12,000円以上と高価だが、この第1巻はフルカラーの図を多く含みながら、1,680円(税別)だというのだから買うしかない。さらに、邦訳者の1人には、『化石の生物学者』の著者であり『ネアンデルタール人は私たちと交配し

    『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版 - HONZ