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ブックマーク / vergil.hateblo.jp (16)

  • アウシュヴィッツ博物館はその倫理的正当性を失った - 読む・考える・書く

    11月20日、アウシュヴィッツ博物館の公式アカウントが以下の内容を投稿した。 RESOLUTION OF THE INTERNATIONAL AUSCHWITZ COUNCIL ON THE TRAGIC EVENTS IN ISRAEL, APPROVED BY CIRCULATION ON 18 NOVEMBER 2023 The International Auschwitz Council by the Prime Minister of the Republic of Poland acknowledges with the deepest pain and sorrow the suffering of… — Auschwitz Memorial (@AuschwitzMuseum) November 20, 2023 イスラエルにおける悲劇的出来事に関する国際アウシュヴィッツ

    アウシュヴィッツ博物館はその倫理的正当性を失った - 読む・考える・書く
    mventura
    mventura 2023/12/04
    シオニストはイスラエル建国のためにホロコーストを利用したという話があるけれど、まじでそうなんじゃないのと思ってしまいそうな。
  • ガザでイスラエルが行っているのはまさに鬼畜の所業。擁護する者たちも共犯だ。 - 読む・考える・書く

    まさかこれほどの蛮行を21世紀の現在、リアルタイムで見せられるとは思わなかった。 アルジャジーラTV:ガザのシファ病院では11日(土)から電気がないため、新生児室の保育器からすべての未熟児を出して、ベッドに集めている。土曜以来34人が死亡し、27人は集中治療室の患者、7人は未熟児。病院長は「未熟児のうち4人は母親が外傷または帝王切開で死亡し、母親がいない」と語る。映… pic.twitter.com/B32g2vF2pT — 川上泰徳 /中東ジャーナリスト◆新刊『戦争・革命・テロの連鎖 中東危機を読む』(彩流社) (@kawakami_yasu) November 15, 2023 イスラエルは南部が「安全」だからとパレスチナ人に避難しろと言ったはずだが、ガザ地区の中南部で3500人以上が殺されている。「安全」なんてどこにもない。 https://t.co/EYu1YxbnaA — 早尾貴

    ガザでイスラエルが行っているのはまさに鬼畜の所業。擁護する者たちも共犯だ。 - 読む・考える・書く
    mventura
    mventura 2023/11/26
    政治家や国連での発言経緯なども纏めるとなお良い。コメントがまだまだ無知に基づいている / 音楽祭はイスラエル側の攻撃も分かっている。ハマスの地下室や、避難させた後どうするか米以が何と言っているか。
  • 『日本のいちばん長い日』原作と映画での、天皇発言の微妙だが重要な違い - 読む・考える・書く

    喜八監督による映画『日のいちばん長い日』(1967年)。日の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。 この映画での昭和天皇裕仁の発言に関して、今日、ジャンボ~ル酸性さんがこんな疑問を投げかけていた。 「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁の発言は当に史実だったのでしょうかね。どんな証拠に基づいているのか、その証拠の信頼性はいかほどなのか。全てが焼かれているはずなのになぜそれは残っていたのか。自分には、天皇をヒーローに仕立て上げたファンタジーのようにしか見えません。 — ジャンボ~ル酸性 (@nyappiripiri) August 15, 2023 ではまず、この映画の、ポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上で裕仁が何と言っていたか、改めて確認してみよう。 映画

    『日本のいちばん長い日』原作と映画での、天皇発言の微妙だが重要な違い - 読む・考える・書く
    mventura
    mventura 2023/08/16
    映画じたい軍部に対する良く言えば敬意のある作品だったと思い、自分の評価は一定距離を置いているが指摘は大事か。沖縄決戦も好きだけど、牛島の自死は(降伏しないことが多くの犠牲を生み)ああ美化されるものでは
  • 関東大震災時の虐殺が映画になったのは喜ばしいが、なぜそこで取り上げるのが福田村事件なのか。 - 読む・考える・書く

    東大震災時に発生した、朝鮮人、中国人、一部日人をも含む数千人が殺された大虐殺事件事件発生から百年後の今、ようやくこの事件をテーマとした劇映画が作られ、一般公開されることとなった。 eiga.com このこと自体はもちろん喜ばしいことなのだが、しかし当時発生した大小無数の虐殺事件の中から、なぜ福田村事件が選ばれたのか。 福田村事件とは、当時たまたま四国から薬の行商にやってきていた集団が千葉県福田村(現在の野田市内)で朝鮮人に間違えられ、子どもも含む9名が自警団に虐殺された事件だ。つまり、殺されたのは日人である。 関東大震災時に繰り返された虐殺事件の中では、ある意味特殊ケースと言っていい。 わざわざこうした例外的な事件を取り上げなくても、当時「普通に」朝鮮人を虐殺した事件がいくらでもあるではないか。 たとえば東京都葛飾区の旧四ツ木橋付近では、捕縛された朝鮮人約30名が自警団に虐殺され

    関東大震災時の虐殺が映画になったのは喜ばしいが、なぜそこで取り上げるのが福田村事件なのか。 - 読む・考える・書く
  • 吉田茂のふざけたジョーク - 読む・考える・書く

    前回記事で取り上げた、敗戦直後、吉田茂がマッカーサーに「日の統計が正確だったら、米国と戦争などしていない」と語ったという件、元ネタは吉田茂の孫である麻生太郎が著書に書いたものらしい。 東京新聞(2/19): 吉田元首相「統計正確なら戦争なかった」 幼い麻生氏に言い聞かせ 毎月勤労統計の不正調査に関する十八日の衆院予算委員会の集中審議で、麻生太郎副総理兼財務相が祖父の故・吉田茂元首相から、不正確な統計をもとに日戦争に突き進んだと聞かされていたことが話題に上った。 立憲民主党の長昭氏が麻生氏の著書「麻生太郎の原点 祖父・吉田茂の流儀」の記述を紹介した。(略)麻生氏は、長氏に「事実か」と問われ「小学生ぐらいの時に何回か聞かされた。おおむねそういうことだ」と答えた。 (清水俊介) そこで麻生の著書を調べてみると、こう書かれていた。[1] また終戦直後のまだ国民が焼け野原で飢えと闘っていた

  • 加害者意識がまったくない陸軍二等兵漫画 - 読む・考える・書く

    『爆笑 陸軍二等兵物語』という、戦争体験者自身が描いた漫画がある。 作者の塚原平二郎氏は1920年生まれなので敗戦時点で25歳、陸軍に徴兵されて中国各地やベトナムを転戦している。漫画自体は創作だが、塚原氏自身の体験や兵隊仲間からの見聞をもとに描かれたリアルな内容だ。[1] この漫画を見ると、作者自身の上官である「中助」(ろくでもない中隊長のことを兵隊たちはこう呼んでいた)をはじめ、素質不良な軍人たちが中国各地の街や村でやりたい放題の悪事を働いている。 ひどい話ばかりだが、少なくとも作者はこうした事件を批判的観点から描いているので、こうした残虐行為を仲間内の場で自慢話のように語っていた元軍人たちよりははるかにマシと言えるだろう。 女囚さそり 第41雑居房、大陸(中国)行軍中に現地の女性を強姦したことをおもしろおかしく得意気に話すおっさんとそれ聞いて喜び羨ましがる若者達。 当時はよくある光景だ

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    mventura
    mventura 2022/06/19
    ただまあ、このような戦後であったから今なお敵国条項が外されないのだろうけど。敵国条項のかけられたまま改憲し敵基地攻撃能力を持っていくことの危うさももう少し論じられてもいいと思うが。
  • 敗戦の翌年、中国での残虐行為を自慢していた元兵士 - 読む・考える・書く

    記事の趣旨からずれるので前回記事では取り上げなかったのだが、『砕かれた神』の著者渡辺清氏は、敗戦の翌年、中国帰りの元兵士が自分の犯罪行為を自慢気に語る場面に遭遇している。[1] 1946年3月11日の日記: 夕じゃ(二時ごろの事)に帰ったら、川端の火じろ端に宮前のほうの博労ばくろうが二人お茶を飲んでいた。肥った赤ら顔のじいさんと、こびんに大きな火傷の痕のある反っ歯の男だ。川端の種牛を見にきたらしく、はじめは牛の値がどうのこうのいっていたが、そのうちに戦争の話になっていった。おれは上がり框かまちに腰かけて夕じゃをよばれながら、反っ歯がじいさんにこんなことを自慢げに話しているのを聞いた。 「上海から南京まで進撃していく間に、そうだな、おりゃ二十人近くチャンコロをぶった斬ったかなあ。まあ大根を輪切りにするみてえなもんさ。それから徴発のたんびにクーニャンとやったけや、よりどりみどりで女にゃ不自由

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    mventura 2022/04/17
    戦争をしない以外に回避策はないよな。
  • 英国労組UNISONのウクライナ反戦声明が素晴らしかったので訳してみた - 読む・考える・書く

    イギリスの労組UNISON*によるウクライナ戦争に関する声明を三春充希さんが紹介してくれている。 *公共サービス労働者の組合で、イギリス最大の労組(組合員130万人)。 UNISON National Executive Council statement on Ukrainehttps://t.co/rmbCtfuwdX ウクライナに関してイギリスの労組が出した声明。この声明はさすがだ。 — 三春充希(はる)?Mitsuki Miharu (@miraisyakai) March 19, 2022 読んでみると確かに見事な声明だったので、訳してみた。 ウクライナに関するUNISON全国運営委員会の声明 我々はロシアウクライナ侵略に反対し、これを非難する。我々は、即時の停戦と、ウクライナから全ロシア軍が直ちに撤退することを要求する。 ウクライナでの戦争は極めて危険な展開を見せている。 こ

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  • 「どうして(虐殺の)写真を撮らなかったのか」→毎日新聞従軍カメラマン「撮っていたら恐らくこっちも殺されていたよ」 - 読む・考える・書く

    従軍カメラマンが撮影した虐殺現場写真は一枚もない 前回記事に書いたように、南京攻略戦に従軍した新聞社などのカメラマンたちはせっせと国策に沿ったプロパガンダ写真を撮っては社に送っていたわけだが、そんな彼らも、日軍と行動を共にしている以上、時には理不尽な虐殺現場に遭遇することがあった。 しかし、従軍カメラマンが撮った虐殺現場写真というのは、一枚も残っていない。 検閲があるから紙面に載せられないのは当然ではあるが、残虐行為を目の当たりにしながら撮影さえできなかったのは、そんなことをしたら自分の身も危なかったからだ。 東京日日新聞(現・毎日新聞)従軍カメラマンとして南京攻略戦を取材した佐藤振壽氏が次のように体験を語っている。[1] 八十八営庭の中国兵“処断” 一夜が明けると十二月十四日の朝だ。筆者が昨夜寝ていた建物は、中山門内の中国軍将校の社交機関・励志社である。一日前は中山陵近くの山上で寒い

    「どうして(虐殺の)写真を撮らなかったのか」→毎日新聞従軍カメラマン「撮っていたら恐らくこっちも殺されていたよ」 - 読む・考える・書く
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    mventura 2021/12/07
    ビジネスうよくでないと書けないのではというコメント多すぎる。
  • 小野田寛郎を英雄扱いしてきただけでも大概だが、今度はその嘘を世界にまで広めるのか? - 読む・考える・書く

    映画『ONODA』がカンヌでスタンディングオベーションという惨事 ゴーストライターが暴露せざるを得なかったほどひどい手記のデタラメ 小野田はとっくに戦争が終わったことを知っていた 小野田はジャングルに潜んで何をしていたのか? 小野田はなぜ津田氏のルバング島行きを嫌がったのか フィリピンで戦った英雄は断じて小野田などではない 映画『ONODA』がカンヌでスタンディングオベーションという惨事 1974年3月、フィリピン・ルバング島のジャングルに30年潜伏していた小野田寛郎元陸軍少尉が帰国した際の歓迎ぶりはすさまじいものだった。 政府が彼のために日航特別機を用意したことから始まり、機が羽田に着陸する30分前からNHKは特別番組の実況中継を開始、小野田が降りるタラップの下には百人近い政府関係者が並び、またそれ以上の数の報道陣がカメラの放列を敷いていた。 まるで戦勝国の凱旋将軍が帰国したかのような扱

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    mventura
    mventura 2021/07/18
    戦時経験者が怪訝や嫌悪でとらえてるエピソードが多々あるのを見ると、戦後の欺瞞のようなものも考えさせられるな。
  • 『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。 - 読む・考える・書く

    半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡喜八監督の映画『日のいちばん長い日』(1967年)。日の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。 以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。 脚や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。 鈴木貫太郎首相 - 笠智衆 阿南惟幾陸相 - 三船敏郎 米内光政海相 - 山村聡 天皇裕仁 - 松幸四郎 下村宏情報局総裁 - 志村喬 井田正孝中佐 - 高橋悦史 畑中健二少佐 - 黒沢年男 徳川義寛侍従 - 小林桂樹 ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。 号泣する男たち この映画では、いい大人の

    『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。 - 読む・考える・書く
    mventura
    mventura 2021/04/09
    自分文脈で見すぎてないかな...映画で何を表現するかはテーマに合わせて取捨選択されるだろうし、監督の視点の濃淡はあるものなので、むしろそこを見てこそ映画の楽しみかなと思うけど。人の話を聞く技術にも近いはず
  • 憲兵までゆるふわ化してしまった『この世界の片隅に』 - 読む・考える・書く

    『この世界の片隅に』で太極旗シーン以上に問題なのが、憲兵が出てくるエピソードだ。この話は以前にも一度取り上げているので内容が一部重複するが、改めて問題点を整理してみることにする。なお、このエピソードに関しては原作マンガとアニメ版に大きな違いはない。 『この世界の片隅に』で「憲兵」はどのように描かれたか このエピソードでは、呉の軍港に浮かぶ軍艦をスケッチしていたすずを間諜(スパイ)容疑者として捕まえた憲兵が、すずを連れて北條家に怒鳴り込んでくる。[1] 家族たちは玄関先で怒鳴り散らす憲兵の説教を神妙に聞いていたのだが、憲兵がいなくなると、次のシーンでは、よりによってすずなどをスパイ扱いした憲兵をバカにして爆笑する。[2] 現実にはあり得ない憲兵描写 しかし、こんなことは当時の現実としてはあり得ない。 まず、憲兵がスパイ容疑者を捕まえたら憲兵隊詰め所に連行して尋問するはずで、容疑者の自宅に引っ

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    mventura
    mventura 2020/08/22
    憲兵をゆるふわに描く自由は当然のこととして、多くの事実と乖離があるのならこの指摘もまた必要なものだと思う。どちらか表現を封じ込めるものでなければ、だけど。
  • 日本の警察はその気になれば「誰でも」逮捕できる - 読む・考える・書く

    「革労協活動家」とされる男性(69)が、「無許可で貸金業を営んだ」という容疑で逮捕された。 「知人の男性に4回にわたってあわせて1万2000円を貸し付け、貸金業を営んだ疑いです。」 わたしもあなたも逮捕だな。 弾圧だということを隠そうともしてない。 報道されても、こういうやりくちに対する反発の声は、無視できるくらい小さいからね。 https://t.co/fT0i1Sa9ZP — よんひゃん (@cucamber_milk) October 18, 2019 (略) 警察によりますと、緒方容疑者は2019年5月から8月にかけて、許可がないにも関わらず、県内に住む知人の男性に4回にわたってあわせて1万2000円を貸し付け、貸金業を営んだ疑いです。 警察は緒方容疑者の認否を明らかにしていませんが、革労協による組織的な関与があったとみて、押収品などを調べ容疑の裏付けを進める方針です。 知人同士で

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  • 悪口とヘイト・スピーチの区別がつかない人たち - 読む・考える・書く

    ネトウヨ一般に共通する特性として、 勉強しない 何度誤りを指摘されても頑として認めない とっくに否定された妄説を何度でも持ち出してくる 議論の前提となる概念に「オレ様定義」を振り回すため会話が成り立たない 無知なのにいつも上から目線 中身が何であれ最後に言い返した方が勝ちだと思っている(いわゆる「論破」w) やっぱり勉強しない といったものがあるわけだが、こちらの記事に、その典型とも言うべきコメントがついた。 朝鮮人へのヘイトが規制の対象で日人や日国の象徴に対するヘイトが「表現の自由」という論拠を教えてください。 常識的に考えれば両方規制の対象のはずですが? あなたが別のところで宣ってる「日の丸も旭日旗も糞」なんて言葉はヘイトそのものですよね。 あなたが大好きな中国で国旗は糞なんて言ったら刑法犯になりますが? あなたの所属するセクトの常識を世間のまともな人に押し付けないでください。はっ

    悪口とヘイト・スピーチの区別がつかない人たち - 読む・考える・書く
    mventura
    mventura 2019/09/20
    注目の記事に朝鮮人虐殺「本庄事件」があるけど、ああいうのを肯定する空気を作るからヘイトスピーチは否定されないとだめだと思う。旭日旗否定がヘイトかというと...うーん。
  • 【補足編】軍艦スケッチ事件から見る『この世界の片隅に』のリアリティへの疑問 - 読む・考える・書く

    前回記事にいくつか気になるコメントを頂いているので、回答を兼ねて補足を書いておくことにする。 画像出典:https://twitter.com/guillotine_the/status/831748289712226304 まず、当時の呉は日最大の軍港であり、海軍の勢力が強かったため、陸軍と海軍の対立関係から、(陸軍の)憲兵は海軍軍属のであるすずに対する扱いを甘くしたのではないか、というご指摘。 これについては、そうかもしれないし、そうではないかもしれない、としか言いようがない。 海軍との軋轢を避けるために大目に見る可能性もあれば、むしろこれを海軍側の失点として利用し、あえて大事にする可能性だってある。どういう結果になるかは憲兵隊の思惑次第、ということになるだろう。(陸軍側が「やんわりと」通告した結果、海軍内部で大事になる可能性も。) また、もし当に海軍軍属のだから大目に見た、と

    【補足編】軍艦スケッチ事件から見る『この世界の片隅に』のリアリティへの疑問 - 読む・考える・書く
  • 臣民根性の行き着く果て―「戦時犬猫供出」 - 読む・考える・書く

    先の大戦時の嫌な話の一つに、犬の供出というのがある。 例によって記録がほとんど残っていない(恐らく敗戦時に廃棄された)ため事件の全体像がはっきりしないのだが、時系列を辿ってみると次のようになる。 日中戦争時からあった予兆 1942年夏の悲劇 犬供出の格化 犬の撲殺をさせられた少年 毛皮は有効に利用されたのか? 日中戦争時からあった予兆 まず、この事件の予兆を示すような出来事として、1940(昭和15)年2月、帝国議会で次のようなやりとりが行われている[1]。 北委員 もう一点、これは軍に直接関係のあるものでありますから、陸軍大臣に伺っておきます。(略)今日ご承知のごとく皮が足らなくて困っている、う物がなくて困っている。こういう際に犬を撲殺することに陸軍が努力したらどうか。非常時であるから統制を強化しなければならぬと、口先では各閣僚共言っておられるけれども、実行的には何もやってお

    臣民根性の行き着く果て―「戦時犬猫供出」 - 読む・考える・書く
    mventura
    mventura 2016/06/13
    "忠誠を試す為だけの儀式"
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