新型コロナウイルスに感染したまま退院する患者がいる――。そんなデマを入院先の男性医師にLINEで流されて拡散を呼びかけられたとして、元患者の40代女性が、医師と病院側に330万円の賠償支払いを求める訴訟を起こした。医師は発信内容の誤りを認め、「医療従事者として不適切だった」と謝罪しているという。 女性が入院していたのは、鹿児島県徳之島町にある「徳之島徳洲会病院」。 訴えなどによると、同病院の医師は今年5月、「うちの患者が飲酒行為などをしたため保健所から強制退院の指示が出て、陽性のまま退院します。拡散してください」とのメッセージを、知人らが参加するLINEグループに送信。女性の実名や年齢、勤務先なども記された内容が実際に広まったという。 メッセージを送った理由として「個人情報より人の命が大事なので拡散してください」とも書き込んだという。 「コロナのやつを雇うな」 職場に電話も しかし陽性のま
在日コリアン3世で人権団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉(シンスゴ)氏が、フリージャーナリストの石井孝明氏のツイッターで「スリーパーセル(潜伏工作員)」などと中傷されたとして、550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。鈴木正弘裁判長は、石井氏に55万円の支払いを命じた。 石井氏は2016年11月~18年2月、ツイッターで辛氏に言及。辛氏の代理人によると、判決は、名誉毀損(きそん)を訴えた「北朝鮮のパシリ」などという10件の投稿について、辛氏の主張を認めた。脅迫だと訴えた「普通の先進国だったら、極右が焼きうちにしかねない」という1件については、脅迫には当たらないと判断したという。 石井氏は「非常に残念な内容。控訴も含めて対応を考える」とコメントした。
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