今週の主張・2004年2月23日 野村秋介さんが「民兵組織」を! 武器調達係が裁判で証言 (1)現金輸送車襲撃犯が「実は…」と供述した 「野村秋介さんが『楯の会』のような民兵組織を作ろうとしてたそうですが、本当ですか」 と、何人かの新聞記者から聞かれた。まさか、と思った。でも、僕が知らないことがあるのかもしれない。それで、野村さんの筆頭門下生だった蜷川正大さんに聞いた。さらに、記者にも蜷川さんを紹介してやった。本当はどうだったのか、側近者から聞いた方がいい。 野村さんは、三島さんを尊敬していた。思想・文学を愛していただけでなく、その生き方を信奉していた。「三島のように生き、三島のように死にたい」と言っていた。事実、そのような生き方だったし、そのような死に方だった。 だが、三島と同じように『楯の会』のようなものを作ろうとしていたとは…。驚きだった。それも、全く奇妙な所から、この話は出てきたの