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ブックマーク / kihamu.hatenadiary.org (3)

  • セックスは自己責任でよいのか――性のケイパビリティとセックスワークの原則自由化を考える - on the ground

    このブログでセクシュアリティの問題を扱ったことは、あまりない。採り上げるほどの興味を持っていないということもあるが、セクシュアリティについて語ると、多かれ少なかれ個人的経験と結び付けて考えざるを得ない部分が必然的に出てくるので、ややためらわれるということが大きい*1。ただ、以前から考えていることはあるので、一度まとめて書いておくのもいいだろう。多分に問題提起的な性格の記事で、ほとんど何も調べずに書くことになるので、ツッコミどころは多いかもしれない。批判は歓迎するが*2、十分にお返事できるかどうかはわからないので、悪しからずご了承あれ。 人間の三大欲求は欲・性欲・睡眠欲だとよく言われるが、欲や睡眠欲の充足は社会的な手当てが必要だと考えられているのに対して、性欲の充足は倫理学や社会政策が問題にする人間の基的「必要need」からも除外されていると言っていい。これは実に深刻な問題である。とに

    セックスは自己責任でよいのか――性のケイパビリティとセックスワークの原則自由化を考える - on the ground
    nekosichi
    nekosichi 2009/12/09
    概ね同意できる。生殖と切り離した上でセックスの有り様を考えることで、硬直している色々な問題が解決すると思う。
  • 『ONE PIECE』における正義と信念の問題 - on the ground

    宇野常寛『ゼロ年代の想像力』(早川書房、2008年)を読んで私が感じた最大の不満は、同著が90年代後半以降のサブカルチャー作品を多数採り上げ、漫画『DEATH NOTE』を新時代の「決断主義」を象徴的に描いた作品として詳しく取り扱いながら、同時期に漫画界のトップランナーであり続けた作品であり、『DEATH NOTE』と同じ『週刊少年ジャンプ』に連載されている『ONE PIECE』への言及を全くと言っていいほど含んでいないことであった。 当ブログではこれまで『DEATH NOTE』と『20世紀少年』を採り上げ、ともに正義にまつわる問題との関連で論じたことがある。両作品を比すと、前者よりも後者の方が思想的な重要性が大きく、内容もより複雑であったが、『ONE PIECE』は内容において両作品よりも遥かに明快でありながら、思想的には最も尖鋭な領域にまで踏み込んでおり、三作の中で最重要の作品と言って

    『ONE PIECE』における正義と信念の問題 - on the ground
  • 現代日本社会研究のための覚え書き――家族(第3版) - on the ground

    連載目次 第1版 第2版 家族の形成と機能――家族への内閉 家族とは何だろうか。家族が果たしている機能について、複数の社会学者が与えている分類を私なりに再整理するなら、以下のようになる*1。 名称 家族の構成員に対する機能 社会に対する機能 (1)性的機能 性的欲求や情愛の充足 性行動の統制 (2)生殖・養育機能 子孫を持つ欲求の充足 社会成員の補充と社会化 (3)生産機能 収入獲得の単位 労働力の提供と生産 (4)消費機能 基的欲求の充足(家事や娯楽の単位) 生活の保障と労働力の再生産 (5)教育機能 知識と技能の伝達 文化の継承 (6)保護・福祉機能 生命や財産の保護と扶養・介護 社会秩序の安定化と生活の保障 (7)休息・精神安定化機能 活動エネルギーの補充と情緒の安定化 労働力の再生産と社会秩序の安定化 (8)地位付与機能 社会的地位(肩書き)の付与 社会秩序の安定化 しかしながら

    現代日本社会研究のための覚え書き――家族(第3版) - on the ground
    nekosichi
    nekosichi 2009/07/24
    これは重要。
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