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ブックマーク / zero-tortoise.hatenablog.com (1)

  • 映画『空気人形』感想 - ZEROの再構築日記

    昨日バルト9で是枝裕和監督の「空気人形」を観てきた。 不思議な作品だ。キーワードが散りばめられていて何度も咀嚼できる映画だと思う。 「空気人形」は空気で膨らまされた独身男性用の愛玩ラブドールの事だ。その空気人形がある時<こころ>を持ってしまうことから物語は始まる。空気人形を演じるペ・ドゥナは、持ち主の目を盗み外に出て、世界の仕組みをひとつひとつ拙く感じ始める。彼女のアパートは河の向こうに高層マンションが建ち並ぶが、開発からぽっかり抜け落ちたような、かといって歴史的建築物がある訳でもない都心の空虚な場所。劇中では「京橋区銀町」とされていたが、東京都中央区明石町や湊のあたりがモデルかもしれない(僕はこのあたりをよく昼休み散歩する)。よくありがちな昔からの近所づきあいとかふれ合いとかはここでは描かれない。町が空洞化してしまって、移る術もない老人と一時的住民はそれぞれ孤立している。人形のように心に

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