アメリカ大統領選挙を現地取材したジャーナリストの立岩陽一郎氏は、日本メディアの大統領選やコロナにおける「偏向報道」を見て、困難な時代が続く可能性が高い今こそ、真偽を見極める「ファクトチェック」の技術が重要だと語る。 虚偽の情報にまどわされたり、拡散させたりすることなく、コロナ社会を生きぬくための「ファクトチェック」とはーー。 8900万人が共有する「虚偽情報」
話を聞くとアメリカの大統領選ではバイデン、民主党陣営による大規模な不正が行われ、州によっては開票箱から死者の票が出てきたり、実際の州の人口を超える投票が行われたという。事実であればこれは大変なことだ。集計時に使用されたドミニオン社製の投票機では不正操作があったのだとか。 だが僕が普段目にしている一般的なメディアではそのような報道を目にしたことは一度もなかった。唯一芸人のほんこん氏がそのような話題をテレビで真顔で話している動画を観たことがあったかもしれない。 だがいくら大統領選挙の結果を巡って混乱が起きているとはいえ、「トランプに決まった」はさすがに社会全体の認識との乖離が過ぎるのではないか。こうして原稿を書いている今も再集計後のウィスコンシンやアリゾナではバイデン前副大統領の勝利が認定され、政権移行が進んでいるところだ。 それではこのコロナ禍にあって黒字決算を重ねる会社の優れた経営者であり
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