フェルベーク監督は清武のPK失敗についても、「彼はこれまでもチームで一番のキッカーだったし、ミスは誰にでもあるものだ」と信頼厚いコメントをしている。 「叩きこんでやりましたよ。気持ち、入っていたでしょ」 清武弘嗣は、満面の笑みを浮かべ、弾んだ声で、そう言った。 ブンデスリーガ第22節、アイントラハト・ブラウンシュバイク戦。1点をリードされた後半だった。キックオフからハビエル・ピノラからトマシュ・ペクハルトを経て、ヨシプ・ドルミッチが落としたボールが清武に渡り、そのまま中央から右足でゴールに突き刺した。値千金の同点ゴールは、その1分後にトマシュ・ペクハルトの逆転ゴールを生む非常に重要な一撃となったのである。 「ファーストトラップで決まりましたね。ピノラが持った時からボールが来るか、来るかって思ってて、ヨシプが落としてくれた時、きたーって思った。トラップで2人抜きして打った瞬間、入ったと思った