――日本人の環境意識は、本当に高いのか? 3月12日に日本の中長期的な温室効果ガスの削減目標を盛り込んだ「地球温暖化対策基本法案」が閣議決定され、19日には「国内の温暖化ガス排出量を2020年までに1990年比25%削減する」という目標の達成に向けた、中長期のロードマップ(行程表)案が公表されました。いよいよ新しい環境規制の枠組みについて本格的な議論が始まるのか、と考えたいところですが、その道のりはまだまだ険しいようです。 そんな“茨の道のり”を感じさせられたのが、3月9日に株式会社NTTデータスミスが公表した「世界24ヵ国地球温暖化意識調査」という興味深い調査報告です。同社のホームページ上でも公表されていますので、詳しい調査報告については、そちらをご覧いただきたいのですが、この調査報告を見て、環境問題に対する「日本人の思考停止パターン」を垣間見たような気がしました。 思いのほか低い!?