現在発売中の雑誌『一個人』2010年11月号(KK ベストセラーズ)保存版特集 国宝入門を拝読していて、あれっ?と気になった箇所がありました。 「一個人 (いっこじん) 2010年 11月号」[雑誌] 国宝の特集号である今月号の第2部「五大絵師の傑作『屏風絵』を鑑賞する」という最もページ数を割いている箇所があります。(26〜73ページ) 「あれっ?」と気になった箇所とは、その長大な第2部で長谷川等伯が紹介されている中にありました。 『一個人』11月号お手元にある方は、40ページ辺りにある折り込み箇所「国宝 智積院障壁画を鑑賞する」をご覧ください。どどーーんと見開き6ページ分も使い長谷川等伯筆「楓図」が掲載されています。ゴージャスです。 問題はその解説文。以下検証の目的で引用します。 天正十九年(1591)八月五日、豊臣秀吉の晩年に誕生した愛児鶴松が、わずか三歳で早世した。秀吉の悲しみは深く