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ブックマーク / agora-web.jp (6)

  • Twitterのリストラとネットバブル:自社製品に興味がなかった人たち

    TwitterやFacebookのリストラ劇を見ていて、ネットバブルの頃にそっくりだなと感じた。 必要なのはシステムを作って回して直すエンジニアと、営業や人事、宣伝などのコストセンターの人間は少ししかいらないのに、いつの間にかエンジニア以外の人が増え、不要な部署が拡大し、会社の金の横領、めちゃくちゃな経費の使い方などが横行して、結局利益なんか出ず破綻した会社だらけだった。 前回のネットバブルの頃、自分はアメリカの情報管理の大学院にいて、ニューヨーク、ワシントン、カリフォルニアでバブル真っ只中のスタートアップを目にし、同級生の多くが就職していった。 赤字垂れ流しで投資家の金で豪華な福利厚生、陽キャラなパーティーやイベント。出張に行った先でランボルギーニやフェラーリをレンタルして事故を起こす人間、次々に知り合いを連れてきて高い給料を要求する、インチキなプロダクトへ投資を求める起業家、横領して海

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  • 八幡氏への反論:歴史学者のトンデモ本への向き合い方

    『週刊ポスト』2019年3月15日号に掲載された歴史小説家・井沢元彦氏の『逆説の日史』(以下『逆説』と略す)第1218回は、「井沢仮説を「奇説」「歴史ファンタジー」と侮辱する歴史学者・呉座勇一氏に問う」というものだった。私が朝日新聞に連載中のコラムなどで展開した井沢氏の著作に対する批判に、氏が反論したものである。 この問題について評論家の八幡和郎氏がアゴラ上で論評を加えている。 「週刊ポスト」で井沢元彦氏が呉座氏に公開質問状 井沢氏の公開質問状に対しては『週刊ポスト』誌上で回答する予定であり、それを読んでいただければ私の真意は八幡氏にも伝わると思うが、事前に一点だけお伝えしておきたい。 具体的な批判を控えている理由 八幡氏は前掲記事で 売れたからといって著作態度が安直だとか、監修という言葉が普通と違うとか、井沢氏の著作は学者から見て価値がないとかいう姿勢論でなく、百田氏の書いていることの

    八幡氏への反論:歴史学者のトンデモ本への向き合い方
  • 羽田成田の直結鉄道は誰も利用しない

    今日(2014年6月15日)の日経新聞で、羽田成田を直結させる鉄道を建設しよう、という話が記事になっている。 この話は何度も出て来るのだが、果たして羽田と成田を直接移動するための鉄道は必要なのだろうか。普段から羽田成田を移動している地方在住者の立場で意見を述べる。 結論から言えば、必要度の低い公共事業を行うために、関東住民の理解を得られそうなネタを作っているだけのことである。地方で公共事業を行うことに対しては、関東住民からの批判が強いが、関東で公共事業を行うのであれば、関東住民からの批判は起こりにくい、という現実を突いているのだ。 「必要性」の根拠を地元負担という点から客観的に考えてみたい。例えば整備新幹線では地元負担があっても建設したいとの地元の声が強いが、この羽田成田直結鉄道については、地元負担を嫌って、少なくとも東京都知事が舛添氏の間は、具体化することはないように感じられる。都知事が

    羽田成田の直結鉄道は誰も利用しない
  • 「それは、会社を辞めてでも、やりたいことなのか」星海社新書初代編集長ご退任によせて 

    9月30日、星海社新書初代編集長の柿内芳文氏が11月末をもって「卒業」することが発表された。この出来事や彼の歩みを通じて、今どきの出版業界や、編集者のキャリアについて徒然なるままに考えてみることにする。 「新書こそがノンフィクションの完成形である」と信じる柿内芳文氏は、まさに新書バカだ。 同氏は前職の光文社時代に『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉)や『99.9%は仮説』(竹内薫)『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(城繁幸)などの大ベストセラーを連発したことで知られている。光文社時代の彼の仕事はすべてが記録であり、記憶に残るものだった。これらの他にもヒットを連発したし、佳作も多数あった。 光文社時代の彼の作りには、法則があった。タイトルとサブタイトル、帯で読者の素朴な疑問や怒りを代弁する。前書きでがっちりと掴む。その後の章では、衝撃的な事実を並べたてていく。章のタイトル、項目見出し

  • Facebookは広告だらけ

    Facebook人口が増えている。日でのユーザーは600万人を超えたようだ。この勢いでは早々に1000万人を突破すると思われる。そして企業が開設するFacebookページも6万件程度はあるようだ。 そして、facebookのページ横にはいつも広告が表示されている。しかも、「○○大学を卒業した方の転職情報」などというように自分の属性をピンポイントについた広告だったりする。私自身それをクリックすることはないのだが、「友人の△△さんがいいねと言っています」なんて表示もあるので、気になることは気になってしまう。 そしてFacebookを生んだアメリカでは、入社選考の際には応募者のfacebookを確認するのがもはや当たり前となっているそうだ。また70%の大学で入試の際の参考資料としてFacebookを利用しているという。実名制だからそのようなことが可能になっているのだが、そうなると個人も馬鹿な行

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  • 携帯電話におけるSIMロック論争 - 松本徹三

    今年の1月から半信半疑でTwitterをやり始めましたが、多くの人達と同様、やり始めると癖になり、その上、効能も大きいことが分かりました。実名でTweetしていますが、特に宣伝はしていないのに、3ヶ月を経ずしてFollowerは5,460人を超えました。140字の制限があるおかげで、メッセージがついつい長くなることへの自省が働く為、ちょっとした待ち時間を利用しての、自分なりの「気晴らし」にもなっています。 しかし、軽く書いたコメントに賛否両論が生じ、文字数を気にせずに詳しく説明をせねばならなくなる羽目になることもあります。いや、もう少し前向きに考えるなら、即座に反論がきたり、これまで盲点になっていたことを教えられたりするので、Blogレベルで筋道を立てた議論をする為の「良い刺激」にもなります。 そういうわけで、今回は、携帯通信事業会社に勤務している私の専門分野について、アゴラの場を借りて、

    携帯電話におけるSIMロック論争 - 松本徹三
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