台北(CNN) 行き止まりの路地の陰で、一体の骸骨が、ワイングラスとたばこを手に持ち、壁に寄りかかりながらバースツールに腰かけている。 ここ「厭世(えんせい)会社」は、世間の人々から離れて、酒を飲んだり、食事ができるバーだ。 このバーでは、創造性に富んだカクテルに加え、ブラックユーモアや人間に対する嫌悪も提供する。 この店のカクテルには、暗く、陰気な名前が付けられている。例えば「幽霊島茶」は、台湾のスプリングウォッカとカバランウイスキーに少量のテキーラ、カルーア、ベルモット酒、レモン汁を加えたカクテルだ。 またジンベースの「最後の言葉」というカクテルを注文すると、自分が死に際に言うセリフをカードに書くように丁寧に依頼され、店内のカードの山に加えられる。 店自体は、ダークユーモアと暗い装飾が特徴だ。店の壁、メニュー、皿はすべて黒で、フライドチキンですら黒色をしている。鶏肉を台湾の伝統的な豆腐