不特定多数と容易にやり取りができるインフラとなるインターネットと、そのインターネットにいつでもどこからでもアクセス可能な携帯電話、中でも機能が充実したスマートフォンの浸透により、未成年者の間でもインターネットを用いたコミュニケーションは急速に普及しつつある。その利用状況について、今回は内閣府が2020年4月に報告書を発表した、「令和元年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(※)の公開値から、現状を確認する。 次に示すのは小中高校生が主に使っている、インターネットへのアクセス機器となるデスクトップパソコン、ノートパソコン、従来型携帯電話、スマートフォンそれぞれでインターネットを利用している人における、コミュニケーションツール(電子メールやメッセンジャー、チャット、ソーシャルメディアなどを合わせた意思疎通サービスすべて)を利用している人の割合。例えば全体でデスクトップパソコンの値は18.