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祗園社と祇園祭 元慶元年(877)疫病が流行したので占ったところ、東南の神の祟りとされた。そのため各社に祈り奉幣が行われたが、一向に治まらなかった。さらに占ったところ、東山の小祠の祟りとわかり勅使を発遣、祈ったところ疫病の流行が止んだ。これが祇園社の発展の契機となり、僅か2年後の元慶3年(879)には陽成天皇より堀川の地十二町が神領地として寄進され、また同地の材木商人360人は神人に補せられ、経済的基盤が早くも確立した。 御霊会 疫病の流行により朝廷は863年(貞観5年)、神泉苑で初の御霊会(ごりょうえ)を行った。御霊会は疫神や死者の怨霊などを鎮めなだめるために行う祭で、疫病も恨みを現世に残したまま亡くなった人々の怨霊の祟りであると考えられていた。しかし、その後も疫病の流行が続いたために牛頭天王を祀り、御霊会を行って無病息災を祈念した。 869年(貞観11年)、全国の国の数を表す66本の矛
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(市民しんぶん北区版「いきいき北区」 平成11年11月15日号より転載) 長年にわたり各種団体や社会福祉協議会のお世話をされている黒田實さんに話をお聞きしました。 賀茂街道に沿って 出雲路学区は、かつての愛宕郡の出雲郷鞍馬口村と小山郷小山村のうち、賀茂川西岸に沿う地域で、長らく上賀茂神社領でありました。 明治22年、町村制施行により鞍馬口村となり、大正7年、京都市に編入、昭和4年には、前年の小学校新築に合わせて出雲路学区の名称が付けられました。 現在は、北山大橋から賀茂街道に沿って葵橋手前まで南北約2㎞、東西 200mの細長い地形に、約千百世帯の方が住んでおられます。小学校の通学区域としては、昭和20年代の若干の変更を経て、今宮通、紫明通、出雲路橋を境に、北から元町、紫明、上京区の室町及び京極の4つに分かれています。中学校は、紫明通以北が加茂川中学、以南が烏丸中学に通学となります。 (補記
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織田信長像 岩成友通(落合芳幾作) 観音寺城の戦いで勝利した織田信長は、足利義昭を奉じて上洛する2日前の永禄11年(1568年)9月26日、柴田勝家、蜂屋頼隆、森可成、坂井政尚ら4人の家臣に先陣を命じ、桂川を渡河し三好三人衆の岩成友通が守る勝龍寺城を攻撃させた。 岩成友通は足軽衆を中心に応戦したが、織田軍は馬廻り衆を乗り入れ戦いを有利に進めて首級を50余りあげ、上洛を果たしていた信長の陣所である東福寺へ届けたとされる。 自ら首改めを済ませた信長は、上洛を果たした翌9月29日に全軍に出陣を命じ、信長自身が5万兵を率いて勝龍寺城の攻略に向かった。畿内の広範囲を勢力下に置いていた三好三人衆であったが、織田方の軍を前に降伏・開城する[5]。これは観音寺城の戦いで近江守護であった六角義賢・義治父子が織田軍の上洛を防ぐと予想していたが、一日も経たずに観音寺城が落城したことが影響していたと考えられている
西殿塚古墳と前方部が酷似していることがわかった元稲荷古墳=15日、京都府向日市(五十嵐一撮影)(写真:産経新聞) 京都府向日市の元稲荷古墳(3世紀後半、全長約92メートル)が、邪馬台国の女王・卑弥呼の後継者、壱与(いよ)(台与)の墓説がある奈良県天理市の西殿塚古墳(3世紀後半、全長約230メートル)の2.5分の1の相似形で造営されたことが分かり、向日市埋蔵文化センターが15日、発表した。 西殿塚古墳と酷似する古墳が確認されたのは、これまでに大阪府柏原市の玉手山古墳群以外ないという。同センターは「相似形で造営するのは、大和の大王家と密接でなければ技術的に無理。被葬者が地域の有力者だったことが裏付けられる」としている。 元稲荷古墳は国内最古級の前方後方墳。昨年12月から前方部付近の約130平方メートルを発掘調査した結果、直線的に伸びる前方部(長さ約42メートル)の形が前方後円墳の大王墓とさ
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