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望月新一の検索結果1 - 40 件 / 77件

  • 未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明 京大の望月教授 斬新・難解で査読に8年 | 毎日新聞

    未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明したとする望月新一・京都大数理解析研究所教授(51)の論文が、同所が編集する数学専門誌に掲載されることが決まった。3日、京大が発表した。ABC予想は、素因数分解と足し算・かけ算との関係性を示す命題のこと。4編計646ページからなる論文は、斬新さと難解さから査読(論文の内容チェック)に8年かかったが、その正しさが認められることになった。有名な数学の難問「フェルマーの最終定理」(1995年解決)や「ポアンカレ予想」(2006年解決)の証明などと並ぶ快挙となる。【阿部周一、松本光樹】 望月教授は2012年8月、構想から10年以上かけた「宇宙際タイヒミューラー(IUT)理論」の論文4編を、インターネット上で公開した。これを用いればABC予想など複数の難問が証明できると主張し、大きな注目を集めたが、既存の数学が存立する枠組み(宇宙)を複数考えるという構想は

      未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明 京大の望月教授 斬新・難解で査読に8年 | 毎日新聞
    • 数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(前編)スペシャル - NHK

      https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pzwyDRbMwp/ (2022年4月10日の放送内容を基にしています) 2020年4月。「abc予想」と呼ばれる数学の重要な未解決問題を、日本人が証明したというニュースが駆けめぐりました。論文を書いたのは、京都大学数理解析研究所教授 望月新一博士。世界的天才として知られてきた人物です。 abc予想を証明した、博士の「宇宙際タイヒミューラー理論」。査読の完了と専門誌への掲載は、望月博士の偉業が、世界に正式に認められたことを意味しました。ところが…望月の証明はまだ受け入れられないと主張する数学者が多数現れ、今も激論が続いているのです。一つ一つ論理を積み上げていけば、誰もが同じ結論に達するはずの数学の世界。完全に正しいとする数学者がいる一方で、なぜ多くの数学者が理

        数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(前編)スペシャル - NHK
      • 難問「ABC予想」論文が掲載 京都大の望月教授が証明 | 共同通信

        30年以上にわたり未解決だった数学の難問「ABC予想」を証明した京都大数理解析研究所の望月新一教授の論文が、同研究所が編集する国際専門誌「PRIMS」の特別号電子版に4日付で掲載された。 難解な論文は査読者も理解に時間を要したとされ、審査に7年半かかった。内容に懐疑的な海外の数学者もいるが、編集に携わった同研究所の玉川安騎男教授は「反論は出尽くしており、今後も平行線のままではないか」との見方。「若い研究者が本腰を入れて論文を読み、改良、一般化、応用などの後続研究が現れてほしい」と期待した。 ABC予想は、整数の足し算と掛け算の関係にまつわるもの。

          難問「ABC予想」論文が掲載 京都大の望月教授が証明 | 共同通信
        • 数学の定義は本当に厳密で一意なものと言えるのか気になりました

          たとえばユークリッド幾何学での直線は「幅をもたず、両側に方向に無限にのびたまっすぐな線」だそうですが、これも「幅」とは?「(幅を)持つ」とは?両側とは?「方向」の定義は?「無限(限りが無く)」とは?そもそも「限り」って何?「のびる」とは?「まっすぐ」とは?「線」と結論づけるのは循環論法じゃないの? と突っ込む人にとっては厳密ではなくなっていませんか? ここで、これらの言葉の意味は、国語辞典に載っている意味と同じものだよなどといおうものなら、それこそ数学の厳密性を否定したようなものになってしまっていると思います。 たとえば「方向」を調べたら「向くこと」とでます。これを調べると「物がある方向を指す」というふうに出ます。これは循環論法に陥ってますし、「物の正面があるものに面する位置にある」という別の語釈もありますが、物とは?正面とは?面するとは?位置とは?となります。これを繰り返せば結局どこかで

            数学の定義は本当に厳密で一意なものと言えるのか気になりました
          • 数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(後編)スペシャル - NHK

            https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pBg9n63J4m/ (前編はこちら) (2022年4月10日の放送内容を基にしています) 2012年8月30日。インターネットに突然、abc予想を証明したとする論文が掲載されました。タイトルは「宇宙際タイヒミューラー理論」。著者はアメリカをあとにし、日本での研究生活を選んだ望月新一博士。数学界は驚きと興奮に包まれます。 コロンビア大学 上級講師 ピーター・ウォイト 博士「みんなワクワクしていました。新しいアイデアが数学に流れ込んでくるぞという期待であふれました」 世界中の数学者たちが、一斉に望月論文を読み始めます。 ところがその内容は、多くの数学者をとまどわせるものでした。数学全体を「宇宙」と呼ぶだけでなく、「劇場」「エイリアン」などといった、聞いたこともな

              数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(後編)スペシャル - NHK
            • 数学の超難問ABC予想、京大教授が証明 検証に7年半:朝日新聞デジタル

              35年間未解決で、世界中の数学者を悩ませてきた数学の超難問「ABC予想」を、京都大数理解析研究所の望月新一教授(51)が証明した。7年半に及ぶ検証を経て、証明論文の正しさが認められ、国際的な数学誌への掲載が決まった。京大が3日、発表した。数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞級の業績だ。 ABC予想は、1、2、3…と無限に続く整数の性質を研究する「整数論」の難問。1985年にスイスとフランスの数学者により提示された。正の整数aと整数bの和がcの時に成立する特別な関係を示す。整数を統制する包括的な問題のため、証明されると他の様々な数学の難問を一挙に解決に導く。「フェルマーの最終定理」(95年解決)、「ポアンカレ予想」(2006年解決)に匹敵する超難問とされる。 望月さんは、00年にABC予想の証明に本格的に着手。ドイツの数学者タイヒミュラーが考案した空間論に、独自の考え方を導入した新理論「宇

                数学の超難問ABC予想、京大教授が証明 検証に7年半:朝日新聞デジタル
              • ABC予想「証明は本当か?」 欧米で論文に異議相次ぐ:朝日新聞デジタル

                数学の超難問「ABC予想」を証明したと京都大数理解析研究所(数理研)の望月新一教授(51)が発表した宇宙際タイヒミュラー(IUT)理論の論文をめぐり、「本当に証明できているのか?」と欧米を中心に議論になっている。論文は、数理研が発行する国際的な専門誌が7年半かけて検証し、証明が正しいとして掲載を決めたと今年4月に発表したが、一部の数学者は納得していない。 「不可解な数学の証明が出版される」 英科学誌ニューサイエンティストは発表直後、そんなタイトルの記事を掲載した。フィールズ賞を30歳で受賞した若き天才、独ボン大のピーター・ショルツ教授が「論文には深刻で修正不能な飛躍がある」と批判したのを紹介。英国の別の数学者は「証明には欠陥があるという見方に変わってきている。あるグループでだけ認められ、他では認められていないのは悪い状況だ」と指摘した。

                  ABC予想「証明は本当か?」 欧米で論文に異議相次ぐ:朝日新聞デジタル
                • 中学生が東工大教授に質問 「たし算とかけ算の決定的な違い」は何なのか? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                  数の世界には「たし算」と「かけ算」があるのはあたり前のことだ。しかし、「このように当たり前で基本的なことが、問題の難しさの根本にある」ことを知っているだろうか。 数学界の重要な未解決問題に「abc予想」がある。「互いに素でありかつ a + b = c を満たすような3つの自然数a、b、c の和と積の関係について」の仮説だ。 数学の世界に混ざり合うように存在しているたし算とかけ算を「分離する」力を備えたこの予想が証明できれば、数々の難問を簡単に解決できてしまうという。そして、世界の多くの数学者が「理解することをあきらめた」ともいわれるこの難解な予想を証明する論文が2021年、受理され、世界に大きな驚きと衝撃を与えた。論文を発表したのは、京都大学数理解析研究所教授の望月新一教授である。 Forbes JAPANでは、数学界の進化を支える根源的な問題ともいえるこの「たし算とかけ算の違い」、そして

                    中学生が東工大教授に質問 「たし算とかけ算の決定的な違い」は何なのか? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                  • ABC予想のよくある間違い - tsujimotterのノートブック

                    望月新一先生の「宇宙際タイヒミュラー理論」に関する論文が、論文誌に採録されることが決まったというニュースが飛び込んできました。 mainichi.jp 論文の原稿は8年も前から発表されており、その内容の壮大さから、数学好きの間で度々話題になっていました。特に、この理論の系として「ABC予想」と呼ばれる未解決問題が導かれるということが、数学好きとは限らない数多くの人の興味を引きました。 論文の主張が正しいかどうかは、結果的には論文を読んで自分で確かめる他ありません。 (論文誌に掲載されたということは、関連分野の専門家に査読されたということを意味しますが、これは主張の正しさが証明されたことを意味しないからです。) しかしながら、一数学ファンとしては、論文誌に掲載されるというニュースを聞いて、純粋に嬉しい気持ちになりました。 一つの節目として、せっかくなので、自分の中の理解の確認のためにも、AB

                      ABC予想のよくある間違い - tsujimotterのノートブック
                    • ABC予想の壮大な証明をめぐって数学の巨人達が衝突する

                      今回紹介するのはabc予想の証明に関する最近の動向を伝えている記事です。 これを選んだ理由は素人衆が知ったかぶりに勝手なことを書いているのをネット上で散見するからです。ここで言う素人衆は日本のメディアはもちろんのこと、馬鹿サイエンスライターも当然含みます。昨年末(2017年12月16日)に某新聞が誤報に近いことを報道したことも記憶に新しいでしょう。そんな情報に振り回されないために今回の記事です。 今回の記事は正確かつ公平だと私は思いました。私の友人共の何人かは、この方面の専門家だから門外漢の私はいろいろなことを教えてもらいました。その上での感想です。 その方面の専門家でなくても数学の研究者なら望月論文は無理でもレポートは読めるはずなので、もっと詳しく知りたい人はレポートを読んで下さい。 前置きはこれくらいにして、紹介する記事は"Titans of Mathematics Clash Ove

                      • 「ABC予想」を証明したとされる京大の望月教授のブログがぶっ飛んでて面白いと話題に

                        math_jin @math_jin 【速報】ABC予想、証明確定。望月のABC定理誕生。 "solved abc conjecture" "Mochizuki's ABC Theorem" #IUTABC #ABC予想証明・望月ABC定理誕生 未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明 京大の望月教授 斬新・難解で査読に8年 - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20200… 2020-04-03 14:03:18 リンク 毎日新聞 未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明 京大の望月教授 斬新・難解で査読に8年 - 毎日新聞 未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明したとする望月新一・京都大数理解析研究所教授(51)の論文が、同所が編集する数学専門誌に掲載されることが決まった。3日、京大が発表した。ABC予想は、素因数分解と足し算・かけ算との関係性を示す命題

                          「ABC予想」を証明したとされる京大の望月教授のブログがぶっ飛んでて面白いと話題に
                        • 2018年9月20日、Quanta Magazine "Titans of Mathematics Clash Over Epic Proof of ABC Conjecture" の翻訳

                          tar0log.tumblr.com tar0.tumblr.com | taro.haun.org | @tar0zzz | @4bungi | @4bungi | suzuri Tags: abc, eht, life, mini, prfm, photo, ringo, sci, writing Feb 21, 2023: My blog has moved to 4bungi.jp/blog/. I will keep this tumblr so the links will not be broken, but I am also copying the articles I have posted here to 4bungi.jp. Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep movin

                          • 現代数学で最重要の難問「ABC予想」を証明、論文掲載へ 京大・望月教授、8年越しで専門誌に(京都新聞) - Yahoo!ニュース

                            現代数学で最も重要な難問とされる「ABC予想」を証明したとする京都大数理解析研究所の望月新一教授の論文が、同研究所の編集する専門誌「PRIMS」に掲載されることが3日までに決まった。論文はインターネット上に2012年から公開されていたが、8年越しで専門誌に掲載されることとなる。 【写真】京大に看板「中止だ中止!」 整数では足し算と掛け算ができるが、ABC予想はその二つの演算の絡み合い方に関する問題。1980年代に欧州の数学者たちに提唱された。ABC予想の成立を仮定すると、多くの未解決の予想が証明されるため重要な問題とされてきた。論文は四つあり、計約600ページに上る。 PRIMSの編集委員長は望月教授だが、同研究所の柏原正樹教授と玉川安騎男教授が共同編集委員長となり、望月教授を除いた特別編集委員会をつくって今回の論文を審査した。 望月教授は発表したコメントで、証明の難しさについて「既存の数

                              現代数学で最重要の難問「ABC予想」を証明、論文掲載へ 京大・望月教授、8年越しで専門誌に(京都新聞) - Yahoo!ニュース
                            • 数学の望月理論「人類初、数百年に1度の偉業」 加藤文元氏に聞く(1/2ページ)

                              数学の超難問とされてきたABC予想を証明した望月新一京都大教授の論文の正しさが、権威ある専門誌に認められた。証明の前提となった「宇宙際タイヒミューラー理論」は極めて難解だが、長期的には社会を変える大きな可能性を秘めている。望月氏と親交が深く、新理論に関する著作もある東京工業大の加藤文元(ふみはる)教授(数論幾何)に論文掲載の意義を聞いた。(科学部 小野晋史) --今回の決定をどう見る 「率直に言ってよかったと思う。とても長い論文で内容が難解かつ斬新だったこともあり、ここまでに長い時間がかかったが、掲載決定は一つの到達点だと思う。(掲載される専門誌の)『PRIMS(プリムス)』は世界的に見ても非常に信頼性が高く、一定のお墨付きであることは間違いない。私自身は望月さんの理論が正しいものだと思っていたので、この日が必ず来ると考えていた」 --ABC予想はなぜ、重要な未解決問題とされてきたのか 「

                                数学の望月理論「人類初、数百年に1度の偉業」 加藤文元氏に聞く(1/2ページ)
                              • “ABC予想証明”の欠陥発見に賞金1.4億円 ドワンゴ創業者の川上さんが設置

                                数学の未解決問題「ABC予想」を証明する理論の欠陥を指摘できれば賞金1.4億円──一般社団法人日本財団ドワンゴ学園準備会(東京都中央区)は7月7日、そんな取り組みを始めると発表した。発起人はドワンゴ創業者である川上量生さんだ。 ABC予想は、自然数の足し算と掛け算に関する予想で、この予想を仮定すると数論に関する多くの予想や定理を導けることから、数論における重要な未解決問題として知られる。この問題を証明する理論として、京都大学数理解析研究所の望月新一教授は「宇宙際タイヒミューラー理論」(Inter-Universal Teichmuller, IUT理論)を提唱している。 望月教授がIUT理論の論文を公開したのは2012年。7年半の査読期間を経て、京都大学数理解析研究所が編集する国際論文誌「PRIMS」に2021年に掲載された。IUT理論を巡っては、理論の正しさに懐疑的な数学者が存在する一方

                                  “ABC予想証明”の欠陥発見に賞金1.4億円 ドワンゴ創業者の川上さんが設置
                                • 「abc予想」証明正否に私財で賞金1.4億円、数学界の混乱に決着を | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                  京都大学数理解析研究所の望月新一教授は2012年8月、4本の論文をインターネット上に公開した。未解決の数学的難問「abc予想」を解決できるとする「IUT理論(宇宙際タイヒミューラー理論)」である。 しかし、きわめて難解にしてあまりにも長大なこの論文をめぐって、世界の数学界には予想外の大きな「混沌」が生じた。現在では議論も膠着状態となっている。 そんな中、6月6日に設立(設置構想中)が発表されたZEN大学の研究機関、「宇宙際幾何学センター(Inter-Universal Geometry Center; IUGC(仮称)、所長 加藤文元氏)」は、この理論とその関連分野における新しい重要な発展を含む最優秀論文に、「IUT Innovator Prize」として毎年賞金2万ドル〜10万ドルを贈呈することを発表した。 またドワンゴ創業者 川上量生氏は、IUT理論の本質的な欠陥を示した論文を執筆した

                                    「abc予想」証明正否に私財で賞金1.4億円、数学界の混乱に決着を | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                  • 数学における最大の謎: 望月新一と不可解な証明

                                    前回紹介した"ABC予想の壮大な証明をめぐって数学の巨人達が衝突する"はもちろん一般大衆向けの記事です。数論、数論幾何学、IUTT(宇宙際タイヒミュラー理論)のいずれかの専門家なら、そんな記事を読まなくても、そこまでに至る経緯は十分に承知しています(何故なら自分達の飯の種を左右する問題だから)。その方面の専門家でなくても数学研究者なら数学コミュニティ又は数学界を通して大概の経緯を聞き及んでいます。 私の身辺(私の友人共はすべて何らかの形で数学研究に携わっているので、それらを除きます)でその記事を読んだ感想は"そんなに拗れるのは不思議だ。もっと経緯を知りたい"というのが多かったです。その身辺の彼/彼女等はもちろん素人衆ですので、望月新一博士の名前も報道でしか聞いたことがないし、数学で何故これほどまでもつれるのか不思議でならないそうです。彼/彼女等は至って真面目です(何故こういう事を書くかと言

                                    • 望月氏のABC理論の証明の何が問題になっているのか? - himaginary’s diary

                                      既にニュースで報じられているように、京都大学の望月新一教授によるabc予想の証明が査読を経てPRIMS特別号電子版に3月4日付で掲載されたが、本ブログの過去のエントリ(ここ、ここ、ここ)で紹介した海外の学者と望月氏との溝はむしろ深まったようである。海外の学者による批判の一つの舞台となったブログ「Not Even Wrong」の運営主であるコロンビア大のPeter Woitは、「ABC is Still a Conjecture」というエントリを上げて、望月氏の証明を認めない姿勢を堅持している。このエントリはサイエンスライターの中野太郎氏が訳されているが(cf. 追記の訳、中野氏の関連ツイート)、その中野氏が、批判の急先鋒(かつフィールズ賞を受賞した大物数学者)であるピーター・ショルツに取材したところ(cf. 中野氏の関連ツイート)、ショルツも証明を認めない姿勢を堅持しているという。 Woi

                                        望月氏のABC理論の証明の何が問題になっているのか? - himaginary’s diary
                                      • 「宇宙と宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」の感想

                                        Amazonのレビューなどに書くと過去のレビューから身バレする可能性があるのと、わざわざ別アカウントを作ってまで批評するほどのものではないと思ったので、こちらに書きます。 初めに断っておきますが、本稿は別に加藤文元先生の人格や業績などを否定しているわけではありません。また、IUT理論やその研究者に対する批判でもありません。「IUT理論が間違っている」とか「望月論文の査読体制に問題がある」などと言う話と本稿は全く無関係です。単純にこの本に対する感想でしかありません。 ---- 加藤文元先生の「宇宙と宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」を読みました。結論から言って、読む価値の無い本でした。その理由は、 「ほとんど内容がない」 この一言に尽きます。数学書としても、一般書としてもです。 本書の内容と構成本書は、RIMS(京都大学数理解析研究所)の望月新一教授が発表した数学の理論である、IUT理

                                          「宇宙と宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」の感想
                                        • 数学の難問ABC予想 「証明」にも学界は冷ややか - 日本経済新聞

                                          数学の超難問「ABC予想」を証明したとする京都大学の望月新一教授の論文が国際専門誌に掲載された。8年半かけて出版にたどり着いたが、数学界が「快挙」に沸く様子はない。むしろ、多くの研究者が興味を失っている。「論評したくない」「話すことはない」。欧米の数学者にコメントを求めると、ほとんどが断ってきた。掲載が決まった2020年春以降、欧米メディアの報道はほぼない。取り上げた科学誌の論調も証明に問題が

                                            数学の難問ABC予想 「証明」にも学界は冷ややか - 日本経済新聞
                                          • 『宇宙と宇宙をつなぐ数学』未来からやってきた数学理論 - HONZ

                                            数学に関する本を読んで感動したのは初めてかも知れない。以前、NHKスペシャルで、ロシアの天才数学者グリゴリ・ペレリマンが数学の超難問「ポアンカレ予想」を証明した過程を追ったドキュメンタリー番組『100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者失踪の謎~』を見て、数学の世界のすさまじさに感心したものだが、それをはるかに上回る衝撃である。 2012年8月30日、京都大学数理解析研究所の望月新一教授が、ホームページ上に公開した500頁超に及ぶ4つの論文で、後に「未来から来た論文」と呼ばれることになる全く新しい理論である「宇宙際タイヒミュラー(Inter-Universal Teichmüller Theory)理論」を打ち出し、数学にとって極めて重要な「ABC予想」を解決したと主張して、数学界に激震が走った。 「ABC予想」は、a+b=cを満たす互いに素な自然数の組に関する予想で、「フェルマーの最終

                                              『宇宙と宇宙をつなぐ数学』未来からやってきた数学理論 - HONZ
                                            • [翻訳] 数論を揺るがす数学的証明が発表される (一方で、致命的な欠陥を修正できていないという専門家も)|Ayuha

                                              本記事は Davide Castelvecchiによって2020年4月3日にNature誌(https://www.nature.com/articles/d41586-020-00998-2) に寄稿された記事を日本語訳したものです。翻訳に誤りがあれば、ご指摘頂けると幸いです。 序文 8年間の苦闘の末、ついに日本の数学者である望月新一氏の論文が査読を通過することになりました。数論における最大の未解決問題の一つである「abc予想」に対する約600ページに及ぶ証明論文が受理されたのです。 この証明を巡っては長く論争が続いていましたが、今回Publications of the Research Institute for Mathematical Sciences(RIMS) 誌 にこの論文が掲載されることで、事態は大きく進展することになります。なお同誌は、望月氏が所属する京都大学数理科学研

                                                [翻訳] 数論を揺るがす数学的証明が発表される (一方で、致命的な欠陥を修正できていないという専門家も)|Ayuha
                                              • 数学の未解決問題で打線組んだ : 哲学ニュースnwk

                                                2019年11月27日18:00 数学の未解決問題で打線組んだ Tweet 1: 名無しさん@おーぷん 19/11/27(水)14:58:03 ID:RIj 1(二)ゴールドバッハ予想 2(中)双子素数の無限存在性 3(遊)P≠NP予想 4(一)リーマン予想 5(三)ABC予想 6(右)π+eが超越数か等 7(左)ソファ問題 8(捕)ルジャンドル予想 9(投)ナビエ・ストークス方程式の解の存在 数学SUGEEEEEEEEってなる話聞かせて http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4249561.html 数学大好きな俺に数学のSUGEEEEってなる事教えてくれ+雑学 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4057285.html 物理・数学で面白い雑学教えて http://blog.livedoor.jp

                                                  数学の未解決問題で打線組んだ : 哲学ニュースnwk
                                                • 難問「ABC予想」京大教授が証明 専門家「歴史に残る成果」 | NHKニュース

                                                  世界の数学者が30年余り挑戦して解くことができなかった難問、「ABC予想」について、京都大学は数理解析研究所に所属する教授が証明したと発表しました。専門家は「数学の歴史に残る成果だ」としています。 京都大学数理解析研究所の望月新一教授(51)は「ABC予想」を証明したとする4本の論文を書き、複数の研究者が審査する数学専門の科学雑誌に掲載されることになったことから、3日、京都大学が会見を開き、望月教授が「ABC予想」を証明したと発表しました。 この4本の論文は、望月教授が1人で築いた新しい理論を使って「ABC予想」を証明したとしていて、8年前に自身のホームページで公表するとともに、科学雑誌の審査が行われていました。 しかし、この論文は従来の数学の概念や理論の枠組みを離れ、全体で600ページという数学としては異例の長さの論文だったため、審査は長期間に及んでいました。 この間、海外の一部の研究者

                                                    難問「ABC予想」京大教授が証明 専門家「歴史に残る成果」 | NHKニュース
                                                  • 現代数学の難問「ABC予想」を証明、論文掲載へ 京大・望月教授、8年越しで専門誌に|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

                                                    現代数学で最も重要な難問とされる「ABC予想」を証明したとする京都大数理解析研究所の望月新一教授の論文が、同研究所の編集する専門誌「PRIMS」に掲載されることが3日までに決まった。論文はインターネット上に2012年から公開されていたが、8年越しで専門誌に掲載されることとなる。 整数では足し算と掛け算ができるが、ABC予想はその二つの演算の絡み合い方に関する問題。1980年代に欧州の数学者たちに提唱された。ABC予想の成立を仮定すると、多くの未解決の予想が証明されるため重要な問題とされてきた。論文は四つあり、計約600ページに上る。 PRIMSの編集委員長は望月教授だが、同研究所の柏原正樹教授と玉川安騎男教授が共同編集委員長となり、望月教授を除いた特別編集委員会をつくって今回の論文を審査した。 望月教授は発表したコメントで、証明の難しさについて「既存の数学理論と難しさの種類が違うことはある

                                                      現代数学の難問「ABC予想」を証明、論文掲載へ 京大・望月教授、8年越しで専門誌に|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
                                                    • 超難問「ABC予想」がついに証明! 専門家でも簡単には理解できない「未来からきた論文」の衝撃度とは? 加藤文元さんが解説 | カドブン

                                                      2020年4月3日、望月新一教授の宇宙際タイヒミュラー(IUT)理論が、2月5日付で専門誌にアクセプト(受理)されたというニュースが世界を駆け巡りました。IUT理論は、人類にとっての超難問「ABC予想」の証明をも含み、その斬新さから「未来からきた論文」とも称されています。 今回、望月教授と20年来の友人であり、かつ、理論構築の際に定期的にセミナーを行っていた加藤文元先生に緊急でインタビューを行いました。加藤先生はIUT理論の斬新さを一般向けにわかりやすく紹介する『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』の著者でもあります。「ABC予想」の証明とはどういうことか、なぜ「未来からきた論文」と言われるのか、できる限り簡単に解説していただきます! 【関連記事】※リンクはページ下部「おすすめ記事」にもあります。 >>独占! 初公開! 『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』の幻の3ページとは?

                                                        超難問「ABC予想」がついに証明! 専門家でも簡単には理解できない「未来からきた論文」の衝撃度とは? 加藤文元さんが解説 | カドブン
                                                      • ABC予想「証明に疑問点」指摘も 出版後も割れる評価(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

                                                        数学の超難問「ABC予想」を証明したとする京都大数理解析研究所の望月新一教授の論文が、今年3月に出版された。世界に衝撃を与えた2012年の最初の論文発表から8年半。一線の数学者でも理解するのが難しいとされる論文の評価は割れているが、望月氏は自身の理論の新たな発展に挑んでいる。 【写真】望月新一教授=京都大提供 ■論文出版まで8年半「ネットフリックスのドラマのよう」 「謎に包まれた数学の論争は、ネットフリックスのドラマをほうふつとさせる展開だ」 仏紙は3月、論文への批判や審査の不備への指摘など紆余(うよ)曲折を経て出版された経緯をこう表現した。英BBCも「不可解な証明を巡る論争」と題した記事で、「ほとんどの数学者は証明が失敗したと考え、理解することをあきらめた」とする学界の声を伝えた。 ABC予想は、1、2、3…と無限に続く整数の足し算とかけ算という数学の根本についての問いだ。証明されれば数

                                                          ABC予想「証明に疑問点」指摘も 出版後も割れる評価(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
                                                        • ABC予想証明、異例の長期検証 数学者も「理解不能」:朝日新聞デジタル

                                                          京都大数理解析研究所の望月新一教授(51)が、数学の超難問「ABC予想」を証明したとする論文を公表してから約7年半。「未来からやってきた理論」と評され、世界でも理解できる数学者は10人ほどとされる革新的な論文は、称賛と疑念の7年半を経てようやく検証が終わり、証明が確定した。 「興奮」の始まりは2012年8月30日だった。 4編の英語の論文が、望月氏の研究室のホームページに突如公表された。超難問として有名なABC予想が解決された――。論文の存在は次々と世界の研究者に伝わり、驚きに包まれた。英科学誌ネイチャーは「証明が正しければ、21世紀の数学の最も驚くべき業績の一つ」と紹介。米ニューヨーク・タイムズは「数学の謎にブレークスルー」と報じた。 だが、その興奮は次第に冷めていった。 論文が、独自の数学用語や記号、定義にあふれ、ほとんどの人が大意さえつかめなかったためだ。米ミシガン大のジェフリー・ラ

                                                            ABC予想証明、異例の長期検証 数学者も「理解不能」:朝日新聞デジタル
                                                          • eスポーツなどデジタル領域の学術論文を集める電子ジャーナル 産経デジタルが創刊

                                                            産経デジタルは9月1日、eスポーツなどデジタル領域の学術論文を掲載する電子ジャーナル「Journal of Digital Life」をオープンした。企業名義の研究レポートなども掲載する。論文やWebサイトは全て英語表記。デジタル領域の論文を集約し、新しい知見に興味を持つ企業ニーズに応えるという。 掲載するのはライフサイエンス、医学、工学、人文科学、社会科学など多様な学問分野に関わるデジタル領域の論文。新しい事実や知見を論証した「Article」、未完の研究でも科学技術上の新しい知見を著した「Technical Article」、企業名義の研究レポートや論文を英訳した「Secondary Publication」の3種類に分類する。 デジタル領域の研究者や企業の意見を取り入れながら、デジタル産業の発展促進に貢献することを目指す。 関連記事 AIで論文を自動分類 筑波大発ベンチャーが無料の論

                                                              eスポーツなどデジタル領域の学術論文を集める電子ジャーナル 産経デジタルが創刊
                                                            • フェルマーの最終定理「おまけで証明」 IUT理論、京大・望月教授(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

                                                              京都大数理解析研究所の望月新一教授らが「宇宙際(うちゅうさい)タイヒミュラー(IUT)理論」を拡張し、解決までに350年以上かかった超難問「フェルマーの最終定理」を新たな方法で証明したとする論文が、東京工業大が発行する数学誌「Kodai Math.J.」に掲載されることが分かった。数学誌の編集委員会が、論文を受理したことを朝日新聞の取材に明らかにした。 【写真】フェルマーの最終定理 IUT理論は、望月さんが約20年かけて築いた数学の理論。「足し算やかけ算をする世界(=宇宙)を縦横無尽につなげ(=際)、数を自在に行き来させる」という斬新なアイデアで、難問「ABC予想」を解いたとする論文が今春、京大の数学誌に載った。当初から、IUT理論ならABC予想に限らず、様々な難問を解けるのではないかという声があった。 IUT理論が今回、挑んだのは、仏ピエール・ド・フェルマーが1637年ごろに提案した「n

                                                                フェルマーの最終定理「おまけで証明」 IUT理論、京大・望月教授(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
                                                              • 査読8年、京大教授の「ABC予想」証明理論 ついに論文誌掲載へ

                                                                京都大学数理解析研究所の望月新一教授が2012年に提唱した、数学の未解決問題「ABC予想」を証明する論文が、8年間の査読期間を経て同所が編集する論文誌「PRIMS」に掲載されると京都大学が発表した。 京都大学数理解析研究所の望月新一教授が2012年に提唱した、数学の未解決問題「ABC予想」を証明する論文が、8年間の査読期間を経て同所が編集する論文誌「PRIMS」に掲載されると京都大学が4月3日に発表した。 ABC予想は自然数の足し算と掛け算に関する予想で、この予想を仮定すると数論に関する多くの予想や定理を導けることから、数論における重要な未解決問題として知られる。予想自体は1980年代に提唱されたが、これまで有効な証明はなかった。 これに対し、望月教授は「宇宙際タイヒミューラー理論」(Inter-Universal Teichmuller, IUT理論)を、12年に4編600ページにわたる

                                                                  査読8年、京大教授の「ABC予想」証明理論 ついに論文誌掲載へ
                                                                • ABC予想とは? 「最も重要な未解決問題」に終止符:朝日新聞デジタル

                                                                  35年間未解決で、世界中の数学者を悩ませてきた数学の超難問「ABC予想」を、京都大数理解析研究所の望月新一教授(51)が証明した。2千年以上の歴史がある整数論の中で、「最も重要な未解決問題」とも言われた難題とは、どういったものだろうか。 ABC予想は、1985年、スイスのデビッド・マッサー氏とフランスのジョゼフ・オステルレ氏により提示された整数論の難問だ。それは、a+b=cという単純な足し算から始まる。正の整数aと整数bの「和」であるcと、三つの数a、b、cそれぞれの素因数の「積」を考えた時、和と積の間に、ある特別な関係があることを示している。 具体的にa=1、b=8で考えると、aとbの和は「1+8=9(c)」となる。次に、b=8は「2×2×2」と素因数分解できるので素因数は2。同様にc=9は「3×3」で素因数は3となる。aは1なので素因数はない。すると、a、b、cそれぞれの素因数の積は「

                                                                    ABC予想とは? 「最も重要な未解決問題」に終止符:朝日新聞デジタル
                                                                  • 数学の超難問ABC予想、京大教授が「証明」(写真=共同) - 日本経済新聞

                                                                    京都大学は3日、数学の未解決難問「ABC予想」を証明したとする望月新一教授の論文が専門誌に掲載されると発表した。京大は「論文の正しさが証明された」と説明している。ただ数学の難問は、論文掲載後数年かけて世界の数学者の検証を受けて初めて証明されたとされる。論文発表から約7年半、本格的な証明に向けたスタートラインに立ったことになる。 ABC予想は1980年代に欧州の数学者らによって提唱された理論。整数A、Bと、2つを足し合わせた整数Cの間で、それぞれの素因数を考えた際、ある特別な関係が成り立つことを示す。整数を扱う数学理論の分野では「最も未解決の難問」ともいわれる。 望月教授は2012年8月、4本の論文をインターネット上に公開した。この論文のもとになる考えを使えば、ABC予想など複数の難問を証明できると主張し、世界の数学界の注目を集めた。ただ、全く新しい理論で、理解できた数学者は世界で数少ないと

                                                                      数学の超難問ABC予想、京大教授が「証明」(写真=共同) - 日本経済新聞
                                                                    • 物議の数学理論、欠陥発見に賞金1.4億円 ドワンゴ川上氏(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

                                                                      IUGC副所長 イヴァン・フェセンコ氏、IUGC所長 加藤文元氏、ドワンゴ創業者 川上量生氏(2023年7月7日、都内の外国人記者クラブで) 6月6日に設立(設置構想中)が発表されたZEN大学の研究機関(仮称)「宇宙際幾何学センター(Inter-Universal Geometry Center; IUGC, 所長 加藤文元)」は、京都大学数理解析研究所の望月新一教授によるIUT理論とその関連分野における新しい重要な発展を含む最優秀論文に、IUT Innovator Prizeとして毎年賞金2万ドル~10万ドルを贈呈することを発表した。 またドワンゴ創業者の川上量生氏は、IUGCに対してIUT Innovator Prizeの賞金を提供するほか、個人として、「IUT理論について、理論の本質的な欠陥を示した論文を執筆した最初の数学者に、IUT Challenger Prizeとして100万ド

                                                                        物議の数学理論、欠陥発見に賞金1.4億円 ドワンゴ川上氏(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
                                                                      • 現代数学で最重要の難問「ABC予想」の証明、査読が終了し専門誌に論文掲載へ | スラド サイエンス

                                                                        2012年、京都大学の望月新一教授が数学上の難問とされるABC予想を証明したことを明らかにした(過去記事)。この論文は2017年に査読を通過したとの報道があったが、ついにこの論文の査読が完了し、論文誌「Publications of the Research Institute for Mathematical Sciences(PRIMS)」に掲載されるという(毎日新聞、朝日新聞、NHK)。 この論文は従来の数学の概念とは異なる概念を採用し、かつ600ページ以上の分量であったことから査読には約8年がかかったという。なお、この論文を理解できた数学者は世界で十数人しかいないとも言われているそうだ。 なお、望月教授は同論文誌の編集委員長だが、今回の査読には関与せず、特別編集委員会を設置して論文を審査したという。

                                                                        • 出島社会のすすめ── 連帯ブランディングより幸福な分断を | 遅いインターネット

                                                                          混迷をきわめた米国大統領選は、いま民主主義社会が直面している「分断」の深刻さを、世界中の人々に改めて印象づける出来事になりました。危機感をおぼえる良識的な人々は、この状況を乗り越えていくための「連帯」を呼びかけますが、その問題設定そのものに、かえって問題の根が潜んではいないか。イェール大学助教授で経済学者の成田悠輔さんが、むしろ分断を徹底化する「出島社会」を提案します。 社会の分断をしっかりと推し進めていこう。そういう話をしたい。奇をてらった逆張りではない。素朴な肌感にしたがった素直な結論だ。数千年前に語られていたような。 「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。 さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互に言葉が通じないようにしよう。 こうして主が彼らをそこから全地のおもてに散らされたので、

                                                                          • 京大・望月新一教授らに10万ドルの賞金 ABC予想の証明後初めて:朝日新聞デジタル

                                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                              京大・望月新一教授らに10万ドルの賞金 ABC予想の証明後初めて:朝日新聞デジタル
                                                                            • 「ABC予想」の証明理論、欠陥見つけたら賞金100万ドル…ドワンゴ創業者の私費で

                                                                              【読売新聞】 数学の難問「ABC予想」を証明したとする望月新一・京都大教授の理論について、重要な欠陥を見つけた論文に賞金100万ドル(約1億4000万円)を贈ると、IT企業ドワンゴと日本財団でつくる団体が7日、発表した。ABC予想の

                                                                                「ABC予想」の証明理論、欠陥見つけたら賞金100万ドル…ドワンゴ創業者の私費で
                                                                              • AIで論文を自動分類 筑波大発ベンチャーが無料の論文投稿サイトを公開

                                                                                筑波大学発のベンチャー企業・ラビルド(茨城県つくば市)は、コンピュータ科学向けの論文投稿サイト「Acrovector」(アクロベクター)の提供を4月15日に始めると発表した。査読(人間による論文のチェック)はなく、論文の投稿や閲覧は無料。AIによる論文の自動分類が強みだという。 筑波大学発のベンチャー企業・ラビルド(茨城県つくば市)はこのほど、コンピュータ科学分野の論文投稿サイト「Acrovector」(アクロベクター)を4月15日に公開すると発表した。論文の投稿や閲覧は無料。査読(人間によるチェック)を行わないことで論文を即時公開できるほか、投稿された論文をAIで自動分類するのが特徴だ。 自動分類機能の導入で、ユーザーが求める論文にたどり着くまでの時間は、従来の検索エンジンに比べて約80%短縮できるとしている。 論文は投稿後すぐに公開される。査読を行わない代わりに信頼性を高めるための仕組

                                                                                  AIで論文を自動分類 筑波大発ベンチャーが無料の論文投稿サイトを公開
                                                                                • 数学の難問「ABC予想」論文が掲載、京都大の望月教授が証明 - ライブドアニュース

                                                                                  by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 京都大の望月新一教授の論文が、専門誌「PRIMS」に4日付で掲載された 30年以上にわたり未解決だった数学の難問「ABC予想」を証明したもの 難解な論文は査読者も理解に時間を要したとされ、審査に7年半かかった 提供社の都合により、削除されました。 概要のみ掲載しております。 関連ニュース ランキング 総合 国内 政治 海外 経済 IT スポーツ 芸能 女子

                                                                                    数学の難問「ABC予想」論文が掲載、京都大の望月教授が証明 - ライブドアニュース