【6月6日 AFP】インド西部ムンバイ(旧ボンベイ)で1959年、安アパートに住む7人の女性が共同組合「リジャット・パパド(Lijjat Papad)」を設立した。元手80ルピー(約120円)で始まった事業は、現在、数百万ドル規模にまで成長した。だが、成功物語を成し遂げたのは、野心にあふれるフェミニズムを唱える女性たちではなかった。 リジャットは、インド全土で4万5000人の女性を雇用している。女性たちは事業の「共同所有者」で、終身雇用制が取られている。 パパドはインドの薄焼きスナックで、地域によってはパパダムなどの名で呼ばれている。リジャットのおかげでパパドは、男性優位社会のインドにおいて、優れたビジネスや女性のエンパワーメントに結びつけられるようになった。 82か所あるリジャットの作業所の朝は早い。女性たちは夜明け前から列をなし、完成品を届けると、新しいレンズ豆の生地を受け取り家に戻る
かつて、ハリウッド映画を筋肉が席巻した時代があった。鍛え上げられた肉体を誇示するスターが人気を博した時代という意味だ。言うまでもなく、それを牽引したのが『ロッキー』(1976)のシルベスター・スタローンと、後を追うように『コナン・ザ・グレート』(1982)でメジャーデビューし、スタローンのライバルに躍り出たアーノルド・シュワルツェネッガーである。 1970年代後半~80年代を席巻した2大スター 2人の筋肉比べは熾烈を極める。『ロッキー』シリーズの2作目までは主に筋肉の増量に努めたスタローンは、『ロッキー3』(1982)からは体脂肪率を落とす作戦に変更する。量より質にこだわれば見た目もついてくるというわけだ。
画像はWikiGap in Kanagawa実行委員会から提供いただきました。 去る3月3日に神奈川県立図書館で開催された「WikiGap in Kanagawa」オフラインイベントに参加しました。5年ぶりの対面開催ということもあり、定員20名は満席で、遠くは札幌からの遠路来場者もあり、高校三年生の男子学生を含む老若男女が相集いました。午前は、記念会から事務局長の山田が「山川菊栄ってどんな人」、山口からサイトニュースのこの一年のトピックを拾い、県立図書館の島課長から山川菊栄文庫資料について紹介がありました。山川菊栄について初めて知ったという参加者も少なくありませんでした。 午後はWikipediaのジェンダーバイヤスを変えるWikiGapの趣旨に沿って、「山川菊栄」ページや神奈川ゆかりの女性たちを中心に、ページの改訂や作成作業が、それぞれ参加者の興味に沿って行われました。8日までオンライン
奨学生を対象に、1年間の奨学生期間を終え、奨学ナプキンをまわりの人に勧めたいか尋ねたところ、98.1%と多くの方が「勧めたい」と回答。 生理用品を受け取るようになってからの生活の変化を伺うと、「ナプキンがなくなるかもという不安や焦りがなくなり、生理期間中も前向きになれた」「ナプキンを気軽に取り換えられるようになって衣類が汚れることが減った」「同じナプキンを長時間使い続けることがなくなり、かゆみが出たりかぶれることが減った」「金銭的に助かった」などのさまざまな前向きな声が挙げられました。
相次ぐ「大吉原展」への批判ここ数日、「大吉原展 江戸アメイヂング」(以下、本展)がSNSを賑わせている。本展は、かつて江戸/東京にあった公娼街・吉原遊廓を取り上げたもので、今年3月から東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催される美術展である。本展公式サイトのステートメントには「『江戸吉原』の約250年にわたる文化・芸術を美術を通して検証(改行)仕掛けられた虚構の世界を約250件の作品で紹介する」とある。 マンガ家・瀧波ユカリ氏のX(旧Twitter)では、前述のステートメントに続く序文を指して、「ここで女性たちが何をさせられていたかがこれでもかとぼやかされた序文と概要。遊園地みたい。」と非難するコメントをポスト。ここを起点にSNS上での意見対立を生んでいたようだ。 筆者の私は遊廓を専門に扱う書店・カストリ書房を経営しているが、同店は吉原遊廓が戦後に何度か看板を掛け替えて現在は吉原ソープ街
野蛮さと洗練されたセンスという、一見矛盾した要素を併せ持つスタイルが、観る者たちの心をざわつかせ、類まれな知性と才能でアートフィルム界に、その名を刻んできたヨルゴス・ランティモス監督。『ロブスター』(2015年)、『聖なる鹿殺し』(2017年)、『女王陛下のお気に入り』(2018年)と、その手腕はますます冴えを見せ、名だたる映画賞を次々に獲得している。 そして、ついにヴェネチア国際映画祭の最高賞、金獅子賞に輝いたのが、『哀れなるものたち』である。さらにはゴールデングローブ賞でも複数の受賞を果たし、アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞を含む11部門にノミネートされ、これまで以上の快進撃を見せている。それだけでなく、アメリカでの興行収入も好調で、本作は、もはやランティモス監督を、アートフィルムの枠を超えた存在に押し上げることとなった。 それもそのはずで、本作『哀れなるものたち』には、“
『パピチャ 未来へのランウェイ』 (C)2019 HIGH SEA PRODUCTION - THE INK CONNECTION - TAYDA FILM - SCOPE PICTURES - TRIBUS P FILMS - JOUR2FETE - CREAMINAL - CALESON - CADC カンヌ国際映画祭・ある視点部門に正式出品され、大きな話題となった映画『パピチャ 未来へのランウェイ』。この度、主人公の家族だんらんのひとときとともに、アルジェリアの伝統布“ハイク”の使い方や存在意義が伝わる本編映像を入手した。 >>『パピチャ 未来へのランウェイ』あらすじ&キャストはこちらから 本作の舞台は1990年代、内戦下のアルジェリア。ファッションデザイナーを夢見る大学生のネジュマ(リナ・クードリ)は、親元を離れ大学寮で暮らしており、今回の場面は、ネジュマが実家に戻り母と姉とのつか
アメリカ在住のZ世代である竹田ダニエルが、TikTokを中心に起こっている“ピンクでキラキラ”なライフスタイルトレンドについて解説する。(本誌11月号掲載) 過激でありながらもインクルーシブなBimboたちアメリカのZ世代の間で、「Bimbo(ビンボ)」の革命が起きている。ピンクとキラキラをまとい、一見「おバカなギャル」のように見せかけながら、反資本主義やLGBTQ + の権利を訴え、「女性性」の皮肉を武器に社会批判をする。「好きな服を着たいし、自由にメイクしたい」「男性から見下されずにセクシーでありたい」「他人の期待に応えるために生きているわけじゃない」という哲学を抱え、アイロニーとエンパワメントの双方を体現する。TikTokのインフルエンサーをはじめとして巻き起こっているライフスタイルトレンドだ。 「Bimbo」という言葉は、元々はイタリア語の「bambino」に由来し、1800年代に
「ダサピンク現象」は、男女の問題ではなく文化的差異の問題である - ココロ社 さて、ココロ社氏は以前にもダサピンク現象について「こっちの記事読まずに書いてるのか?」と思うような的外れなエントリを書いてらっしゃって、それは『続々・「ダサピンク現象」について―上層部のおっさんの「無知の知」という問題』にて反論したんだけど、どうやらまた「こっちの記事読まずに書いてるのか?」と思うような、的外れなエントリを書かれたそうなので、これについても反論しておこうと思う。本当に、何から何まで的外れなのだが、まずは“「ダサピンク」=女性の最大公約数の具現化”ではない、というところから始めよう。 ターゲットの最大公約数から大幅にズレているのが「ダサピンク現象」である 長々と書いてきたが、「ダサピンク」と言われているものの実態は何なのかというと、「女性の嗜好の最大公約数を具現化したもの」なのである。それは大量生産
north_god うむ、男性スーツで紺色が無難と言っちゃうのと同じで色彩が貧しすぎる。夏は夏色、冬は冬色というのもやめてほしい。春夏秋冬色の相性は人それぞれ違う http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20141205/1417777562 『続・「ダサピンク現象」について―だから、「ピンクが嫌い」って話じゃなくてさぁ…』の記事についていたこのブコメを読んで、「ピンクって、無難な色なのかなぁ…?」と思ってしまった。男性のビジネススーツの場合、消費者に紺色が無難だと認識されているのは、確かにそうだと思う。ただ、女性の場合、ピンクは無難な色なのだろうか。「何色が好き?」というアンケートだけを見れば、女性のピンク人気は高いので、一見すると「女性向けはピンクにしておけば無難」と思ってしまうのかもしれない。しかし、当の女性たちが「ピ
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