セルクマに関するsaebouのブックマーク (361)

  • 【素面のダブリン市民】第1回 プロローグ(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ

    皆さんこんにちは。今日から『素面のダブリン市民』の連載を始めることになりました、北村紗衣です。ふだんはシェイクスピア、フェミニスト批評、舞台芸術史を研究している他、映画批評なども書いています。書肆侃侃房からは『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』を2019年に刊行し、もとになったウェブサイトwezzyの連載の一部もWeb侃づめのアーカイブにありますので、興味がある方は見て頂けますと幸いです。 『素面のダブリン市民』では、私が1年間、サバティカルで滞在することになったアイルランドのダブリンでの出来事を毎月ゆるくお話する予定です。1年間お付き合い頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。 サバティカルって何? さて、まず上の文章で出てきた「サバティカル」って何?という方も多いと思います。大学で働いたことのない方には全く馴染みのない言葉だと思います。まずはこちらから説明します。 サバティ

    【素面のダブリン市民】第1回 プロローグ(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ
    saebou
    saebou 2024/04/27
    ダブリンのサバティカル生活をゆるーく綴るブログを書肆侃侃房ではじめました。暮らしに関する話を中心にいろいろなことを書く予定です。
  • 北村教授への誹謗中傷について、東京地裁が加害者に220万円の高額賠償判決を命じました - 武蔵小杉合同法律事務所

    イギリス文学者で武蔵大学教授であり、フェミニズム批評で有名な、北村紗衣教授に対する悪質な誹謗中傷について、日、東京地裁は、加害者に金220万円の高額賠償を命じる判決を下しました。 この事案では、加害者側がカンパを募ったことが賠償額の増額事由として考慮されています。被害者ではなく加害者がカンパを募る「誹謗中傷ビジネス」に対して、裁判所が歯止めをかけた重要な貴重な判決だと評価してよいと思います。 判決はこちらのリンクからご覧ください↓ 東京地方裁判所 令和4年(ワ)第4632号 判決 ————– 北村紗衣先生のコメント まずは弁護団の皆様と、傍聴などで支援してくださった皆様に心よりお礼を申し上げます。当にありがとうございました。皆様の努力と励ましなしに今回の判決は無かったと思います。 私はお金が欲しくてこの裁判を行ったのではありません。自分の名誉を守るために、そしてこうした行為が許されては

  • 映画『プリシラ』レビュー。ソフィア・コッポラが描くヒロインの気品、その物足りなさ

    エルヴィス・プレスリーとプリシラ・プレスリーとの出会いから結婚離婚までを、プリシラが1985年に出版した自伝をもとにソフィア・コッポラが映画化した『プリシラ』。シェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評を専門とする批評家の北村紗衣がレビューする。4月12日、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

    映画『プリシラ』レビュー。ソフィア・コッポラが描くヒロインの気品、その物足りなさ
    saebou
    saebou 2024/04/13
    いろいろ厳しいことも書きましたが、これまでソフィア・コッポラが撮った映画の中では完成度は一番高いかもしれないと思います。
  • クルド系人気ラッパーの波乱に満ちた半生 映画評7本 - 日本経済新聞

    映画評 今週のラインアップRHEINGOLD ラインゴールドコール・ジェーン―女性たちの秘密の電話―デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章ナチ刑法175条流転の地球-太陽系脱出計画-ペナルティループ四月になれば彼女はRHEINGOLD ラインゴールド人生変える芸術の力 北村紗衣(英文学者)「RHEINGOLD ラインゴールド」は、現在も活躍中のドイツのクルド系ラッパー、カターこ

    クルド系人気ラッパーの波乱に満ちた半生 映画評7本 - 日本経済新聞
  • 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー

    2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入

    「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー
    saebou
    saebou 2023/12/30
    こちらの https://timeway.vivian.jp/kougi-1.html 「最初の授業」という記事が数年前にはてブでもバズったのですが、それについていやいやおかしいだろ…ということを書きました。
  • ウィキペディアの舞台裏対談(後編):記事選定のトレンドと、今後の期待と展望 - ENGLISH JOURNAL

    撮影協力:公益財団法人 大宅壮一文庫 ウィキペディアの裏側は一般にはあまり知られていません。そこで今回の連載「ウィキペディアの歩き方」では、ウィキペディアンの北村紗衣さんとユージン・オーマンディさんの対談を行いました。ウィキペディアのユニークなコミュニティーの魅力とその裏側を探ります。この記事は、前・中・後編の3回に分けてお届けしている対談の「後編」です。 前編|中編|後編 流行に合わせて関連記事が増える「中編」から続く。 ENGLISH JOURNAL(以下、EJ):ご自身が立項したものではなくて、最近、これが面白かった、というような記事はありますか。 ユージン・オーマンディ(以下、オーマンディ):実は私、ウィキペディアの記事はほとんど読まないんです。ケーキはたくさん作るけど、自分自身はケーキを滅多にべないパティシエという感じです。もちろん、参考資料として読むことはあります。自分が日

    ウィキペディアの舞台裏対談(後編):記事選定のトレンドと、今後の期待と展望 - ENGLISH JOURNAL
  • ウィキペディアの舞台裏対談(中編):多彩なイベントや活動、思い入れのある記事 - ENGLISH JOURNAL

    撮影協力:公益財団法人 大宅壮一文庫 ウィキペディアの裏側は一般にはあまり知られていません。そこで今回の連載「ウィキペディアの歩き方」では、ウィキペディアンの北村紗衣さんとユージン・オーマンディさんの対談を行いました。ウィキペディアのユニークなコミュニティーの魅力とその裏側を探ります。この記事は、前・中・後編の3回に分けてお届けしている対談の「中編」です。 前編|中編|後編 世界の人が集まる「エディタソン」イベント「前編」から続く。 ENGLISH JOURNAL(以下、EJ):イベントといえば、この連載でも以前に「エディタソン」というものが出てきました。それがどのような感じのものなのか、改めて教えていただけますか。 北村紗衣(以下、北村):エディタソンというのは、必ずしもウィキペディアに限ったものではなくてよいのですが、オープンデータ系プロジェクトなどで人が集まって、同じテーマで記事を書

    ウィキペディアの舞台裏対談(中編):多彩なイベントや活動、思い入れのある記事 - ENGLISH JOURNAL
  • ウィキペディアの舞台裏対談(前編):コミュニティーの魅力とインサイドストーリー - ENGLISH JOURNAL

    撮影協力:公益財団法人 大宅壮一文庫 ウィキペディアの裏側は一般にはあまり知られていません。そこで今回の連載「ウィキペディアの歩き方」では、ウィキペディアンの北村紗衣さんとユージン・オーマンディさんの対談を行いました。ウィキペディアのユニークなコミュニティーの魅力とその裏側を探ります。この記事は、前・中・後編の3回に分けてお届けしている対談の「前編」です。 前編|中編|後編 誤字の修正レベルから徐々に編集にはまっていくENGLISH JOURNAL(以下、EJ):今日はお時間を頂きありがとうございます。多くの人は、ウィキペディアがフリーの多言語インターネット百科事典であることは知っていても、どんな人がどんなふうに記事を編集しているのかなど、よく知らないことばかりです。これまでの北村さんの連載記事にも知らない言葉がたくさん出てきて、普段は知ることのできない世界を垣間見ることができました。今回

    ウィキペディアの舞台裏対談(前編):コミュニティーの魅力とインサイドストーリー - ENGLISH JOURNAL
  • 外の世界とつながる外国語学習~内部告発者への尋問テープをもとにした映画『リアリティ』 - wezzy|ウェジー

    ローリング・ストーンズの新アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』の先行シングル「アングリー」のビデオを見た方はおられるでしょうか。ロサンゼルスの道路を走る赤い車にやたらゴージャスな髪の長い女性が乗っていて、ストーンズのロゴみたいに舌を出したり、エアギターを披露したりする内容です。道の脇には大きな看板が何枚もあり、車が通るといろいろな時代のストーンズが看板から飛び出すよう動き出して演奏をしてくれます。 今回の記事で紹介するのは、この女性を演じたシドニー・スウィーニー主演の新作映画『リアリティ』(11/18公開)です。実在するアメリカ軍の内部告発者リアリティ・ウィナーに対するFBIの尋問テープを映画化したという一風変わった作品です。スウィーニーは「アングリー」のゴージャスな女性と同じ役者が演じているとは思えない、地味で勤勉そうなヒロインを演じています。 尋問記録の映画化 『リアリティ』は、オフィ

    外の世界とつながる外国語学習~内部告発者への尋問テープをもとにした映画『リアリティ』 - wezzy|ウェジー
    saebou
    saebou 2023/11/12
    外国語学習にからめてもうすぐ公開の『リアリティ』の映画評を書きました。
  • ウィキペディア~インターネット最後の最高で最低な(官僚制の)ユートピア【北村紗衣】 - ENGLISH JOURNAL

    多くの方の調べものに役立っているオンラインの大事典「ウィキペディア」。どうせ使うなら、その当の姿をよく理解して使いたい――。ウィキペディアの執筆者・編集者のお一人である北村紗衣さんに、今回は、設立以来の理念を堅持しつつ知識の民主化を目指すウィキペディアの姿について、詳しくお話しいただきます。 編集合戦の背後にあるコミュニティの理想ここまでこの連載を読んでくださった方はなんとなくお分かりでしょうが、ウィキペディアは実にひどい所です。荒らしが横行し、誤情報や低品質記事があふれ、悪質なプロパガンダの現場にもなります。編集合戦が始まると、ノートで悪夢のような議論に時間が費やされます。まったく最低の場所です。 一方で、ウィキペディアは恐らくインターネット上の著名な大規模プロジェクトとしては唯一、ボランティアによる運営で20年以上もまともに続き、設立当初の理念を守って人々に知識を提供し続けている場で

    ウィキペディア~インターネット最後の最高で最低な(官僚制の)ユートピア【北村紗衣】 - ENGLISH JOURNAL
    saebou
    saebou 2023/11/02
    インターネットの昔ながらのユートピア的な理想がいまだに残っている場所としてのウィキペディアについて書きました。贈与経済とか終身独裁官についても書いています。
  • スーザン・ソンタグをカッコよくする - 集英社新書プラス

    2023年で生誕から90年を迎えた“アメリカの良心”、批評家スーザン・ソンタグ。『反解釈』や『写真論』、『隠喩としての病い』といった読者を常に挑発し続ける刺激的な著作群を残し、その言葉は今も残り続けている。しかし一方で、徐々にその存在は薄れつつあるのが現状だ。 そんな状況に一石を投じるため、ソンタグの思想と生涯に迫った初の入門書が刊行された。『スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想』(集英社新書)だ。著者は明治大学教授で、ソンタグの『ラディカルな意志のスタイルズ』を訳した波戸岡景太氏。文学研究者の立場から見たソンタグの思想を、昨今のケアの文脈での「脆さ」等のキーワードで、新たな一面にフォーカスしている。 書についての書評を、武蔵大学教授で、シェイクスピア研究などで知られる北村紗衣氏が寄稿。書が「入門書」になっていない理由から、ソンタグの“カッコよさ”を解き明かす。 『スーザン・ソン

    スーザン・ソンタグをカッコよくする - 集英社新書プラス
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    saebou 2023/10/18
    『スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想』の書評を書きました。なお、最初のタイトルは「ゆるキャンはあきらめよう」だったのですが、編集部に送る前にやめました…
  • この上なくしょうもない、避けられない戦い~ウィキペディアの編集合戦【北村紗衣】 - ENGLISH JOURNAL

    編集合戦とは何か?前回の記事では、ウィキペディアの舞台裏で行われている面白い活動であり、ポジティブな側面である良質な記事や珍項目の選考について説明しました。 今回はネガティブな側面について説明します。つまり、「編集合戦」です。 編集合戦というのは、「Wikipedia:編集合戦」の言葉を借りると、「ノートでの話し合いによらず、他者の編集について互いに取り消しや差し戻しを繰り返し、自分の編集を押し通そうとすること」です。 「編集合戦」の解説ページ(2023年10月2日にキャプチャー。以下同)ノートというのは、あるページについて議論を行うための管理用ページで、ウィキペディアを見る人が使う標準名前空間にある記事ページのみならず、全ての空間にあるページに付けることができます。 標準名前空間にある記事では編集したユーザは署名を行わないので、履歴を見ないと記事を書いた人が誰なのか判断することができませ

    この上なくしょうもない、避けられない戦い~ウィキペディアの編集合戦【北村紗衣】 - ENGLISH JOURNAL
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    saebou 2023/10/05
    ウィキペディアの編集合戦とはいかなるものかについて書きました。英語版の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のタイトルで大もめした件が中心です。編集合戦はノートが主戦場。
  • 知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) - wezzy|ウェジー

    2023.09.16 18:00 知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) フランク・キャプラといえば、最後のプレコード映画のうちの1であり、スクリューボールコメディが流行るきっかけとなった『或る夜の出来事』(It Happened One Night、1934)を撮った監督として有名です。今回の連載では、キャプラの非常にプレコード的な作品を紹介しようと思います。アメリカにおけるラジオ伝道とメガチャーチを批判したバーバラ・スタンウィック主演の『奇蹟の処女』(The Miracle Woman、1931)です。 プレコード宗教映画 ヒロインであるフローレンス・ファロン(バーバラ・スタンウィック)はプロテスタントの牧師の娘ですが、父親は長年教会に尽くしたにもかかわらず、若い牧師を求める教区から無一文で追い出されるこ

    知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) - wezzy|ウェジー
    saebou
    saebou 2023/09/18
    1931年の時点でアメリカのメガチャーチ的な動きを鋭く批判した、現代的すぎる映画です。フランク・キャプラ監督、バーバラ・スタンウィック主演です。
  • 「良質な記事」や「珍項目」とは?~ウィキペディアにおける記事の選考【北村紗衣】 - ENGLISH JOURNAL

    多くの方の調べものに役立っているオンラインの大事典「ウィキペディア」。どうせ使うなら、その当の姿をよく理解して使いたい――。ウィキペディアの執筆者・編集者のお一人である北村紗衣さんに、今回はウィキペディアのメインページに表示される「選り抜き記事」などがどのようにして決まるのか、その選考方法についてお話しいただきます。 ※ 記事では、多数のワードからウィキペディアの記事へのリンクを貼っています。リンクが表示されていない場合は、ぜひオリジナル記事からご覧ください。 ウィキペディアの活動の面白いところ前回の記事の最後で「良質な記事」や「珍項目」といった言葉が出てきました。ウィキペディアでは、ウィキペディアンがいろいろな記事を推薦し、投票する「記事の選考」という活動が行われています。こうした選考などの活動は、記事がある「標準名前空間」と呼ばれる場所ではなく、主にWikipedia名前空間やノー

    「良質な記事」や「珍項目」とは?~ウィキペディアにおける記事の選考【北村紗衣】 - ENGLISH JOURNAL
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    saebou 2023/09/07
    アルクの連載でウィキペディアにおける良質な記事や珍項目の選定プロセスについて書きました。集合知の限界みたいな話もしています。次回は編集合戦を扱う予定です。
  • フィールドの向こうに:土偶が教えてくれること=田原和宏 | 毎日新聞

    球技をする人の土偶(マヤ文明、600~950年。ハイナ出土。メキシコ国立人類学博物館蔵)©Secretaría de Cultura-INAH-MEX. Archivo Digital de las Colecciones del Museo Nacional de Antropología. INAH-CANON どんな思いで球技をしていたのか。躍動感にあふれ、遠くを射るように見つめる、高さ10センチ余りの競技者姿の土偶を見て思った。 マヤ文明など古代メキシコの出土品を集めた特別展(東京国立博物館で9月3日まで)を訪れた。 メキシコなどでは約3500年前から現代に至るまで、ゴムボールを使った多様な球技が受け継がれてきた。サッカーのように二つのチームが得点を競い合うが、足や頭は使わない。ゴムで固めたボールは重くて硬く、けがをするからだ。分厚い防具をまとい、腰などをぶつけてボールを打ち合う。

    フィールドの向こうに:土偶が教えてくれること=田原和宏 | 毎日新聞
  • 東大という学歴は、恋愛と相性が悪い? 東大女子が陥った罠 | 文春オンライン

    東大は、男子がデフォルト」 女子学生の割合は2割程度という環境で、悩みもがきながら自らの道を拓いてきた女性たちの語りを集めた『東大女子という生き方』(文春新書/秋山千佳・著)を『汚部屋育ちの東大生』のマンガ家・ハミ山クリニカさんがコミカライズ! このお話は第4話です。連載第1話はこちらから読めます。

    東大という学歴は、恋愛と相性が悪い? 東大女子が陥った罠 | 文春オンライン
  • 映画『バービー』レビュー──作品と“バーベンハイマー”対応に見る「創造主の地位の簒奪」

    ※以下、結末までのネタバレを含みます。 『女の平和』が実現するバービーランドグレタ・ガーウィグ監督の最新作『バービー』は、おもちゃが主人公の子ども向けファンタジー映画とは思えないような実存的テーマを扱った作品である。ヴィジュアルはピンクを基調としたポップなものだが、聖書や古代ギリシア喜劇、メアリ・シェリーのゴシックホラー小説『フランケンシュタイン』(1818)などにさかのぼる哲学的課題を扱ってもいる。過去のSFやファンタジー、ホラーなどを消化しつつ、そこに現代的なフェミニズムなどの視点を加えた作家性の強い作品だ。 ヒロインである定番バービー(マーゴット・ロビー)は、マテル社が出している他のいろいろな種類のバービーたちと一緒にバービーランドに住んでいる(登場人物の大半がバービーかケンなので、これ以降、便宜的にヒロインは定番バービーと呼ぶことにする)。バービーランドはいわゆる典型的に「ガーリー

    映画『バービー』レビュー──作品と“バーベンハイマー”対応に見る「創造主の地位の簒奪」
    saebou
    saebou 2023/08/10
    創造主の地位の簒奪をテーマに『フランケンシュタイン』や『女の平和』をからめてレビューしました。まるっきりネタバレなので注意してください。終盤でバーベンハイマー問題にも触れています。
  • エディタソンって何?~三康図書館エディタソンを例に【北村紗衣のウィキペディアの歩き方】 - ENGLISH JOURNAL

    多くの方の調べものに役立っているオンラインの大事典「ウィキペディア」。どうせ使うなら、その当の姿をよく理解して使いたい――。ウィキペディアの執筆者・編集者のお一人である北村紗衣さんに、今回はウィキペディアンが集まって記事を編集したりするイベント、エディタソンについて教えていただきます。 エディタソンとは前回の連載ではウィキペディアの仕組みやコミュニティについて簡単に説明しました。最後に「エディタソン」の話が出てきたと思います。今回の連載では、エディタソンというのはなんなのか・・・というお話をしたいと思います。 エディタソンとは「edit(エディット、「編集する」)+marathon(マラソン)」のかばん語です。ウィキペディアなどのみんなでウェブサイトを作るようなプロジェクトで、利用者が集まって編集を行うイベントです。新型コロナウイルス感染症が流行する以前は大半が対面で開催されていましたが

    エディタソンって何?~三康図書館エディタソンを例に【北村紗衣のウィキペディアの歩き方】 - ENGLISH JOURNAL
    saebou
    saebou 2023/08/03
    三康図書館エディタソンで作った仙厓の[[○△□ (絵画)]]についてアルクの連載で書きました。
  • 知られざるプレコード映画の世界(9):メイ・ウェストが男たちを魅了する『わたしは別よ』(She Done Him Wrong) - wezzy|ウェジー

    Theatrical poster for the release of the 1933 film She Done Him Wrong. (wikipedia commonsより) プレコード映画の時代の大スターとして忘れてはならないのがメイ・ウェストです。ウェストはもともとバーレスク業界出身の舞台のスターで、パフォーマーとして活動する一方、セクシュアリティを扱った戯曲を書く劇作家として物議を醸していました。ウェストの戯曲は1920年代末の基準では過激すぎたため、猥褻だとして逮捕もされています。 こんなスキャンダラスな才人だったメイ・ウェストがハリウッドで初めて主演したのが1933年の『わたしは別よ』(She Done Him Wrong)です。この作品はウェストの戯曲『ダイヤモンド・リル』(Diamond Lil, 1928)を下敷きにしています。 バワリーが舞台の時代劇 『わたしは

    知られざるプレコード映画の世界(9):メイ・ウェストが男たちを魅了する『わたしは別よ』(She Done Him Wrong) - wezzy|ウェジー
    saebou
    saebou 2023/07/16
    プレコード映画の女性ハリウッドスターでも一番、特異だと言えるだろうメイ・ウェストについて書きました。
  • ロマンスとセクシュアリティの英語と文化