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貧困に関するsawa_02のブックマーク (19)

  • 貧困家庭の子どもが直面する「体験の格差」と向き合う、ある児童養護施設の挑戦。

    一般家庭の子どもたちとの格差をなくそうと取り組む児童養護施設、至誠学園(東京都立川市)。 撮影:ヒオカ 生い立ちの環境によって、圧倒的ハンデを持つ子どもたちがいる。 その属性はいくつかあるが、貧困家庭、ヤングケアラー(大人が担うことが想定されている家事や家族の世話を日常的に行う子どもたち)、そして今回取りあげる児童養護施設の子どもたちも、象徴的な例だろう。 「普通」を手に入れるための途方もない道のり 筆者の父親は精神的な疾患を抱え、定職に付くことができなかった。父は障がい者雇用やアルバイトを転々とし、時折無職となった。筆者はそうした貧困家庭で育った。その後なんとか公立の大学に進学したが、その過程で、一般家庭の子どもたちとの違いを色濃く感じる場面が幾度となくあった。 その体験を克明に書き記したnoteを公開したところ、数百件のメッセージが届き、「日にこんな貧困があると知らなかった」「貧困

    貧困家庭の子どもが直面する「体験の格差」と向き合う、ある児童養護施設の挑戦。
  • 私が"普通"と違った50のこと〜貧困とは、選択肢が持てないということ〜|ヒオカ

    昨年の秋、私は病室にいた。 24歳といういい歳をした大人が、大声で泣きじゃくり、何人もの看護師さんがかわるがわる慰めに来る。「お願いです、退院させてください」そうせがむ私に、しまいには別の科のお医者さんまで私を説得に来た。 なぜ、私がそこまで退院したかったのか。 理由はただ一つ、お金がなかったからだ。入院費を払えば無一文になる。明日の見えない不安から、私は我も忘れて泣き続けた。 ー私は、実家が家賃1万5千円の県営住宅、父の年収が100万円という貧困家庭で育った。 父は精神障害に加え、複数回の事故による手術で身体が弱い。両親とも超貧困家庭育ち。親戚もみな貧乏で、ほぼ中卒だった。 そんな生い立ちの私は、小さい時から、 "いつ生活がどうなるかわからない恐怖感"、 "受けたい教育投資が受けられない悔しさ"を何度も感じて生きてきた。 父の入院や失業など、あらゆる困難に翻弄されるたび、胸が潰れるよう

    私が"普通"と違った50のこと〜貧困とは、選択肢が持てないということ〜|ヒオカ
  • 児童虐待の「その後」 は? 虐待経験者の「大人たち」が抱える貧困リスク(今野晴貴) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    先月30日、2017年度に全国の児童相談所(児相)が相談や通告を受けて対応した児童虐待の件数が過去最高に上ったことが、厚労省の調査で分かった。前年度比9.1%増の13万3778件となり、1990年の集計開始から27年連続で増加している。 また、今年6月に各種メディアに報道された、東京都目黒区の5歳女児が両親により虐待され、死亡した事件は、大きな社会的反響を呼んだ。 今回の事件を受けて、国は児童相談所(児相)で相談支援を行う児童福祉司を2000人増員するなどの虐待防止プランを年末までに策定するとしている。また、児相と警察との間での全件共有が民間からの要望として叫ばれている。 こうした児童虐待に関する議論のなかで、必ずしも注目されていないのが、児童虐待をうけた被害者たちの「その後の人生」である。 子ども時代に受けた被害は大人になったからと言って消えるわけではないはずだ。彼らは大人になって、どの

    sawa_02
    sawa_02 2022/06/26
    “幼少期に受けた虐待の影響で病気や障害を負い、その影響で「大人」になってからも継続してフルタイムの仕事に従事することが困難となり、貧困状態に陥ってしまうケースが後を絶たない。”
  • 中高年の単身女性、困窮 コロナ禍で相次ぐ解雇、雇い止め、休業が追い打ち:東京新聞 TOKYO Web

    単身で暮らす中高年女性の貧困が深刻化している。長期化する新型コロナウイルス禍の下、女性の従業員が多い飲・宿泊業での解雇や雇い止め、休業が相次ぎ、困窮に追い打ちをかけている。(中村真暁)

    中高年の単身女性、困窮 コロナ禍で相次ぐ解雇、雇い止め、休業が追い打ち:東京新聞 TOKYO Web
  • すべての政治家は「生活保護は権利」との発信を コロナ禍で2度目の年末年始を前に | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」

    路上生活者に料などが入った袋を渡すボランティア(左)=東京都台東区で2021年9月14日、小出洋平撮影 生活困窮者が増える年末年始 コロナ禍で2度目の冬が到来した。 東京都内各地でホームレス支援団体が定期実施している料支援に集まる人の数は、緊急事態宣言が終了した10月以降も高止まり状態になっている。 毎年、年末年始は日払いの仕事が減少し、生活に困窮して路上生活へと陥る人が増える時期となる。現在、各支援団体は年末年始の相談会開催に向けて準備を進めているが、関係者の頭を悩ませているのは、支援を求めて集まる人が増加傾向にある中、「一体、何分のお弁当を用意すればよいのか」という問題だ。 今年の正月に都内の教会で実施された相談会では、2日間で計約700の弁当が提供されたが、今回はそれを上回る人が集まるのは確実だとみられている。 シェルターは常時満室状態 昨年春以降、コロナ禍の経済的影響により

    すべての政治家は「生活保護は権利」との発信を コロナ禍で2度目の年末年始を前に | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
  • 「貧困の再発見」から10年、日本社会はどう変わったのか(大西 連,望月 優大) @gendai_biz

    認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長である大西連さん。20代の頃から10年近く「貧困」の相談支援の現場を経験し、現在では政策提言なども行う気鋭の若手活動家である。 7月に刊行された『絶望しないための貧困学』(ポプラ新書)は、2015年刊の初の単著『すぐそばにある「貧困」』(ポプラ社)を新書化したもの。データをアップデートし、巻末対談も加え、2019年現在の「貧困」について理解するためのヒントを与えてくれる。 そんな大西さんと対談するのは、『ふたつの日』(講談社現代新書)で“移民国家”日の実態と建前を、データや制度の変遷など、ファクトベースで丁寧に情報を積み上げ、明らかにした望月優大さん。 初めての対談となるふたりは、貧困や、移民というそれぞれの専門分野をどうクロスオーバーさせ、社会に関する議論を深めていくのだろうか。 (構成:岡尚之、写真:杉山和行) 社会は変わったの

    「貧困の再発見」から10年、日本社会はどう変わったのか(大西 連,望月 優大) @gendai_biz
  • 日本とアメリカの貧困は、どこが同じでどこが違うのか

    <日アメリカと同様に先進国の中では相対的貧困率が高く、再分配がうまく行っていないという論説がアメリカで話題になっている> 米ブルームバーグが配信したノア・スミスというコラムニストの記事「Stop Blaming America's Poor for Their Poverty」(意訳すると、「アメリカ貧困貧困層の自己責任ではない」)が話題になっています。 スミス氏の指摘しているのは、日アメリカとの比較です。日では、人々は勤勉だし、薬物中毒による乱用も少なく、犯罪発生率に至ってはアメリカの10分の1以下、シングルペアレント家庭の数も少ない、しかも就業率は高いとした上で、そんな日でも貧困が問題になっているとしています。 日の相対的貧困率は15.7%で、アメリカの17.8%よりは低いが、先進国の中では高い水準だというのです。しかしコラムは、日の批判が目的ではありません。 そう

    日本とアメリカの貧困は、どこが同じでどこが違うのか
  • FROM OKINAWA TO OSAKA 岸政彦 立命館大学教授 インタビュー #23 - 立憲民主党

    2018年9月、日全国の注目を集めた沖縄県知事選。辺野古の新基地建設に対し明確にNOをとなえ、「新時代沖縄」を掲げた玉城デニー候補が、歴代最多得票で新知事に就任した。 2019年2月には辺野古埋め立ての是非を問う住民投票が行われ、投票者の7割以上、43万人が反対に投じた。強行に基地政策を推し進める政府に対し、沖縄ははっきりと民意を示したことになる。ホワイトハウスへの署名には20万筆以上が集まり、著名人なども声をあげた。が、政府はそうした声には耳をかさず、建設強行の態度を取り続けている。 「基地問題は沖縄だけの問題ではない。日全体の問題だ」——だとすれば、現在問われるのは、沖縄以外の土地に生きる「わたしたち」の姿勢のはずだ。「抵抗する沖縄」をロマンティックに語るのではなく、沖縄で生きる「ふつうの人たち」の声にこそ、耳を澄まさなければいけない。 沖縄をフィールドに長年生活史研究に取り組んで

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  • 中国の「反貧困キャンペーン」はどこへ向かうか

    第73回ヴェネチア映画祭で王兵監督の「苦い銭」はヒューマンライツ賞と脚賞を同時受賞した(写真:Shutterstock/アフロ) 2月3日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムなどで全国ロードショーが始まる王兵監督のドキュメンタリー映画「苦い銭」のサンプルDVDを先日見た。これは貧困農村から地方都市に出稼ぎにでてきた農民たちの「働けど働けど楽にならざりけり」という厳しい現実に密着取材したフィルムだが、その登場人物たちの言葉や表情が非常にドラマチックだとして、ヴェネチア映画祭ではドキュメンタリー映画としては異例な脚賞をヒューマンライツ賞と同時に受賞した。改革開放40年目を迎え、世帯資産増加スピードが世界二位とも言われる中国の「貧困」のリアルを突きつける秀作だと思うので、機会があれば、ぜひみてほしい。 この映画がことのほか、私にとって印象深かったのは、ちょうど習近平政権二期目の政策の

    中国の「反貧困キャンペーン」はどこへ向かうか
    sawa_02
    sawa_02 2018/01/24
    “都市の出稼ぎ者が味わう人としての尊厳が傷つけられるような貧困もまた、絶望を深くし、そうした相対的貧困はむしろ中国経済・市場の拡大とともに深まっている”
  • アラバマ州の貧困は先進国で最悪──国連

    アメリカはいつも他国の人権状況の監視に熱心だが、今度はアメリカが調べられる番だと、国連特別報告者は言う。「文明社会は貧困を自業自得として放置したりしない」> アメリカ貧困状況を調査中の国連特別報告者は、南部アラバマ州の山間部の生活環境の悪化を目の当たりにして、衝撃を受けた。先進国では見たことのないレベルだった。 「先進国とは思えない、異様な光景だ」と、アメリカで極度の貧困を調査するフィリップ・アルストン国連特別報告者は12月初め、地元メディアに語った。アラバマ州南部バトラー郡の集落を視察中だった。そこは、「各家庭から排出される未処理の汚水が、野ざらしになった排水用塩化ビニル管を伝って側溝に垂れ流されていた」という。 この視察は、アメリカ貧困と人権状況を調査する2週間の国連事業の一環だ。調査団はすでにカリフォルニア州、アラバマ州の都市や町を視察し、今後は米自治領プエルトリコ、首都ワシン

    アラバマ州の貧困は先進国で最悪──国連
    sawa_02
    sawa_02 2017/12/16
    “「人権とは、人が基本的な尊厳を保てること。国民がきちんとした暮らしから落ちこぼれないように保証するのは、政府の役目だ」”
  • なぜ祖国パキスタンがマララを憎むのか

    <タリバンによる銃撃から奇跡的な回復を遂げ、ノーベル賞まで受賞した「英雄」が反感を買う理由> マララ・ユスフザイがツイッターを始めたのは、去る7月7日のこと。今やフォロワーは80万人以上。高校を卒業しました、20歳になりましたといった他愛ないツイートにも、世界中から惜しみない称賛と祝福が寄せられている。 彼女の歩んできた道を考えれば当然だろう。マララは12年にイスラム原理主義勢力タリバンに銃撃されたが生き延び、女子教育の重要性を訴え続けて14年にノーベル平和賞を受賞。今はイギリスを拠点に活動している。 しかし、祖国パキスタンには彼女に批判的な声が少なからずある。ツイッターで彼女を「恥知らず」な「裏切り者」と非難する人もたくさんいた。 なぜだろう? 彼らの主張を要約すればこうなる。マララは偉くない、パキスタンには彼女より苛酷な運命に耐えている子がたくさんいる、そもそもマララがパキスタンのため

    なぜ祖国パキスタンがマララを憎むのか
    sawa_02
    sawa_02 2017/09/12
    “彼女の成功はパキスタンの陰の部分を映し出してもいる。それはテロが絶えず、性差別が根強く残り、陰謀説が渦巻く現実だ。階級格差も深刻で、みんなが共通の価値観を持てる状況ではない。”
  • ロンドン高層住宅火災で明らかに イギリスが抱える「貧富の格差」

    6月15日、火災で黒焦げになった姿をさらすグレンフェル・タワー(2017年 ロイター/Peter Nicholls) 少なくとも17人が死亡した大規模火災が今週発生したロンドン西部の公営住宅がある一角から、徒歩で少しの場所に、数百万ポンドはする優雅な住宅が並ぶ、英国で最も裕福な通りの1つがある。 ケンジントン・アンド・チェルシー王室特別区は、ポップスターやセレブ、富裕層や銀行幹部が住むエリアとして、英国内外で広く知られている。 だがその同じ地区には、今回の火災が起きた24階建ての高層公営住宅「グレンフェル・タワー」が建つ一角のように、貧しい地区も点在している。 住民が寝入った14日未明に発生し、瞬く間に炎が建物を飲み込んだ今回の大火災では、住民数十人が行方不明となっており、犠牲者の数はさらに増えると当局は見ている。運よく脱出できた住民も、全ての所持品を失った。 この大惨事にショックを受けた

    ロンドン高層住宅火災で明らかに イギリスが抱える「貧富の格差」
    sawa_02
    sawa_02 2017/06/19
    “彼女は、増税で公共住宅や他の公共サービスへの支出を拡充することは簡単にできるのに、地区の税金が不必要に低く抑えられていると批判する。”
  • 子どもの貧困問題について本気で考える会:ビッグイシュー×Teach for Japan【イベントレポ】2017/3/22 : BIG ISSUE ONLINE

    昨今話題に上がることが多くなった「子どもの貧困」。 なぜそのような状況が起こるのでしょうか? 子どもは子どもだけで生きておらず、一生子どものままではいません。 子どもの貧困問題解決には、その先に繋がる「大人の貧困」について知り、一緒に考える必要があると考え、このようなイベントを開催しました。 路上生活をしている方の自立を応援し続けてきた”ビッグイシュー”と、2年間の教員経験を通じて「教室から社会を変える」の実現を目指す “Teach for Japan”の話を通じて、一緒に考えてみました。 【日時】 2017年3月22日(水) 19:00-22:00 【場所】 まなび創生ラボ 【主催】 有限会社ビッグイシュージャパン 認定NPO法人ビッグイシュー基金 認定NPO法人Teach For Japan 【協力】 まなび創生ラボ(株式会社クリックネット) まずは約30人の参加者がグループに分かれて

    子どもの貧困問題について本気で考える会:ビッグイシュー×Teach for Japan【イベントレポ】2017/3/22 : BIG ISSUE ONLINE
  • トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実

    <知識層からときに「白いゴミ」とまで蔑まれる白人の労働者階級。貧困と無教養を世代を越えて引き継ぐ彼らに、今回の選挙で「声とプライド」を与えたのがトランプだった>(写真:筆者が取材したニューハンプシャー州のトランプの選挙集会) 無名の作家が書いたメモワール『Hillbilly Elegy』が、静かにアメリカのベストセラーになっている。 著者のJ.D.ヴァンスは、由緒あるイェール大学ロースクールを修了し、サンフランシスコのITベンチャー企業の社長として働いている。よく見るタイプのエリートの半生記がなぜこれだけ注目されるのかというと、ヴァンスの生い立ちが普通ではないからだ。 ヴァンスの故郷ミドルタウンは、AKスチールという鉄鋼メーカーの拠地として知られるオハイオ州南部の地方都市だ。かつて有力鉄鋼メーカーだったアームコ社の苦難を、川崎製鉄が資提携という形で救ったのがAKスチールだが、グローバル

    トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実
  • 現代の貧困

    いまぼくたちが感じている生きづらさには、「経済の貧困」と「関係の貧困」が大きく影を落としている。 いまぼくたちが感じている生きづらさには、「経済の貧困」と「関係の貧困」が大きく影を落としている。最低限度の生活を維持できなくなる「経済的な貧困」の一方で、社会にあった「きずな」「共同体」が変容・崩壊し、自分の「居場所がない」「安心して居られない」場になっているため、そこでは「生きられない」人々が無数にいる。家庭を居場所にできない「虐待」、そして、従来の学校を居場所にできない「不登校」、会社などを労働の場にできない「ひきこもり」…。 ▼ 領域「A」は、「経済の貧困」だが「関係の貧困」ではない状態である。 具体的には、テレビ番組「銭形金太郎」で出てきていた「ビンボーさん」があてはまる。あの人たちの多くは、極貧生活の中でも、周囲の人たちと助け合いながら、楽しく暮らしていた。 もう一つの例は、「野宿者

  • 【改善させました!】「保護なめんなジャンパー」の小田原市ホームページは制度を利用させない「仕掛け」が満載だった。

    提言・オピニオン ※皆様がこの記事を拡散してくれたおかげで、その後、小田原市ホームページの内容は改善されました。詳細は末尾の「追記」をご覧ください。 昨日(1月17日)、神奈川県小田原市の生活保護担当職員が「保護なめんな」等と書かれたお揃いのジャンパーを作り、それを着用して生活保護世帯の家庭訪問を行なっていた、というニュースが飛び込んできました。 この問題は各メディアによって取り上げられましたが、特にTBSと東京新聞が詳しく報じています(一定期間が過ぎるとリンクが切れる可能性があります)。 小田原市 生活保護担当職員、ジャンパーに「なめんな」 News i – TBSの動画ニュースサイト 東京新聞:小田原市職員の上着に「不正受給はクズ」 生活保護担当が市民訪問に着用も:社会(TOKYO Web) 問題のジャンパーは2007年に当時の係長らの発案によって作られ、これまで64人もの職員が購入し

    【改善させました!】「保護なめんなジャンパー」の小田原市ホームページは制度を利用させない「仕掛け」が満載だった。
  • 日本の貧困は「降格する貧困」に近づいている。セルジュ・ポーガム『貧困の基本形態』講演から。 - 望月優大のブログ

    「はしごの下にいるんだよ。それ以外におれたちが誰なのかをはっきりさせる言葉があるのか。おれたちははしごの下にいて、うやわず、それだけさ。おれたちのための言葉なんてない。はしごの下には工員がいて……やがて上に上がっていく。でも、おれたちは?失業者じゃない、工員じゃない、何でもない、存在しないんだよ!社会の乞だ。それがすべてさ。何者でもないんだ!」(工場勤務歴20年以上の41歳RMI受給者の語り) セルジュ・ポーガム『貧困の基形態』終章の冒頭に掲げられたエピグラフ 10/22に現代フランスを代表する社会学者であり、貧困の社会学で有名なセルジュ・ポーガム教授の講演に行きました。講演のタイトルは「貧困の基形態 日的特殊性の有無について」となっており、今年日語訳された『貧困の基形態』のタイトルをそのまま掲げつつ、さらに日貧困についても語ることが期待されました。 日仏会館フランス事

    日本の貧困は「降格する貧困」に近づいている。セルジュ・ポーガム『貧困の基本形態』講演から。 - 望月優大のブログ
  • インドの代理出産ビジネス、禁止を恐れる貧困女性たち 

    インド西部アーメダバードから80キロのアナンド近くにある代理出産医院で、ベッドに横たわる代理母の女性たち(2016年9月1日撮影)。(c)AFP/SAM PANTHAKY 【10月3日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州にある妊娠した女性たち数十人が寝泊まりする施設で、夫を亡くしたシャルミラ・マックワンさん(31)は、よその夫婦のために双子を代理出産するべきか決心しかねていた。マックワンさんにとって代理出産は貧困から抜け出せる唯一の方法なのだ。 他人の子を妊娠している9か月間、マックワンさんは自分自身の子どもたちを児童施設に預けている。出産するまで産院に併設されたこの施設で暮らすよう契約書に明記されているからだ。無事に双子を出産すれば入手できる40万ルピー(約60万円)が家計の大きな助けになることは分かっていた。 しかし「子宮レンタル」とも呼ばれ、女性が搾取されているなどと

    インドの代理出産ビジネス、禁止を恐れる貧困女性たち 
    sawa_02
    sawa_02 2016/10/03
    "他人のために子どもを出産し、まとまった金を稼ぐ女性たちが貧困層を中心に2000人ほどいる。"
  • 図書館は格差解消に役立っているのか?/片山ふみ・野口康人・岡部晋典 - SYNODOS

    映画『スリーパーズ』(Sleepers)の主人公の一人であるマイケルは、ヘルズ・キッチン(地獄の調理場)と呼ばれるスラムで育ったが、少年院の図書室において独学で勉強し、地方検事になった。このようにアメリカ図書館は、あらゆる人が無料で利用できる開かれた教育施設であり、極端な例を挙げればホームレスが億万長者になるような階層の流動化に寄与する役割をもつとされている。(注) (注)たとえば、ジャーナリストの菅谷明子は、著書『未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―』のなかで、ニューヨーク公共図書館が情報へのアクセスを担保し、個人の力を伸ばし、コミュニティを活性化させている実例を鮮やかに報告しており、同様の議論は図書館情報学者の川﨑良孝もおこなっている。 つまり、「富めるものはますます富み、貧しきものはますます貧しくなる」という、いわゆる「マタイの原則」を打破する存在として図書館は期待されてい

    図書館は格差解消に役立っているのか?/片山ふみ・野口康人・岡部晋典 - SYNODOS
    sawa_02
    sawa_02 2015/12/07
    “貧困問題の研究者である阿部彩は、社会の仕組みから脱落し、自尊心が失われた時には、本来ならば皆に開かれている筈の公共の場でさえ、いくことが恥ずかしい心境になると指摘している。”
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