清水寺(京都市東山区)は7日、中近世の天皇や足利尊氏、豊臣秀吉の関連文書が古文書の整理調査で見つかったと発表した。新出資料となる天皇の綸旨15点は、中興の祖・願阿弥ら勧進僧が戦乱で荒れた伽藍復興に寄与し、寺院に定着してゆくさまを示す。 200点近くあった文書群には、京における鉄砲の使用時期を示す三好長慶の禁制のほか、厚い観音信仰で知られた尊氏による土地の寄進状、秀吉が母の病気回復への返礼をつづった書状といった多数の原本が含まれていた。
清水寺(京都市東山区)は7日、中近世の天皇や足利尊氏、豊臣秀吉の関連文書が古文書の整理調査で見つかったと発表した。新出資料となる天皇の綸旨15点は、中興の祖・願阿弥ら勧進僧が戦乱で荒れた伽藍復興に寄与し、寺院に定着してゆくさまを示す。 200点近くあった文書群には、京における鉄砲の使用時期を示す三好長慶の禁制のほか、厚い観音信仰で知られた尊氏による土地の寄進状、秀吉が母の病気回復への返礼をつづった書状といった多数の原本が含まれていた。
椿井文書を模写したとされる「笠置山之城元弘戦全図」。椿井文書が山城地域に波紋を広げている(京田辺市田辺・中央公民館) 京都府山城地域の自治体史に数多く引用されてきた史料「椿井文書(つばいもんじょ)」を偽文書と指摘する新書が先頃出版され、地元の歴史関係者らに波紋を広げている。たった1人の男が質の高い偽文書を大量に作り出した手法などを明らかにしており、特に関わりの深い山城地域では定説が覆りかねないためだ。郷土史が再検証を迫られるだけでなく、「日本最大級の偽文書」の作者かもしれない男の人物像にも注目が集まる可能性がある。 椿井文書は、山城国相楽郡椿井村(現木津川市)の有力農民、椿井政隆(1770~1837年)が制作した文書の総称。椿井は山城や近江、河内、大和などで、武家につながる家系だと示したい豪農や山の支配権争いなどに関わり、歴史的な正当性を与えるために多くの文書を創作したとされる。 以前から
映画「ゴジラ」の第1作やカンヌ映画祭で、日本初のグランプリを受賞した「地獄門」など、昭和から平成にかけての日本映画の台本など20万点以上を集めた資料室が京都市の東映太秦映画村に開設されることになりました。 この資料室は、京都市右京区の東映太秦映画村の一角に新たに設けられ、昭和初期から平成にかけて公開された映画の台本のほか、宣伝用のポスターや写真など、およそ28万点が保管されています。 中には、昭和29年公開の映画、「ゴジラ」の第1作やカンヌ映画祭で日本初のグランプリを受賞した「地獄門」など、映画史に残る作品の撮影に使われた台本などもあります。 台本には、せりふを推敲した俳優の書き込みや、著名な脚本家による未公開のものなども残されていて、日本映画の歴史やその制作過程を知ることができます。 資料室は事前予約制で、新型コロナウイルスの感染拡大が収束したあと、時期を見てオープンする予定だということ
京大、教授会議事録を閲覧制限 学部史編集委員の教授に 「隠蔽体質が背景」と教授 2020年3月15日 10:00 京都大教育学研究科の教授らが教育学部70年史を編纂(へんさん)する際、教授会議事録の閲覧を大幅に制限されていたことが14日、京都新聞社の取材で分かった。編集委員の教授らは議事録の保管場所に入れず、事前に必要な資料を指定した上で事務方から公開を受けた。編集に当たった教授は「事実上、閲覧できなかった。教授がなぜ教授会議事録を自由に見られないのか」と困惑する。事務担当者は「必要に応じ適切に教員へ議事録を開示した」とする。 「資料に見る京都大学教育学部の70年」は、教育学部の創設70年に合わせて2019年5月に発行。編集開始時は、同研究科の駒込武教授や南部広孝教授ら4人でつくる編集委員会が作業に当たった。 両教授によると当初は議事録の保管場所へ入れたが18年7月になって、事務担当者らか
日本初の長編カラーアニメーション映画として61年前に公開された「白蛇伝」の絵コンテなどの資料が見つかり、専門家は草創期のアニメの制作過程が分かる貴重な資料だとしています。 「白蛇伝」は東映動画、今の東映アニメーションが、昭和33年に公開した日本で初めての長編カラーアニメーション映画でNHKの連続テレビ小説、「なつぞら」で登場した作品のモデルにもなりました。 見つかった資料は、アニメーターがキャラクターの立体感を考える際に使われたとされる粘土模型4体や、全体の構成を指示する絵コンテの第1稿などおよそ40点です。 このうち動画の資料では、キャラクターの動きが、鉛筆の線1本で描かれていて、当時のアニメ制作の丁寧さや精密さがうかがえるということです。 これらの資料は京都市右京区の東映太秦映画村で、ことし4月から始めた資料整理の過程で見つかったということです。 「なつぞら」の時代考証をつとめたアニメ
源氏物語の現存する最古の写本で、鎌倉時代の歌人・藤原定家による「定家本」のうち「若紫」1帖(じょう)が、東京都内の旧大名家の子孫宅で見つかった。冷泉家時雨亭文庫(京都市上京区)が8日発表した。定家が校訂したとみられる書き込みや、鎌倉期に作られた紙の特徴などから、同文庫が定家本と鑑定した。 既に確認されている定家本4帖は、いずれも国の重要文化財に指定されている。「若紫」は、光源氏が後に妻となる紫の上との出会いを描く重要な帖だけに、今後の古典文学研究に大きな一石を投じる可能性がある。 源氏物語(全54帖)の定家本は、紫式部による創作から約200年後の13世紀初めに書き写された。昭和初期に国文学者・池田亀鑑(きかん)が調べ、「花散里(はなちるさと)」「柏木」「行幸(みゆき)」「早蕨(さわらび)」の4帖が確認されていた。 今回鑑定した元文化庁主任文化財調査官の藤本孝一氏によると、冊子の大きさは縦2
京都府福知山市の福知山公立大学で2月14日、古書籍・古文書アーカイブ研修会が開かれ、学生や地域住民20人が参加した。公共性が高く、時代を経て歴史的重要性をもちうる記録や資料を電子化し、検索したり、閲覧できるシステム「デジタルアーカイブ」について現在取り組まれている状況や国内の動向について学んだ。 削られた「光秀」の名、恨みか「いたずら」か 講師は福島幸宏さん(京都府立図書館)。福島さんはアーカイブとオープンデータをテーマに話しを進め、京都府が進めた国宝の東寺百合文書のデジタル化を取り上げ、誰でもが見られるようにオープンデータ化した経緯や手法を話した。2013年1月からほぼ1年がかりで8万4000カットのデジタル化に取り組み、14年3月に公開したという。「何よりも自由に使ってほしいという発想を大切にした。文化資源のデジタル化が他の機関にも広まってほしい」と話した。 オープンデータ化を推進する
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「和歌の家」として藤原俊成・定家以来の歌道を守り続けてきた京都・冷泉家(れいぜいけ)に伝わる古文書の写真版複製本(影印本〈えいいんぼん〉)「冷泉家時雨亭叢書(しぐれていそうしょ)」(冷泉家時雨亭文庫編、朝日新聞社刊)全100巻が完結した。1992年の刊行開始から携わってきた人たちは、世紀をまたいだ大事業を感慨深く振り返った。 叢書を企画したのは、朝日新聞出版局の編集者だった上野武さん(73)。80年、冷泉家が長く秘蔵してきた古文書が研究者らに初めて公開された。写真誌「アサヒグラフ」の編集部員だった上野さんは、冷泉家文書を特集した増刊号2冊を担当。その取材過程で、多くの研究者から「ぜひ『影印本』がほしい」という声を聞いた。冷泉家からの要望もあり、社の事業としての出版を提案した。 膨大な文書資料を影印本にすれば、数十冊にはなることが予想されたが、「途中で投げ出すわけにはいかない」。のちに叢書刊
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昨年、世界記憶遺産に登録された「東寺 百合 ( ひゃくごう ) 文書」など数多くの歴史資料を所蔵する京都府立総合資料館(京都市左京区)が13日、53年の歴史に幕を下ろす。 老朽化に伴い、近くに新築された文化施設「京都学・ 歴彩 ( れきさい ) 館」に機能が統合されるためだ。同館は来年度にオープンする予定だが、関係者からは総合資料館の名前が消えることを惜しむ声が上がる。 総合資料館は、地上4階、地下1階の鉄筋コンクリート造り(延べ床面積約1万4000平方メートル)で1963年に開館。一般図書約37万冊のほか、京都にまつわる古文書や行政文書、絵画や工芸品など約35万点を所蔵する国内有数の総合文化施設で、研究や調査などのため年間7~9万人が利用している。 建物は、府立文化芸術会館(上京区)などを手がけた建築家・富家宏泰氏の設計で、「天橋立」を模した中庭は、日本の造園学を形成し、京都大名誉教授を
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ホームリポート笠間掲載コンテンツ福島幸宏[京都府立総合資料館]・京都府立総合資料館の新館構想から考える 「資料・情報・人の交通の場」●リポート笠間55号より公開 そろそろお手元に届き始めたと思いますが、リポート笠間55号・特集[近世文学研究のなかの「壁」]より、福島幸宏[京都府立総合資料館]氏のエッセイ、京都府立総合資料館の新館構想から考える 「資料・情報・人の交通の場」、を公開いたします。 リポート笠間は、小社のPR誌で年2回刊行しています。送料無料・購読料無料。定期購読は随時受け付けています。お気軽にご連絡ください。詳細は以下のページでご確認ください。 http://kasamashoin.jp/2013/11/pr55.html ご連絡お待ちしております。 —————– 京都府立総合資料館の新館構想から考える 「資料・情報・人の交通の場」 福島幸宏[京都府立総合資料館] 二〇〇五年よ
Yokouchi Hiroto @yokohirama 本日会食したT大S料編纂所の先生方が、今年の東寺百合文書の展示とシンポの日程をご存知なかった^^;。すみません。宣伝不足です。展示は12日からです〜 http://t.co/e6Zux6hEX4 http://t.co/e6Zux6hEX4 2013-10-09 22:33:39 Yokouchi Hiroto @yokohirama 10/14東寺百合文書のシンポがあります。 会場は総合資料館隣の京都府立大。東京の方に行くの〜と聞いたら、なにそれ、あーそういえばとの反応!あまりに知られていないので、再告知!http://t.co/lkkfzmB0e2 2013-10-09 22:43:36
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