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ナショナリズムに関するshig-iのブックマーク (7)

  • 『想像の共同体』についてのいくつかの誤解 – The Long Wait

    ベネディクト・アンダーソンの著した『想像の共同体』というがある。80年代に勃興したナショナリズム論の白眉であり、ナショナリズムを研究するものにとってはひとつの到達点であると同時に開始点でもある。しかし書は、あらゆる古典と同じように、あまりにも有名になってしまった余り、陰翳に富んでいたはずの議論が単純化され、誤解され、しばしば誤って理解されたまま批判の対象となってしまうことがある。マーク・トゥウェインの言うように、「古典とは、誰もがすでに読んだ事があると思いたがっているが、誰も読もうとしないものである」というわけだ。 しばしばアンダーソンに対して行われる通俗的な批判は、「あらゆる共同体は想像の産物ではないか」と指摘することで、その分析的意味を減じようとするものだ。このような批判が的を射ていないことは、書の序章を読むだけでも朖かである。この批判はアンダーソンがアーネスト・ゲルナーに向けて

    『想像の共同体』についてのいくつかの誤解 – The Long Wait
    shig-i
    shig-i 2014/06/04
    「アンダーソンはナショナリズムの「創造性」を批判することでそのプロジェクトを否定しようとしている」は誤解など
  • 朝日新聞GLOBE|文化財は誰のものか--インカの宝

    象形文字解読のきっかけになったロゼッタストーン。古代エジプトの王妃ネフェルティティの胸像。美の化身ミロのビーナス……。 返還論争のカタログを開くと、誰もが教科書で見たことのある、世界的に有名な美術品が名をつらねる。 所蔵する博物館にとっては存立を左右しかねない集客の目玉なだけに、簡単に手放すわけには行かないという事情がある。 これに対し、「返せ」と声を上げている側には、植民地支配下などで自分たち固有の文化を「奪われた」という思いが強い。国の威信がかかるだけに、一歩も引こうとしない。 2002年にパリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館など18館は、「普遍的美術館の重要性と価値についての宣言」と題する共同声明を出した。] 「美術館は、ひとつの国の市民のためでなく、すべての国民に奉仕しなくてはならない」と述べ、「人類共通の財産」を保有する正当性を強調した。 「もとの国にあったま

  • ル・モンド・ディプロマティーク日本語版 - ル・モンド・ディプロマティークで世界を読む

    2019年4月と2021年10月の2度のクーデターのあと軍事政権を分かち合ってきた国軍と民兵団が、2023年4月15日に決裂して戦闘を始め、スーダンは内戦に突入した。遠因は19世紀のエジプトによる征服以来の首都と地方の格差と、国として統一性を考えない統治にある。エジプト、ロシア、アラブ首 (...) →

  • 加害と被害のあいだ - 美徳の不幸 part 2

    先ほど、風呂の中で読了(半身浴、というか足湯で読書して、汗を流している)。 民族とネイション―ナショナリズムという難問 (岩波新書) 作者: 塩川伸明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/11/20メディア: 新書購入: 15人 クリック: 94回この商品を含むブログ (60件) を見るタイトル通り、ナショナリズム問題の入門書。巻末の参考文献も充実しており(日語限定、というのが却ってありがたい)、助かる。塩川先生が後書きで自らおっしゃっているように、先生のような旧ソ連・ロシアをフィールドにしている人が、そこの数々の事例を列挙していき論証しようというのは、意外と今まで少なかったので、その意味でも有用だろう(実際、他地域の記述よりも、力が入っている気がした)。例えば、僕などはアルメニア=アゼルバイジャン紛争について全く知らず、欧米の綺羅星のような知識人たち(デリダ、レヴィナス、バー

    加害と被害のあいだ - 美徳の不幸 part 2
  • 内田樹の研究室: ナショナリズムと集団性

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  • 『おじさんの見分け方』

    会社で仕事をしているときに、頭がおじさんになってる人を見分けるよい質問があった。 「◎◎さん、日産のセレナのCM好き?」 おじさん化してる人はこういう。 「あれ、いいよなー。・・・・『モノより思い出』。ほんと子どもに夢を与えてあげる時間なんて数年間で少ないんだよなー。泣けるよなー。子ども遊びに連れていこうって思うよー。日もまだまだいいところあるんだなあって。」 「ははは、◎◎さんいい人ですねー(半分心だが、心の声。仕事上は要注意、もしくはちょろい)。」 「姑息だよね、ただ受けるのはわかるよ。」という人のほうが仕事上は気が合った(黒いなーかわいくないなー私も)。 セレナのCMのキャッチコピーをちょっと年代順に遡ってみる。 1994 しあわせまだかい 1997 マルチボックス セレナ 新発売。 1997 これがスポーツボックスだ 1998 ぼくらはセレナを待っていた このあたりまでは、まだ

  • 愛国心の悪用 - 激高老人のぶろぐ

    年をとっても夜更かしは深まるばかり 悟りからは遠のくばかり 分からないこと増すばかり 「老人とは」の通念はまちがいばかり 通念なるものはみんな変と思う、老人の独語録

    愛国心の悪用 - 激高老人のぶろぐ
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