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ブックマーク / ameblo.jp/hiromiyasuhara (9)

  • 毒食品の嘘|女子リベ 安原宏美--編集者のブログ

    前回の『ニューズウィーク』 (2007.10.3)の特集-「危ない品」は危なくない-は良かったですね。こういった「検証」の記事が少し早い動きで出るようになったのかなとは思うのですが、いいことだと思います。 私はそもそもは生活情報誌に編集部で仕事をしてました。今でもレシピ仕事をしています。雑誌でアンケートをとっても「の不安」がすごくて、これは書きたくもないことを書かなくちゃいけない、書かなくちゃいけないことを書けない状況になるのは当に嫌だなと思います。 先日スーパーで買い物をしていたら、「この野菜は中国産しかないの!どうして!なんで!」と店員さんに怒っているおばさんがいました。なんだかもう・・・気持ちはわかるんですが、怖い・・・。 『ニューズウィーク』はこう報じます。 ---- 中国野菜をいっさい使わない「チャイナフリー」給を富山市がスタートさせたのは、9月のこと。349品目30

    shig-i
    shig-i 2007/10/05
  • 『「もうこの問題しかやらない」』

    1975年生まれの就職氷河期世代の若い記者が「派遣社員」の実態を書いたが『ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場/小林 美希著』。 若年層の非正規雇用の実態を最初に活字媒体「エコノミスト」で取り上げた功績、綿密な取材、そこに基づく分析力には感嘆しました。来の記者の仕事、その気迫を見せていただいた気がします。アマゾンのレビューこぞって5つ星ですね。同感です。 あと、新人の彼女の企画をとりあげてくれたデスクやこのルポをに残さなくてはと出版された単行の編集者。まだ実績の少ない小さな人間の企画に耳を傾けてくれようとする人が少なくなっているなか、彼女をサポートしたまわりの人たちにも感謝したくなるでした。彼女はほんとにかっこいい。記者や編集者はほんとに読んでほしいと思います。たったひとりでもできることがたくさんあると思います。 彼女は自らが、何十社と就職試験を受け、民事再生法を申請したば

  • 『14歳レベルくらいにはなりたいものです。』

    相変わらず少年の事件が起きると、「ゲーム」とか「マンガ」のせいにされてたりしてるね・・・。うーん、今どき、部屋のなかに「ゲーム」も「マンガ」もない子がいたら、そっちのほうが驚くんだか。例えば「日文学全集」とかあったほうが驚くんだけど(笑)。そしたら「日文学全集のせいだ」とかいうんだろうか? さてと、日がPISAの学力テストが「落ちた」ということで、「学力低下」だと騒がれてたんだけど、それを以前エントリーで取り上げたことがあります。 http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10016028633.html http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10016182461.html 「落ちた」といっても、人口規模が大きい国のなかで、トータルしてみればトップクラスであるというのを前提で読んでね(つまり日の子供たちは相対

  • 『アメリカの刑事システムの予算が破綻するまで(日本後追い中?)』

    アメリカの刑事システムの予算が破綻するまで(日後追い中?) | 女子リベ  安原宏美--編集者のブログ 後藤和智さんが今月号の「論座」に『左派は「若者」を見誤っていないか』という論考を寄せていらっしゃいます。原稿の編集作業を手伝ったので、応援エントリーを書こうかと思います。まずは、こういう論考が左派系のメディアで載ったことは意義があるんではないかしら。 あと以前、後藤さんから、うかがったんですが、「悪口言わずに建設的意見を」的な感想もたまにもらうそうですね。あらそうなの。細かい「検証」作業を誰がほかにやってます?それもノーギャラで。えらいと思いますよ、私は素直に。 後藤さんの問題意識は『左派系のメディアの多くが、若年層に関してはほとんど右派系と共同歩調をとり、また就職氷河期世代の苦悩を不可視化してきた』というつまり左派も右派も『共犯』という認識です。 さて、教育再生会議などは、もはや「ネ

  • 『「治安悪化神話」によって進んだ会議の模様』

    ちょっとバタバタしていて、更新に間があいてしまいました。 さて、毎日新聞の石戸記者の記事にちょびっと登場しております。なんか自分のこと書くのは恥ずかしいですね・・・。ありがとうございました。 きび談語:1月17日の岡山面で… /岡山  2・24 1月17日の岡山面で、刑務所の過剰収容問題を紹介しました。取材の過程で大きな示唆を与えてくれたのが「犯罪不安社会―誰もが「不審者」?」(光文社新書、浜井浩一・芹沢一也著)です▲「現在、治安は悪化し、凶悪犯罪が多発している」と言えば納得する人は多いと思います。これは事実でしょうか。答えは否。同書では犯罪関係の統計や犯罪の語られ方などを多角的に分析し、「治安悪化説」に根拠がないことを解き明かしてします▲「06年ベスト新書」の声もある同書。編集を担当した倉敷市出身のフリー編集者、安原宏美さんは「事実ではなく、感情で治安対策を進めていいのか」と言います。虚

  • 『「それでもボクはやってない」絶賛絶賛大絶賛♪』

    観て来ましたー♪ 当におもしろかった。問題意識が近いということも勿論あると思うんですが、ネット上のレビューを散見すると、みなさん、かなり真面目ですね。これね、でもね、眉をひそめて、うーんと唸りながら観る映画じゃなくていいと思うよ。リアルを追求すると、あまりに悲惨すぎて、世界が違いすぎて「笑うしかない」ってところまでいってて、ほんとに笑えます。左派メディアに明らかに足りんのはこういうリアリティとペーソスではないかと。 ぴあの出口調査見ても満足度ナンバー1なんですね。 『雑誌「Weeklyぴあ」調査による、1月20日(土)公開の映画の満足度ランキングでトップに輝いたのは、周防正行監督の11年ぶりの新作『それでもボクはやってない』。『ディパーテッド』『マリー・アントワネット』といった超大作、『僕は妹に恋をする』といった話題作を抑えての1位となった。』 もちろん、映画があぶり出していく司法の問題

  • 『治安悪化論争?っていうかなんていうか・・・』

    以前、朝日新聞の「治安悪化論争」(まあ「論争」にしたほう盛り上がるっていう朝日の見出しのつけかたにも問題があると思うけど)の浜井浩一先生の記事ですが、今回はよくコメントをくださる仲さんのためにエントリーを書こうかと思います。http://ukiuki.way-nifty.com/hr/2006/12/post_dd36.html http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10019620739.html (以前のこの記事についてのエントリー) 外国人犯罪についての補足です。「浜井 浩一, 芹沢 一也 犯罪不安社会 誰もが「不審者」? 」でも紙幅の関係から浜井先生の外国人犯罪についての論考はとりあげていないので、そういった意味でもフォローのつもり。 朝日の記事はこんなかんじです。 外国人犯罪。白書は「手荒で組織的な犯罪の増加は国民の警戒心や不安を急速に高めて

  • 『おじさんの見分け方』

    会社で仕事をしているときに、頭がおじさんになってる人を見分けるよい質問があった。 「◎◎さん、日産のセレナのCM好き?」 おじさん化してる人はこういう。 「あれ、いいよなー。・・・・『モノより思い出』。ほんと子どもに夢を与えてあげる時間なんて数年間で少ないんだよなー。泣けるよなー。子ども遊びに連れていこうって思うよー。日もまだまだいいところあるんだなあって。」 「ははは、◎◎さんいい人ですねー(半分心だが、心の声。仕事上は要注意、もしくはちょろい)。」 「姑息だよね、ただ受けるのはわかるよ。」という人のほうが仕事上は気が合った(黒いなーかわいくないなー私も)。 セレナのCMのキャッチコピーをちょっと年代順に遡ってみる。 1994 しあわせまだかい 1997 マルチボックス セレナ 新発売。 1997 これがスポーツボックスだ 1998 ぼくらはセレナを待っていた このあたりまでは、まだ

  • 『ここ10年で』

    ここ10年で私がきっと一番驚いたニュースはハンセン病の裁判の話であった。実際まったくどういうことになってるのか知らなかった。 あまりに驚いたのでまずこの2冊を呼んで愕然としてしまった。『証言・ハンセン病 もう、うつむかない』村上絢子著 『検証 ハンセン病史 熊日日新聞社』 ** 13世紀から14世紀ころの、宗教改革以前のヨーロッパの街では十字架を先頭に、仔細に導かれるハンセン患者の「葬列」がしばしば目撃された。患者はうなだれ、「生きながらの死」の儀礼に従った。司祭がハンセン病患者を墓穴に入れて擬似的な埋葬をとりおこない、その後外へ出して、市外へ追放することもあった、こうして患者は「生きた死者」となり、キリスト教の世界観のなかでの人間の社会と、現実の生活空間のどちらからも追放された。         「ハンセン病重監房の記録」宮坂道夫より ** 日のらい予防法が違憲とされたのは、13世紀

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