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ブックマーク / web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~ysekigch (2)

  • 質的研究におけるインタビューについて

    インタビューは、直接観察だけではとらえにくい事柄に関するデータを、当事者との会話を通じて得る方法です。質的研究では、直接観察法だけでは得られないデータが必要になるのが通常です。直接観察は時間と労力をとられるため、それを実際に行える範囲は時間的、空間的、体力的にもかなり限られています。また、過去に起こった出来事などは、観察しようがありません。当事者のプライベートな生活のような研究者がアクセスしにくい場所で起こっている出来事についてもそうです。質的研究では、とくに、当事者の感じていることや考えていること、当事者のものの見方・感じ方・考え方を理解することが重要になりますが、それらは当事者の頭の中にあり、直接観察だけからは必ずしも十分な理解が得られないものです。観察による以外のデータが研究の中心的データになるか補助的なデータになるかは別として、直接観察だけではかならずしも十分な研究ができないもので

  • 質的研究論文の評価

    質的研究論文の評価 質的アプローチは、量的アプローチとは研究の枠組み、目的、手続き等が異なるため、研究論文の評価の基準も別に考えなければなりません。質的研究論文の評価基準については、研究者の間で様々な見解が提案されています。ここでは、質的研究法について多くのすぐれた著書のある英国Open Universityの教育社会研究学科教授マーティン・ハマスリーの最近の見解を基にして説明します[Hammersley, M. (1998). Reading ethnographic research (2nd ed.). London: Longman]。彼は、まず、質的研究論文の備えるべき基的な構成について論じ、その後で、評価基準として「妥当性」と「関連性」の2つの柱を提案しています。 質的研究論文の構成 すでに「入門編 ステップ6」で触れましたように,質的研究の論文は,少なくとも評価に値するため

    shiraber
    shiraber 2016/06/04
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