前編に続き、「僕は君たちに武器を配りたい」などの著者である京都大学客員准教授の瀧本哲史氏と、「ソーシャルメディア進化論」の著者でネット上のコミュニティを活用したマーケティングサービスを提供するエイベック研究所代表取締役の武田隆氏が対談。後編はFacebookだけでなく、マーケティングの側面から企業におけるソーシャルメディアの活用・効用に切り込む。 (前編から続く) 瀧本氏:Facebookのマーケティング活用という話に戻すと、メーリングリスト代わり、メールの代替物としてはうまくいっているけれども、ブランド構築といった方向ではあまりうまく行ってる気がしないんだよね。「いいね!」を押してもエンゲージメントは増えないから。 ※エンゲージメント:愛着感。自発的行動を促し、信頼感を醸成して売り上げや業績を上げるといった考え方。 武田氏:そう思います。Facebookでマーケティングが成立するかどうか