樋口: 軸を持つというのはある程度開発できるものだとお考えですか。 増田: 私は先天的なものでも、開発するものでもなく、誰もがもともと持っているものだと思っています。違いが出るとすれば、どの時点で自分の軸を自覚し、そこを意識して行動したり成長するかではないでしょうか。 それに気が付けるような周りのフォローも必要なのでしょうね。 やはりその影響は大きいですね。良い質問は良い気付きや学びを促しますので、質の良い質問ができるリーダーがいる組織は質の良い人材が育ちやすいのは事実です。軸(自分らしさ)を自覚させて、成長させようという視点を持ったリーダーはそのような視点で質問をしますから、軸のしっかりした人材が育ちやすいのです。私はどんな人にも能力を発揮する可能性はありますし、育つものだと思っています。その能力がないと言う人は、その力を使っていないか鍛えていないだけではないでしょうか。ただし、その可能