カマラ・ハリスが1月20日(現地時間)、女性として、黒人として、アジア系として初の副大統領に就任した。ワシントンの連邦議会議事堂での歴史的な就任式で彼女が着たのはニューヨークを拠点に活躍するデザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャーズ(CHRISTOPHER JOHN ROGERS)が手がけたパープルのコートとドレス、そしてウィルフレド・ロサド(WILFREDO ROSADO)によるパールのネックレスだった。ルイジアナ出身のロジャーズはクィアの黒人デザイナーで、プエルトリコ出身の両親を持つロサドはニュージャージー生まれだ。 ファッションと女性政治家の関係については論ずるに値しないかもしれないが、その象徴的なパワーは否定できない。インド人のがん研究者だった母シャーマラ・ゴーパーラン、ジャマイカ人の経済学者だった父ドナルド・J・ハリスの間に生まれたハリス副大統領は、幼い頃に黒人バプテスト教会