*米当局、トヨタ車の急加速問題を10カ月にわたり調査 *急加速問題、電子制御システムとの関連は認められない、との結論 *米当局は依然、一段の安全性措置の義務付けを検討 *米市場のトヨタ株、4%上昇 [ワシントン 8日 ロイター] 米当局が8日発表したトヨタ自動車7203.T のリコール(回収・無償修理)問題の原因に関する調査報告書によると、トヨタ車の意図せぬ急加速問題と電子スロットル制御システムとの間に関連性は認められなかった。 ラフード米運輸長官は声明で「トヨタ車の急加速問題は、電子系統が原因ではなかった」とした。 米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が米航空宇宙局(NASA)のエンジニアと協力して行った調査で、急加速の原因として唯一特定できたのは、これまでも指摘されてきたアクセルペダルの問題と、アクセルペダルの戻りを阻害する可能性のあるフロアマットの問題のみだった。 これら2つの問題