nukeとmedに関するsymbioticwormのブックマーク (12)

  • ICRP111から過去に学ぶ、あらためてチェルノブイリのこと

    この冊子の論は副題のとおり“事故収束時の考え方の基”であり、個人的には超お勧めです。 なお、発行の経緯や趣旨は、「編集メモ」(4~7ページ)に記載されています。 208ページ構成ですが、論の部分は冒頭の図表の数ページに凝縮されているのでそこだけでも勉強になりました。 その中から、一つだけ図を引用します。 (説明の一部を引用) まずは、計画被曝状況。これは、原子炉作業員や、放射線を扱う医者や技師など、線源が制御されている状況です。 これに対して、核事故での場合を緊急時被曝状況(ICRP109が扱う)と現存被曝状況と呼んでいますが、(後略) ただし、そもそも、原子炉で働いたり放射線を扱う医者や技師でない一般の人は、計画被曝状況とは無関係です。(患者として放射線を浴びる医療被曝は、必要に応じて行うことになっていて、計画被曝状況とは関係がありません。) さらに、空間線量が年間20mSv以上の

    ICRP111から過去に学ぶ、あらためてチェルノブイリのこと
  • 等価線量の説明

    放射線が人体を通過するときの人体へ及ぼす影響は、放射線が人体に与えるエネルギーの量だけでなく、放射線の種類にもとづく違いも考慮する必要があります。人体へのエネルギーの与え方は、放射線の種類によって異なります。 人体への影響の度合いは、人体へ与えられるエネルギー量(吸収線量)に、放射線の種類にもとづく違いを考慮した係数(放射線荷重係数といいます)をかけると求めることができます。 計算式は、以下のとおりです。 等価線量=吸収線量×放射線荷重係数

  • 実効線量の説明

    放射線の種類と性質、人体の組織や臓器の種類によって、人体が放射線を受けたときの影響は異なります。これらを考慮して算出する放射線量を実効線量といいます。実効線量は、放射線の被ばく管理に用いられます。 つまり、組織や臓器ごとに、(吸収線量×放射線荷重係数×組織荷重係数)を計算し、全身について合計した線量が実効線量となります。

  • 子供の被ばくに気をつけなくてはいけないのは何故か(放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説)

    表を見ると、セシウム 134 についても 137 についても、3 ヶ月の赤ちゃんの係数が最大だ。 ただ、そこから年齢が高くなると、係数は 5 歳児のときに最小になり、それからは年齢とともに上がっていく。 成人の係数は 5 歳児に比べると 5 割増しくらい高い。 この換算の数字だけを見て「大人のほうが 5 歳児よりも敏感なのか。さすが 5 歳児は丈夫だ」などと素朴に思ってはいけない。 これは、セシウムを摂取した際の内部被ばくの程度をシーベルトの単位で統一的に表わすための換算法に過ぎない。 どれくらい健康への影響があるかを表わしたものではないのだ。 実際、(シーベルトで測って)同じ量を被ばくした場合、大人よりも 5 歳児のほうがはるかに大きな影響を受ける。 だから、(ベクレルで測って)同じ量の放射性セシウムを摂取した場合のリスクも、やはり、子供のほうがずっと大きいのである。 広島・長崎の被爆者

  • 京都送り火に見る日本人の「放射線ゼロリスク志向」

    「福島県内で製造された生理用品から高放射能」という情報が17日から18日にかけてtwitterで拡散しました。「サーベイメータで測定したら高かった」と情報を出した人がおり、「私も測定してみた」「そういえば、かぶれた」などと大騒ぎ。しかし、発信源らしき人が公開していたサーベイメータによる測定写真を見た専門家が「使い方間違っているよ」と指摘し、騒ぎは一気に収束しました。もともと、高いとされた数値もごく低く、誤差の範囲のものでした。 どうも、放射線パニックとも言える状況です。京都の「五山送り火」での岩手県陸前高田市の薪を燃やすかどうかをめぐる騒ぎも、実態は小さなリスクなのに非科学的な京都市の判断によって、逆に市民の不安が煽られてしまいました。 やっぱり、放射線のリスクが理解されていません。そして、「危ない」と声高に叫ぶ人たちの声ばかりが目立って、科学的に妥当な情報が市民に届いていません。改めて説

    京都送り火に見る日本人の「放射線ゼロリスク志向」
  • 「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」? - NATROMのブログ

    武田邦彦氏が、「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」と主張している。 ■武田邦彦 (中部大学): 甘く見られないように(2)・・・「どうせガンは多いのだから」 1年で死亡する日人は、約110万人だ。人口が1億2000万あまりで、平均寿命が83歳ぐらいで、今でも少し平均寿命が延びているので、計算はおおよそ合っている。 その中で、死亡の原因がガンの人は、男性が20万人、女性が13万人で合計33万人だから、ちょうど30%に当たる。私が国会の委員会で参考人陳述をしたとき、原子力安全委員長を経験した高官が同時に陳述をしたが、そのときに「ガンは30%、あるいは50%と言ってよい」と自分の論旨に都合の良いように数字を誤魔化していた。 病気や公害などでの被害者数を示すときには「10万人あたり」で示すことが多いが、ここではもっと直接的な感覚で比較したいので、福島原発で被曝した人

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  • ぷろどおむ えあらいん 「ペトカウ効果」は低線量被曝が健康に大きな影響を与える根拠となるのか?

    (2011.6.17 一部加筆修正しました) まただいぶ間が開いてしまいましたが,今回のテーマは表題の通り「ペトカウ効果」です。 きっかけはtutujiさんにいただいたコメント中にあった「ぶらぶら病」というキーワードが気になったからです。 ぶらぶら病の詳細については,私自身もGoogleで引っかかってくるレベルの知識しかありませんので詳細についてはコメントしませんが,その根拠として「ペトカウ効果」や「ペトカウ実験」などのキーワードが必ず出てきたので調べてみる気になったと言うことです。 さて,このペトカウ氏(A. Petkau)ですが「医師」であるという紹介もされているようですが,正式の所属(少なくともこの研究をした当時の)は論文では「Medical Biophysics Branch, Whiteshell Nuclear Research Establishment, Atomic En

  • ゴイアニア被曝事故 - Wikipedia

    ゴイアニア被曝事故(ゴイアニアひばくじこ、ブラジルポルトガル語: Acidente radiológico de Goiânia)は、1987年9月13日にブラジルのゴイアニア市で発生した原子力事故である。 同市内にあった廃病院跡に放置されていた放射線治療用の医療機器から放射線源格納容器が盗難により持ち出され、その後廃品業者などの人手を通しているうちに格納容器が解体されてガンマ線源の 137Cs(セシウム137)が露出。光る特性に興味を持った住人が接触した結果、被曝者は249人に達し、このうち20名が急性障害の症状が認められ、4名が放射線障害で死亡した。 国際原子力事象評価尺度 (INES) は、レベル5(スリーマイル島原子力発電所事故やウィンズケール原子炉火災事故と同レベル)。 事故の経緯[編集] 以下はIAEA(国際原子力機関)のまとめた報告書[1]による。 線源の概要[編集] ホイー

    ゴイアニア被曝事故 - Wikipedia
  • 放射線リスクの言説再考:牧野淳一郎さん、押川正毅さんの記事へのコメント - 粂 和彦のメモログ

    Kazuhiko Kume @ Nagoya City University メモや意見をあれこれと・・・ (コメント、TB歓迎です。反映までは、しばらくお待ちください) 国立天文台の牧野淳一郎さんの最近の記事を、非常に興味深く読みました。 先日読んだ「なぜ科学を語って、すれ違うのか」を思い出しました。このについては、またまとめて書きたいですが、ソーカル事件後の話に触れて、いかに「科学」が「社会的に構成される面があるか」をわかりやすく書いています。 さて、これまでも牧野さんのブログは、被曝量計算などで何度か読ませて頂いていて、ぼくは高く評価しているので、みなさんにも他のエントリーを含めて全体をお読み頂きたいと思います。ただ、今日は敢えて異論を書いてみます。 まず、「102.8. 研究者の情報発信はどうだったか?」の中に、今回の事故後の情報発信の特徴に、「正常性バイアス」があったという点は

    放射線リスクの言説再考:牧野淳一郎さん、押川正毅さんの記事へのコメント - 粂 和彦のメモログ
  • 2011-05-11

    また、この論文で注意しないといけないことは、この論文は、小児白血病と、『原発の煙突からの距離』の相関を調べていることです。(原発からでるかもしれない放射線による)被曝線量など測っていません。低すぎて測れないんです。だから、放射線や、放射能とは何の関連も調べていないし、示してもいません。 そもそも、要旨の結論には、こう書いてあります。 The result was not to be expected under current radiation-epidemiological knowledge. Considering that there is no evidence of relevant accidents and that possible confounders could not be identified, the observed positive distance t

    2011-05-11
  • 原子力発電所からの放射性廃棄物の処理 (05-01-02-02) - ATOMICA -

    <概要> 原子炉内で発生する放射性希ガスや揮発性ヨウ素、放射性微粒子を含む排気などの気体状廃棄物は、減衰、捕集、ろ過法等で処理した後、放射能濃度が規制値を十分下回っていることを確認して大気に放出する。廃液、床の洗浄廃液や作業服の洗濯廃水等の液体状廃棄物は、ろ過、イオン交換樹脂による処理、あるいは蒸留処理を行い、その処理済み水は回収再利用し、余剰水は放射能濃度が規制値を十分下回っていることを確認してから海洋に放出する。また蒸留処理に伴う濃縮廃液や使用済みイオン交換樹脂は、ドラム缶に固化処理を行い保管される。固体状廃棄物のうち可燃性廃棄物は焼却処理を、不燃性廃棄物は減容処理した後、ドラム缶等の容器に封入して保管された後、青森県六ヶ所村にある低レベル放射性廃棄物埋設センターに搬入される。 <更新年月> 2007年07月 <文> 現在、操業中の商業原子力発電所のほとんどは、軽水を原子炉冷却材とし

  • チェルノブイリ事故による放射線影響と健康障害 (09-03-01-12) - ATOMICA -

    <概要> 1986年4月26日、チェルノブイリ第4原子力発電所災害が起こって、20年が経過したこの時期、この記憶を新たにするため、多くの催しが行われた。IAEAでは、2005年9月6、7日、ウィーンでチェルノブイリフォーラムが開催された。フォーラムの経緯、結論等は「関連タイトル:チェルノブイリ事故から20年」に述べられている。ここでは放射線の環境影響と健康障害について、報告書の概要を示すことにする。 <更新年月> 2006年08月 <文> I. 環境被害 ・放射能の放出と沈殿 第4発電所の原子炉の出力急上昇による冷却水の水蒸気爆発で原子炉が壊れ、グラファイトの火災が起こったため、放射性核の放出は4月26日から10日間続き(図1)、放射性ガス、濃縮エアロゾル及び大量の燃料粒子が放出された。全放出量は14EBq(1EBq=1018Bq)、主な核種を表1に示す。約50%は希ガスである。ヨーロッ

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