一月の放送で私は、承認欲求や所属欲求を満たす場が極端に偏りやすくなった人の話や、そういった営為が底なしの優越感ゲームになってしまいやすいリスクなどについて話などをしました*1。オタク趣味であれサブカル趣味であれ、特定のクラスタの内側で“承認欲求を巡る軍拡競争”を繰り広げるのは、長い目でみれば大変ですが、短期的な心的ホメオスタシスの安定という視点からみれば非常にavailableな手段だとは思いますし、だからこそ、そういった営為があちこちで見受けられるのでしょう。 第二回の北極ネトラジでは、『電車男』のヒットに前後して起こりつつあるオタク界隈における状況の変化・オタク個人個人が否応無く直面している現状について前半パートで解説してみます。それらを踏まえたうえで、後半パートでは「オタクに限らず、趣味の蛸壺に引きこもってばかりはいられない」実状について考えてみたいと思います。オタクだけに限らず、今