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ブックマーク / moriyoshi.hatenablog.com (4)

  • PHPの「えせプログラミング言語」の弊害 - moriyoshiの日記

    先日のエントリーでも少し触れたが、PHPの最大の問題点は、それが持つ「一見その言語構造がよくあるプログラミング言語の形をとりながら、プログラミング言語の最も大切なところを外している『えせプログラミング言語』である」点にある。Webアプリケーションの開発で注意すべき部分とは何かを根底の部分でちゃんと理解せずにPHPアプリケーションを作ると、後々ひどい目に会うので注意が必要である。 その意味では「PHPでプログラミング言語を学ぶ」などもっての他だし、「JavaでもPHPと同じようなプログラミング言語を作ってWebアプリの開発を効率化しよう」などという発想もとても危険である。 PHPの発想の根底には、「HTMLテンプレート用言語とロジック記述用言語の統一により、開発コストを減らそう」という CGI 時代の安易な発明がある。PHPは、その前近代的な発想を通じて、テンプレートとロジックを同じファイル

    PHPの「えせプログラミング言語」の弊害 - moriyoshiの日記
  • 言語の GC 機能と参照カウント (中編) - moriyoshiの日記

    前編でブクマコメントや日記コメントで どうしたら循環参照によるリークを回避できるのかを説明してほしい PHP 5.3 で cycle collector が搭載されることについてのフォローが欲しい という意見があったので、それも順次取り上げていくことにする。 当はこれを後編としたかったんだけど、どんどん詰め込みたい内容が増えているので、勝手ながら一旦切って中編、後編の 2 立てとさせてもらおう。 SpiderMonkey と XPCOM のガーベジコレクション さて、cycle collector というと Firefox 3 から搭載されるということで気になっている人も多いと思われるので、まずは SpiderMonkey (JavaScript の Mozilla での実装) ではどのような GC (ガーベジコレクション) が行われるのかを見てみたい。 基的に、SpiderMonk

    言語の GC 機能と参照カウント (中編) - moriyoshiの日記
  • 言語の GC 機能と参照カウント (後編-1) - moriyoshiの日記

    追記: 最後の図の「C」の参照カウントが 1 ではなく 2 になっていたのを修正 次回は cycle collector の実装と、回避方法について書く予定。 言語の GC 機能と参照カウント (中編) と 2008 年の 5 月 31 日に書き残して早 1 年と 2 ヶ月を迎えようとする中の後編です。 Cycle collector の実装方法について Bacon らによる「Concurrent Cycle Collection in Reference Counted Systems」という論文が有名と思われる。この論文では、まず同期的な cycle collector の実装の改善について述べ、さらにそれを非同期的な方式へ拡張する方法について述べている。今回は、最初の同期的な方法のアルゴリズムについてのみ見ていく。 基的には mark and sweep 論文には以下のような説明と

    言語の GC 機能と参照カウント (後編-1) - moriyoshiの日記
  • 言語のGC機能と参照カウント (前編) - moriyoshiの日記

    たまにはちゃんと書いたほうがいいかなと思って書いてみる。 あらまし 原始的な参照カウントベースのガーベジコレクションは、循環参照が発生すると、その参照に含まれるオブジェクトを回収できないという厄介な問題を抱えている。循環参照とは、1つ以上のオブジェクトが環状の参照関係を形成している状態のことで、このような参照を持つオブジェクトは、やがてルート (ある時点で言語ランタイムが管理しているすべてのスコープと考えてもいい) から辿りつけなくなって、解放されずにリークしてしまう。 この問題はいろんな LL 言語に見られる。 Perl の場合 use Devel::Peek qw(Dump); sub make_circular { my $foo = {}; my $bar = {}; my $baz = {}; $foo->{'bar'} = $bar; $bar->{'baz'} = $baz;

    言語のGC機能と参照カウント (前編) - moriyoshiの日記
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