2007年、インターネットの世界では「ボットネット」が極めて大きな問題になるという。セキュリティ企業各社が警告しているほか、世界の指導者や経済人が集まって今日の課題を討議する「世界経済フォーラム」(ダボス会議)でも取り上げられ、“インターネットの根幹を揺るがしかねない脅威”としてクローズアップされた。 1月、スイスのダボスで開催された「世界経済フォーラム」では、“インターネットの父”Vint Cerf氏が、ボットネットに関する衝撃的な警告を発した。Cerf氏は「ネットワークに現在接続された世界の6億台のコンピュータのうち、1億台から1億5000万台がすでにボットネットの一部に組み込まれている」と述べた。世界のコンピュータの4分の1、通常考えられているよりはるかに高い比率だ。Cerf氏はボットネットの広がりを「pandemic」(流行病)に例えた。 このパネルで、the New York T
セキュリティ・ベンダーの英Sophosは現地時間5月18日,ボットネットを使って1日に1800万通の迷惑メール(スパム)を送信していた人物が韓国において逮捕されたことを伝えた。 ボットネットとは,「ボット」と呼ばれる悪質なプログラムに感染したパソコンで構成される仮想的なネットワークのこと(関連記事:極悪ウイルス「ボット」の危険性を認識しよう)。ボットに感染してボットネットの一部になると,そのパソコンは攻撃者の思い通りに操作されてしまう。例えば今回のケースのように,スパム送信の踏み台に悪用される。 今回逮捕された人物が悪用していたボットネットは,1万6000台のボット感染パソコンで構成されていたという。このボットネットからは,1日あたり1800万通のスパムが,6カ月にわたって133カ国のユーザーへ向けて送られていた。スパムの内容は,ローンに関するものだったとされる。 Sophosでは,現在の
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