中東・ホルムズ海峡付近で13日、日本の海運会社・国華(こくか)産業(本社・東京)が運航するタンカー「KOKUKA COURAGEOUS(コクカ・カレイジャス)」(パナマ船籍、全長170メートル、総トン数1万9349トン)が航行中に複数回攻撃を受けた。国土交通省が同日発表した。フィリピン国籍の乗組員21人にけが人はなく、全員船から避難したという。 船舶の位置情報を公開するサイト「マリントラフィック」のデータによると、タンカーはイラン沿岸から南に約50キロのオマーン湾で攻撃を受けたとみられる。国交省の説明では、同じころに近くを航行していたノルウェーの船も攻撃されたとの情報があるという。何者による攻撃かは分かっておらず、国交省などが情報収集している。 米海軍第5艦隊も声明で、オマーン湾で船2隻が攻撃を受けたとの情報があったと発表した。相次いで救難信号を受け、誘導ミサイル駆逐艦を派遣して支援にあた