8月は「戦争」がメディアにあふれる季節である。いわゆる「8月ジャーナリズム」だが、あの惨禍と過ちを記憶する記号として、やはり「8.15」の意味は大きい。令和の時代にも、決してゆるがせにはできぬ日付だ。もっとも、そこには落とし穴もある。この日付だけで戦争を振り返ると、軍部や政治家が暴走して続けた戦争に、多くの日本人が「巻き込まれた」という被害者イメージが強まるのである。前線での玉砕と餓死。本土
「半導体素材の韓国への輸出規制」については誤解だらけ。写真は韓国半導体製造大手のSKハイニックス(写真:ロイター/アフロ) なぜ、相手が韓国になると日本の報道は歪んでしまうのだろう。もっと冷静に事実を報道して欲しいものだ。 今回の「韓国に対する輸出規制」に関しては、メディアは『半導体材料を“事実上の禁輸”』『対韓輸出規制を発動』などと、勇ましく報道している。それと同時に、記事では、『自由貿易を掲げてきた日本へ各国から批判が集まる懸念もある』『各国に恣意的なルール変更ともとられかねない』といった指摘もしている。 果たしてそうだろうか。 私は以前、経済産業省で貿易管理の責任者だった。その経験を踏まえれば、こうした誤解に基づく報道には首をかしげてしまう。こう指摘すると、経産省の代弁、もしくは擁護ととられるかもしれないが、それを恐れずに、正確な理解の一助になることを願ってあえてコメントしたい。 以
6月12日、自民党の二階俊博幹事長が、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と約1時間にわたり会談した。 日韓関係は難しい状況が続いている。この状況はいつまで続くのか。 2015年12月、岸田文雄外務大臣と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が会談し、従軍慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した。いわゆる「日韓合意」である。 この合意に基づき、日本は韓国に10億円の解決金を支払い、合意の時点で生存していた元従軍慰安婦の約70%(昨年末時点)がそれを受け取ったという。 しかし、これで解決というわけにはいかなかった。当時、韓国側は、「ソウルの日本大使館の前にある慰安婦像を撤去するよう努力する」としたが、その後、少女像が撤去されないどころか、昨年12月には釜山の日本総領事館の前に新しい慰安婦像が設置されたのだった。 日本政府は撤去を求めた上に、長嶺安政・駐韓大使と森本康敬・釜山総領事
「サザンオールスターズをソウルに呼ぼう」――。韓国紙にこんな記事が載った。「慰安婦」を通して韓国の対日工作を読む。 「アベの暴走を批判するサザン」 鈴置:興味深い記事が朝鮮日報に載りました。「日本の歌手、クワタのソウル公演」(1月7日、韓国語版)です(注1)。 (注1)有料読者だけが読める。 日本語版だと「桑田佳祐のソウル公演」という見出しの記事(1月11日)ですね(注2)。読んだ日本人も結構いると思います。 (注2)有料読者だけが読める。 鈴置:筆者は鄭佑相(チョン・ウサン)政治部次長です。要約します。 桑田佳祐と彼が率いるサザンオールスターズは1995年夏に、韓国語が入り混じる曲をリリースし「オモニが言った麗(うるわ)しLOVE KOREA」と歌った。日本人が最も愛する歌手がなぜ、これほどに親韓的なのか、彼自身が説明したことはない。 ほぼ20年たった2014年12月、このバンドはNHK
日本経済新聞社と同社の喜多恒雄社長、女性社員が、週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋などに約1億7千万円の賠償などを求めた訴訟の判決が4日、東京地裁であった。宮坂昌利裁判長は「記事は名誉を毀損(きそん)したうえ、十分な裏付けもない」と指摘。約1200万円の支払いと謝罪広告の掲載、ネット上の記事の削除を文春側に命じた。 対象は、2012年7月19日号の「スクープ撮!日経新聞喜多恒雄社長と美人デスクのただならぬ関係」と題する記事など。同じマンションから別々に出てきた喜多社長と女性社員の写真を載せ、「男女関係にあり、喜多社長が女性社員を人事で優遇」と報じた。 裁判で女性社員は「同じマンション内の友人宅を訪れた」と主張。判決は「マンションは大型で、女性の友人と社長が別の部屋に住んでいても不思議でない」と指摘。同じマンションから出てきたことは「男女関係にあることの根拠として不十
【ニューヨーク=中井大助】米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は9日、ニューヨークのブルームバーグ市長が英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の買収を検討していると報じた。自らの名前を冠した通信会社の経営で巨額の資産を築いてきたブルームバーグ氏はFTに興味を示す一方、新聞経営に乗り出すことには懐疑的な面もあり、慎重に考慮しているという。 ブルームバーグ氏が購入を検討しているのは、FTを発行し、英経済誌のエコノミストの出版権を半分持つ「FTグループ」。発行元の英ピアソンは売却を公に検討していないが、同社の取締役が相次いで交代する予定であることや、新聞業界の不振もあり、身売りが取りざたされてきた。 NYTによると、ブルームバーグ社は以前からFTのほか、NYTとウォールストリート・ジャーナルの3紙のいずれかが買収可能かを検討。その結果、FTが可能性として浮上したという。 関連記事〈ロイター
朝日新聞社と中日新聞社は11日、大規模な災害など緊急事態が発生して新聞発行が困難になった時に相互援助を行う協定を結んだ。印刷の代行及び輸送の支援が柱で、対象エリアは首都圏、東海、近畿地方。 両社は通常の新聞発行ですでに首都圏と北陸地方でお互いに委託印刷している。また、朝日新聞社は読売新聞社、日本経済新聞社との3社間でも災害時の相互援助協定を結んでいる。
寅さんも、リリーも、「まれびと」なのだ。 年の瀬を迎えると「寅さん」が懐かしくなる。普段、映画館に足を運ぶことが少ない私も、「男はつらいよ」はよく観にいった。そんな年中行事を思い出させてくれたのは、朝日の夕刊「ニッポン人脈記」で10月から11月にかけて13回連載した「おーい 寅さん」だ。・・・>>続き
沖縄県警豊見城署は28日、那覇市おもろまち4丁目、日本経済新聞那覇支局長高田成四(なるし)容疑者(44)を建造物侵入容疑で緊急逮捕した。「記憶がない」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は同日午前1時20分ごろ、同市田原(たばる)3丁目の3階建てのテナントビルに正当な理由なく侵入したというもの。外階段に通じる3階踊り場にいたところを見つけた人が110番通報した。当時、高田容疑者は酒を飲んだ後だったらしい。前日夜に近隣住民から「ビルから様子をうかがう男がいる」という相談が寄せられたため、同署員がパトロールしていたという。 同社広報グループは「当社の記者が逮捕されたことは大変遺憾。事実関係を調査のうえ厳正に対処する」とのコメントを出した。
野村系ネット証券、取引処理の遅れ謝罪 株急騰の14日2008年10月25日20時3分印刷ソーシャルブックマーク ネット証券のジョインベスト証券は25日、今月14日の取引で約定が遅れるなどのトラブルがあったと発表し、「不手際を起こし、深くおわびします」と謝罪した。対象口座は約1500口座に上るという。ジョインベストは野村ホールディングスの子会社。 14日の東京株式市場は、幅広い銘柄に買い注文が殺到。ジョインベストの取引のうち225銘柄が値幅制限いっぱいのストップ高になり、買い注文を出した投資家への比例配分になった。しかし事務処理に時間がかかり、取引の成立が翌日の夜以降になった。 さらに、処理の遅れにより画面にいったん「失効」と表示されてしまい、取引できなかったと勘違いした投資家もいたという。金融庁も同社から報告を受け、調査に乗り出している。 アサヒ・コムトップへニューストップへ
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