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ブックマーク / movie.maeda-y.com (7)

  • ★前田有一の超映画批評★

    連絡は前田有一(webmaster@maeda-y.com 映画批評家)まで ©2003 by Yuichi Maeda. All rights reserved.

  • 超映画批評「日本で一番悪い奴ら」75点(100点満点中)

    「日で一番悪い奴ら」75点(100点満点中) 監督:白石和彌 出演:綾野剛 YOUNG DAIS リアルウシジマくん 北海道警察において、"日警察史上最悪の不祥事"を巻き起こした一人の悪徳警官を描いた実話映画「日で一番悪い奴ら」は、あまり意識されていないが現在進行中の案件だったりする。 柔道で名を挙げた諸星要一(綾野剛)は、北海道警察に入り刑事となった。そこで彼は村井という悪徳刑事から「調書なんか作る暇があったら現場でS(スパイ)を作って点数を稼げ」とのアドバイスを得る。猪突猛進型の体育会系な諸星はそれを真に受け、ほとんど違法な捜査で頭角を現していく。「日一の刑事になりたい」その強い思いは、やがて易々と最後の一線を越えエスカレートしていくが……。 今年3月、ロシア人の元船員が「北海道警のおとり捜査は違法だった」と訴えて再審が決まったとの報道がなされたのだが、その時このロシア人に違法

  • 超映画批評「シン・ゴジラ」90点(100点満点中)

    「シン・ゴジラ」90点(100点満点中) 監督:樋口真嗣 出演:長谷川博己 竹野内豊 ハリウッド版をすら凌駕する、これぞ2016年の日にふさわしい新ゴジラ 私は「シン・ゴジラ」が完成した直後、その事をある制作スタッフから聞いた。やがて試写予定についても別会社のスタッフから知らされていた。だが結局、公開までに通常の大々的なマスコミ向け試写会は行われなかった。 あの庵野秀明総監督の事だから、完成といいつつポスプロの沼に嵌ったか、あるいは初号試写を見た宣伝チームが急きょ事前に我々に見せることをやめる判断をしたのか。いずれにしても映画ライターの間ではこういう場合、ろくな結果にならないとの経験則がある。 しかも、たまたま見に行った都心の映画館の入りがきわめて悪かった(上映10分前の段階でなんと私一人)事もあり、不安は増大する一方だったが、なかなかどうして、「シン・ゴジラ」は期待をはるかに上回る大傑

    超映画批評「シン・ゴジラ」90点(100点満点中)
    umiusi45
    umiusi45 2016/08/04
    「そんなわけでこの映画には、登場人物というよりは登場人物「群」がおり、人間ドラマではなく人間「群」ドラマがあるとみるべきである。」
  • 超映画批評 - 「テラフォーマーズ」5点(100点満点中)

    「テラフォーマーズ」5点(100点満点中) 監督:三池崇史 出演:伊藤英明 武井咲 原作を改変してわざわざダメにする愚 コミックス累計発行部数1000万部を超える超人気コミックの、満を持した実写映画化「テラフォーマーズ」は、私があるツイートをしてしまったせいで公開前から大荒れ模様となってしまった。誰も見ていないようなフォロワー数なのに瞬く間に何千もリツイートされ、いくつものメディアに引用されるとはツイッター初心者の私は予想もしなかった。 そもそも、別に映画の中身を具体的に批判したわけでもネタバレしたわけでもないのに、いつの間にか「前田が「テラフォーマーズ」を酷評した」などと報道されているのは大変心外である。私はツイッター上でこの映画を酷評などしていない。酷評するのは、今からこの記事で、である。 人口が増え続ける21世紀の地球。人類は火星移住のため、テラフォーミング計画を実行する。それはある

    超映画批評 - 「テラフォーマーズ」5点(100点満点中)
  • 超映画批評「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」40点(100点満点中)

    「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」40点(100点満点中) 監督:樋口真嗣 原作:諫山創 出演:三浦春馬 長谷川博己 水原希子 映像面の優位を活かせぬもどかしさ 「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は、マンガをそのまま実写にするといろいろとリアルじゃなくなるから、そうならないよう時には大胆に変えていこう、とのコンセプトで作られたそうである。 なるほど、原作者自身も関わって脚づくりなどを行った理由としては、それは大いに理解できる。そういうことなら大幅な改変もやむを得まい。 100年以上前、あらわれた巨人に人々はわれ、滅びかけたという。いまや、残った人類は高い3重の壁の中でひそかに暮らしている。それでも外の世界が気になる冒険心あふれるエレン(三浦春馬)を、優しいミカサ(水原希子)はいささかの心配を持って見守るのだった。そんなとき、衝撃とともに壁の向こうに何かが現れる。

    umiusi45
    umiusi45 2015/07/31
    「たとえば巨人の正体は、実はバカが極まった人類を淘汰しにきた正義の味方でしたとか、そういうオチだ」。。。。なにそれ?ひどいオチ
  • 超映画批評「ルパン三世」3点(100点満点中)

    「ルパン三世」3点(100点満点中) 監督:北村龍平 出演:小栗旬 玉山鉄二 珍映画史・新たなる伝説 邦画における「漫画原作の映画化」において、珍作ということで必ず話題に上るのが「ルパン三世 念力珍作戦」(74年)である。何十年たっても語り継がれるほど難しい題材なのに、それをまた実写にしようというのだからよほどの自信があるのだろうと思われたが、ふたを開ければ念力珍作戦を上回るトンデモ映画であった。 若き大泥棒ルパン三世(小栗旬)は泣く子も黙る大泥棒だが、峰不二子(黒木メイサ)を救うため、せっかく盗んだ大事なお宝を簡単に手放すほど情に厚い男。ところがその優しさを利用され裏切られたばかりか、大恩あるドーソン(ニック・テイト)の命まで奪われてしまう。そんなルパンは信用できそうな次元(玉山鉄二)と組み、さらに石川五ェ門(綾野剛)を呼び寄せ秘宝をめぐる復讐戦に挑む。 キャスティングはどうあれ、「念力

    超映画批評「ルパン三世」3点(100点満点中)
    umiusi45
    umiusi45 2014/08/29
    「センスのない人たちに大予算を与えると、かくもすごい作品が出来上がる。そんな見本といえるだろう。 」
  • 超映画批評『コドモのコドモ』55点(100点満点中)

    『コドモのコドモ』55点(100点満点中) Child by Children 2008年9月27日(土)より、渋谷シネ・アミューズ 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー 2008年/日/カラー/122分/配給:ビターズ・エンド 監督:萩生田宏治 原作:さそうあきら 主題歌:奥田民生「SUNのSON」 出演:甘利はるな、麻生久美子、谷村美月 11歳の小学生が妊娠! 『コドモのコドモ』をめぐる騒動を見ていると、フィクションに対する許容範囲の低い人がこれほど多いのかと驚かされる。 見ていない作品に対し、「ローティーンの妊娠出産を映画にするとは何事だ」という一部の人々による主張は、いくらなんでも説得力に欠ける。見て気にする人がいたら大変との親心はわからぬでもないが、ならば自分の娘息子に見せなければ良いだけの話。センセーショナルな問いかけで問題提起するやり方は、別に作の専売特許ではなく、問わ

    umiusi45
    umiusi45 2011/08/06
    あまりにも無責任
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