朝日新聞社「吉田調書」報道 報道と人権委員会(PRC)の見解全文(1) 東京電力福島第一原発事故をめぐる今年5月20日付「吉田調書」報道に関して、朝日新聞社の第三者機関である「報道と人権委員会」は12日、見解をまとめ、朝日側に通知した。見解の全文は以下の通り。 ■第1 当委員会の調査の経緯と見解の要旨 1 調査の経緯 長谷部恭男(はせべやすお)氏(58) 早稲田大学教授 学習院大教授を経て、1995年に東大法学部教授就任、今春から現職。専門は憲法学。現在、内閣府地方制度調査会委員。2005年4月からPRC委員。 本年5月20日付朝刊掲載の「吉田調書」入手に関する報道について、朝日新聞社の編集部門から9月11日、当委員会に対し、記事作成過程や報道内容などについて見解を示すよう求める申し立てがあった。当委員会は同日、持ち回り方式の委員会で受理することとし、その旨を朝日新聞社に通知した。 当委員