先週は、エイベックスのコピーコントロールCDを取り上げた特別編となってしまったため、1週間中断した形になってしまったが、今回は再びオーディオ圧縮の話題に戻す。しかし、これまでで一通りのフォーマットの検証は終えたので、今回は改めてそれぞれを振り返るとともに、可逆圧縮についても紹介する。 ご存知のとおりMP3、そしてATRAC3、WMA、AAC、TwinVQ、OggVorbis……といずれも非可逆圧縮といわれるタイプのオーディオ圧縮方式である。非可逆圧縮とは読んで字のごとく、もとに戻せない圧縮のことである。一般に用いる圧縮ツールであるLHaやZIPなどは、可逆圧縮であり、一度圧縮したものを、完全な形で元に戻せるというのが前提だ。 それに対して非可逆圧縮では、完全な形では元に戻せない。つまりオリジナルのデータであるWAVファイルを一旦MP3とかWMAにすると、ファイルサイズは1/10以下にはなる
第327回:iriver plus3でGracenoteとAMGの楽曲認識を比較 〜 無料入手可能。新譜に強い高速フィンガープリント認識 〜 CDのTOC認識といえばGracenoteの「CDDB」、オーディオデータからのフィンガープリント認識といえば「MusicID」というのがポピュラーだ。しかし、そのGracenoteが先日SONYに買収されたことによって、今後の状況は変わってくるかもしれない。 特に気になるのがAMGの動向だ。AMGは先日、DVDやCCCDなどさまざまな著作権保護技術を持つMacrovisionに買収されているが、メーカーとの関係では完全に独立系。またAMGはこの2年間で急速に邦楽データを充実させてきており、またGracenoteよりもデータの質が高いという点で評価がある。 なぜかPLAYSTATION 3がGracenoteではなくAMGの認識技術Las
第145回:アップルの可逆圧縮フォーマット「Apple Lossless」 〜 「iTunes 4.5」の追加機能も検証 〜 最近、注目を集め出したロスレス圧縮(可逆圧縮)だが、また新たなフォーマットが登場した。今回登場したのは「Apple Lossless」というアップルの規格で、新バージョンのiTunes 4.5の新機能として追加された。このロスレス圧縮がiPodで利用可能というのが最大のポイントとなる。 今回は、このApple Losslessが、Windows Media Audioなど既存のロスレス圧縮と比較して、圧縮率などはどうなのか、またこれと同時に発表された新しいiTunes 4.5はどんな機能が追加されたのかなどについて検証した。 ■ 日本語のWindows版は5月中旬のリリース予定 すでにご存知の方も多いと思うが、4月28日にAppleがiTunesの新バー
ソニー、「SonicStage Mastering Studio」のアップデータ −独自の「DSD」ディスク作成が可能に。MusicID対応 ソニーは13日、同社製PC「VAIO」に添付されている「SonicStage Mastering Studio」の最新アップデータを公開。DSDディスクの作成などに対応しており、バージョンは「2.1」。アップデータのファイルサイズは容量は約13.2MB 同バージョンから、SonicStage Mastering Studioで作成したDSDフォーマットの音声ファイルを、ディスクに書き込んで保存する「DSDディスク」の作成が可能になった。ただし、SACDとは互換性が無く、VAIO独自規格となっているため、高音質エンジン「Sound Reality」を搭載し、SonicStage Mastering Studio Ver.2.1がプリインストール
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Sony Media Softwareによる波形編集ソフト「Sound Forge」が「Sound Forge 8.0」にバージョンアップし、機能強化が行なわれた。またそれと同時にCDのマスタリングソフトとして著名な「CD Architect」がSound Forgeの一機能としてバンドルされる形となった。今回はその最新版Sound Forgeにスポットをあてて紹介する。 ■ 歴史ある波形編集ソフト 筆者個人的にSound Forgeには強い思い入れがある。というのも十数年前から、Windowsが3.1でSound Forgeがまだ3.0というバージョンのころからこのソフトを使ってきており、現在でも頻繁に使っているソフトだからだ。このDigital Audio Laboratoryでも、実験用ツールとして毎回のように登場しているソフトでもある。 いまや波形編集ソフトなどフリーウェアで
前回から実際にCD-Rメディア間での比較検証に入り、いよいよ今回はさらに一歩踏み込んだ実験をしてみる。その結果は私も予想しなかった驚くべきものとなった。その実験にどのような準備をし、どのような手法で行なったのか、そしてその結果を公開する。 ■ 数多く寄せられる電子メール これまで5回ほど連載してきて、本当に驚かされるのは読者のみなさんから数多くの電子メールが寄せられることだ。私も15年以上雑誌や単行本のライターをしているが、これだけ読者からの声が届くのは始めての経験で、とても驚いている。 もちろん、その多くは記事の内容に対する厳しいご指摘であったりするが、誹謗に近いものがある一方で、なるほどスルドイ指摘だと思わされるものも多い。 たとえば、前回は3つの素材を5つのメディアにWinCDRを用いて書き込んだが、これに対し「トラック・アットワンスで書き込むなど常識外。メディアなどケチらず
第14回:迷信だらけのデジタルオーディオ[特別編] 〜ドライブメーカー「プレクスター」に聞く、CD-Rの変化〜 今回、ご協力をいただいた、浅野氏、小林氏、植松氏(写真左から) Digital Audio Laboratoryの初回から第7回にわたり、音楽CDをCD-Rにコピーしたら音質は劣化するのかというテーマで記事を書き、読者の方々からも大きな反響をいただいた。その記事の中では、私の手元にある機材を使った実験結果を紹介していったわけだが、メーカー側はどのように捉えているのだろうか? CD-Rドライブメーカーとして評価も高いプレクスターに伺い、直接お話を聞いてみた。 当日は、プレクスター株式会社 周辺機器部 販売促進室 植松 直人氏、またプレクスターの親会社であり、実際のドライブの開発を担当しているシナノケンシ株式会社の電子機器事業部 マーケティング部 浅野 浩寿氏、技術部 製品技術
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