おかわかめという名前ながら、海で採れるわかめではなく、土の中から芽が生えてくる葉物野菜です。葉を刻んだり加熱したりするとぬめりが出るうえ、わかめのようなビジュアルと食感から、その名がついたとされます。 地中に根塊があり、葉のつけ根にむかごができるつる性の多年草で、育てやすく家庭栽培にも人気の植物です。上手に育てればグリーンカーテンにすることも可能。そんなおかわかめの特徴や食べ方、おすすめのレシピを紹介します。 おかわかめは、南アメリカやアジアの熱帯地域に自生しています。ツルムラサキの仲間で、標準和名は「アカザカズラ」。中国から日本に薬草として伝わり、栄養価が高いことから「雲南百薬」の別名があります。 熱帯性植物なので寒さに弱く、秋には葉が枯れるものの、冬を越した球根が翌春からまた芽吹くのが特徴。日本では大分県の中津市が一大生産地として知られ、5月~10月が収穫の最盛期で旬です。