本が溜まっていく。 このところ、買ったり借りたりする本>読む本、なので、部屋にどんどんと未読本が溜まっていく。読もう読もうとは思うものの、無理してまで本は読むものでもなく、とすれば、寝る前の30分読書で消化できる量はたかが知れており、その結果として積読本の山は日々高くなる。 昨年秋からの積読本、倉橋由美子の『シュンポシオン』を読了した。 なんとも感想を書きにくい小説で、ブログに書く事は躊躇われたが、せっかくなのでこのように書いておく。だいたいにおいて、私にとっての倉橋由美子の小説は一言で感想が言い表せるようなものではなく、だからこそ好きなのだが、この物語は特になんとも言い難い。 『シュンポシオン』は、『城の中の城』などの桂子さんシリーズの最終作で、シリーズを通した主人公の桂子さんはすでにお祖母さん。『シュンポシオン』では桂子さんの孫世代の男女のひと夏の恋愛事情を中心に物語が進んでいく。 が