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ブックマーク / dokusyotyu.hatenablog.com (9)

  • 人生に影響を与えた数冊。 - 読書録 地方生活の日々と読書

    今週のお題「人生に影響を与えた1冊」 自我がふわふわとしているためか、周囲の影響を受けやすい。 だから我が人生は、趣味である読書からの影響を抜きにしては語れない。 小中学生 小学生高学年のときに転校をした。二回目の転校だった。引越しという事象に特に動揺することはなかった・・・と大人の私は記憶している。 田舎の小学校から、そこそこ都会の小学校への転校だった。都会の小学生はませていた、のだろうか。子供時代特有のふんわりとした全体性は、そのクラスにはすでになく、大人になる道程で必ずぶち当たる壁、他人との比較の末に生まれるスクールカースト――その萌芽となるクラスがなんとなくグループに分かれている状態に置かれていた。 転校生だった私は、まず、その状態に驚いた。それぞれのグループごとに固まって過ごす休み時間――同級生同士なのに、見下し見下され、そこに優越感や劣等感を感じざる終えない状況。普通に生きて普

    人生に影響を与えた数冊。 - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/09/18
    十角館、すべてがFになる!好きな本が多いので読んだことのない本も気になる。
  • 壮大なホラ話?『わたしは英国王に給仕した』フラバル - 読書録 地方生活の日々と読書

    映画『グランドブタペストホテル』を観た。面白かった。映画の主人公はロビーボーイ(給仕人見習い)、同じようなホテルやレストランを舞台にした小説が読みたいと思い、『わたしは英国王に給仕した』を手に取った。河出書房新車、池澤夏樹個人編纂世界文学全集のなかの一冊で以前から気になっていたでもある。 読んで驚いた。 この小説は一人の男の半生を描いた一冊であり、物語は確かに主人公が給仕人としてホテル「黄金の都プラハ」で働き始めたところから始まる。しかし物語の後半、彼はもはや給仕人ではない。彼が生きたのは20世紀のチェコ。戦争と社会主義の嵐と金持ちになりたいという欲望が彼を数奇な運命へと導いていく。 人生山有り谷有り、とはいうが、主人公の人生は山はどこまでも高く(エチオピア王への給仕、自分のホテルを建て有名人の隠れ家的存在になる)、谷はどこまでも低い(戦争時に敵国出身のを持ったはいいが空襲で亡くしてし

    壮大なホラ話?『わたしは英国王に給仕した』フラバル - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/07/05
    面白そう!気になりました。
  • 面白いだろうと思う、けれどまだ読みたくない、そんな本。北森鴻『天鬼越』 - 読書録 地方生活の日々と読書

    今週のお題「最近おもしろかった」 ついに買ってしまった。 そのは―― 屋に並んでいた。いつの間にか文庫化されていた。文庫化されるぐらい時間が経っていたのか、と驚いた。買うべきかどうか、一瞬の迷い。私は買うだろう、と思った。手が伸びた。裏表紙の説明文を読む。買うことを決める。ついにこのを手に入れる時がきたのだ。 『天鬼越』、北森鴻の遺作である。 いさく【遺作】――故人の、未発表作品および著作物(で、死後に公表された物)。  (by手元の国語辞典) 分かりきったことだ、私達が読める北森鴻の作品はこれが最後だということ。 実は、まだ読めません。 突然の訃報に驚いてからもう五年。自分は北森鴻の一読者に過ぎない。けれども北森鴻の作品は12歳のときから読んできた。はじめて読んだのはアンソロジーに収録されていた『バット・テイスト・トレイン』だったし、中二病のころの宝箱の名前はエッセイと短編集が組

    面白いだろうと思う、けれどまだ読みたくない、そんな本。北森鴻『天鬼越』 - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/05/27
    まだ読みたくない、分かります。独特な世界観のある作家さんでした。もう読めないのか。
  • 倉橋由美子『シュンポシオン』 - 読書録 地方生活の日々と読書

    が溜まっていく。 このところ、買ったり借りたりする>読む、なので、部屋にどんどんと未読が溜まっていく。読もう読もうとは思うものの、無理してまでは読むものでもなく、とすれば、寝る前の30分読書で消化できる量はたかが知れており、その結果として積読の山は日々高くなる。 昨年秋からの積読、倉橋由美子の『シュンポシオン』を読了した。 なんとも感想を書きにくい小説で、ブログに書く事は躊躇われたが、せっかくなのでこのように書いておく。だいたいにおいて、私にとっての倉橋由美子の小説は一言で感想が言い表せるようなものではなく、だからこそ好きなのだが、この物語は特になんとも言い難い。 『シュンポシオン』は、『城の中の城』などの桂子さんシリーズの最終作で、シリーズを通した主人公の桂子さんはすでにお祖母さん。『シュンポシオン』では桂子さんの孫世代の男女のひと夏の恋愛事情を中心に物語が進んでいく。 が

    倉橋由美子『シュンポシオン』 - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/05/23
    倉橋由美子、好きです。独特ですよね。
  • 一人暮らしと新聞。 - 読書録 地方生活の日々と読書

    引っ越してから2ヶ月。新しい町にも徐々に慣れてきた。 新生活も慣れてしまえばただの日常。新鮮な驚きも日々の煩わしさにかわる。 そんな日常の日々でちょっと悩んでいることがある。新聞だ。 一人暮らしの皆さん、新聞は購読していますか。 当たり前のように購読している方、キオスクやコンビにで時々購入する方、情報収集はネット派ですという方。生活の形だけ新聞との付き合い方もあるだろう。 現在、私は新聞を取っていない。 それが何の問題があるのか。問題は私が新聞が好きなことである。では、購読すればよいではないか。そう、購読すればよい。しかしそこに立ちはだかるのは、悲しいかな、低所得という名の壁である。 学生時代は、研究室や友達同士でお金を出し合って新聞を購読していた。ちょっと高い研究に関係ある分野の専門誌も友人お金を出し合うと月千円ほどの負担で済んだ。それを一人で出すとなると、一般紙でも月4千円。 4千円

    一人暮らしと新聞。 - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/05/18
    新聞、結構高いですよね。我が家も職場で読めるので取ってませんが、小学生の子供の事を考えると取ったほうがいいのかなー。
  • 初任給で買った本。『衣更着信詩集』 - 読書録 地方生活の日々と読書

    金曜日の夜だからビールを飲まないといけない気がする。 そんな社会人1年生の夜。 プルトップを開け、アルミ缶を傾けると、タンサンが喉を駆ける。 ビールを飲みたい、思いつつ飲む発泡性リキュール。 ゴールデンウィークからのダメ人間モードで、すっかりブログの更新をサボっている。 台風が過ぎ一日。関西の田舎町は湿度が一気にあがった。麦わら帽子をかぶってランドセルを背負った女の子を見た。夏は近い。 夏といえば、近未来のひと夏の避暑を描いた長編小説『シュンポシオン』を読んだ。著者は倉橋由美子。倉橋ワールドの毒にあたってしまった。どうあがいても登場人物たちのようなアッパークラスな生活には縁がなさそうだ。彼らはしょっちゅうシェリー酒やらワインやらを飲んでいる。比べて。何の後ろ盾も資産もない上に、社会の中でで器用に生きられない自分が嫌になる。 初任給。さて、皆さんは初任給で何を買いましたか。 今までの感謝をこ

    初任給で買った本。『衣更着信詩集』 - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/05/15
    初任給で本を買う。素敵だ。
  • 『頑張って生きるのが嫌な人のための本 ゆるく自由に生きるレッスン』海猫沢めろん - 読書録 地方生活の日々と読書

    魅力的な題名だ。『頑張って生きるのが嫌な人のための』。再読だが、二回ともこの題名にやられた。自己啓発だろうと思いつつも思わず手にとってしまう。だって頑張って生きたくないんだもん。そのうえ、頑張って生きたくない、と自覚してしまう真面目さからは逃れられないんだもん。 平凡に生きる勇気 表紙をめくる。前書きを読む。 これは、自由についてのです。   (p1) 自由? どうして僕がこんなを書くことになったのか。 きっかけは友人「K」の死です。 ああ、これは大変だ、気を引き締めて読まないと。 著者の10歳近く年の離れた友人「K」は、著者と出会ってから7年後に亡くなってしまう。自殺だった。 Kは閉塞感を抱えて生きていました。 自由になることを望んでいました。 そのために最終的に選んだのが自殺でした。 しかし、自由になるための方法は、当に自殺しかなかったのでしょうか。  (p3) 自由。抽象的

    『頑張って生きるのが嫌な人のための本 ゆるく自由に生きるレッスン』海猫沢めろん - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/05/02
    タイトルいい。海猫沢さんはSF読んだことあります。
  • 広い部屋を持て余す日々。西和夫『二畳で豊かに住む』 - 読書録 地方生活の日々と読書

    学生時代、初めの二年は6畳、その後は8畳の部屋に住んでいた。就職を期に引っ越した先のアパートは、六畳二間の2DK。43平米ほどある、一人暮らしには広すぎる部屋である。南向きの角部屋で、明るさと和室があることが気に入ってここの部屋に決めた。 住んでみて、一ヶ月。 広すぎたな、と少し後悔している。 正直、一部屋いらない。和室の一室を寝室として、布団を敷き、を置いているが、それだけである。もう一部屋に布団を敷くスペースも、を置くスペースも十分にある。 贅沢な悩みだとは思うが、広さを持て余している。広いので掃除が面倒だし、冬は寒そうだ。もう少し狭くても、安い部屋にすればよかった。六畳の部屋に住んでいたころの、手を伸ばせば、何でも手が届く便利さが懐かしい。 そんなとき、西和夫の『二畳で豊かに住む』という新書を見つけた。起きて半畳寝て一畳とは言うが、それでも二畳に住むとは。格安のビジネスホテルで、

    広い部屋を持て余す日々。西和夫『二畳で豊かに住む』 - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/04/25
    二畳で豊かに住む。面白い。
  • 【日記】引越し先の図書館など - 読書録 地方生活の日々と読書

    転入届を出しに市役所へ行ってきた。その際頂いた冊子によると、今秋、図書館機能を含んだ複合施設が開館するらしい。場所も、今ある図書館よりもアパートから近い。どの程度の規模の施設なのか、そして蔵書数がどんなもんなのかがものすごく気になる。いやー秋がとても楽しみだ。いい生活のためにはいい図書館が必要だ。 市役所に行くついでに(市役所と図書館は同方面だった)、その従来からある図書館にも行ってきた。が、ここで痛恨のミス。住所が確認できるものがないと貸し出しカードを作れないとのこと。まだ免許証も住所変更していないし、郵便物は何も持たずに来てしまった。 残念ながら図書館の利用をすることができず、すごすごと帰ってきた。ただ、新刊コーナーに新潮クレストの背表紙が並んでいたので、想像していたよりも出来る図書館なのかもしれないと思った。昨日ブログで、蔵書数が少ないなどと数字だけ見て文句言ってごめんなさい、市立

    【日記】引越し先の図書館など - 読書録 地方生活の日々と読書
    yutoma233
    yutoma233 2015/03/24
    図書館大事。
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