前橋市内の高齢者3人が殺傷された事件で強盗殺人などの罪に問われた同市本町の無職、土屋和也被告(27)の裁判員裁判が5日、前橋地裁(鈴木秀行裁判長)で開かれ、情状鑑定した医師が出廷。土屋被告の広汎性発達障害やパーソナリティー障害が2人を殺傷したことに影響を与えたと証言した。土屋被告は資料を読み、聞き入った。 情状鑑定は弁護側が要請し、土屋被告に責任能力があるとの前提で、昨年11月から12月にかけ実施した。 医師は小島由枝さん殺害と川浦二美江さんに重傷を負わせた2件について、土屋被告が家の中で長時間待機し、「どう行動したらいいのか葛藤する中、小島さんが起きるなどの突発的状況の変化に感情が大きく動揺。衝動性が表われ、犯行に及んだ」と指摘、障害の影響があったと述べた。 一方、殺害された川浦種吉さんについては「顔を見られたことから保身の気持ちが強く作用した」として障害の影響を否定した。検察側からは「
精神障害のある長女(41)を殺害したとして、和歌山市の村井健男さん(81)が7月に執行猶予付きの有罪判決を受けた。家族が20年にわたって長女の暴力を受けた末の事件だった。「私の事件を最悪の事例としてほしい」。同じ境遇にある家族の助けになればと、朝日新聞の取材に体験を語った。 今年のバレンタインデーの夜だった。 「お菓子買うてこい」 市中心部の住宅街にある築50年の一軒家。午後7時半ごろ、2階の部屋から起きてきた長女が言った。村井さんはワッフルを買って来たが、長女は「こんなもんいらん」と拒んだ。 午後10時すぎには、自宅が気に入らないと大声をあげ始めた。「新しい部屋を借りろ」。長女はベッドに横たわる妻(75)を布団ごしに何度もたたいた。 妻と長女との3人暮らし。妻は昨年5月から間質性肺炎を患い、足腰も弱っている。布団を頭までかぶり、おびえる妻の姿が目に入った。なぜ暴力を振るうのか、自分が死ん
料金改定について 2023年11月より料金が改定されました。 料金改定の同意からお手続きをお願いします。 柏市の路上で昨年3月、2人が死傷した連続通り魔事件で、強盗殺人や強盗致傷などの罪に問われた無職、竹井聖寿被告(25)の裁判員裁判の判決公判が12日、千葉地裁であり、小森田恵樹裁判長は「強固な殺意に基づく残虐な犯行」として求刑通り無期懲役を言い渡した。 公判で事実関係に争いはなく、竹井被告に精神疾患があったかどうかの判断が焦点になった。小森田裁判長は「高い信用性がある」などとして、精神疾患に罹患(りかん)していないとする検察側証人の証言を採用。「動機は生活費欲しさで身勝手」と指弾した。 判決によると、竹井被告は昨年3月3日深夜、柏市内の市道で、近くに住む会社員、池間博也さん=当時(31)=をナイフで刺殺し、現金約1万数千円が入ったバッグを強奪。さらに、池間さん襲撃の前後に男性3人を襲って
無差別殺傷事件を起こして2000~09年度に有罪が確定した元被告ら52人のうち、約6割が社会的に孤立し、4割以上は自殺未遂を経験していたことが法務省の初の研究報告で明らかになった。 報告では「元被告らは社会的弱者の一面が強い」と指摘し、孤立を防ぐことが再発防止につながると強調している。 「学生時代に受けたいじめを思い出し、いら立ちを晴らそうとした」「自分だけが不幸だと感じ、幸せそうな人を狙った」 報告書で示された犯行動機からは、社会への強い不満と絶望感がうかがえる。 調査は近年、無差別殺傷事件が相次ぎ、治安に不安を感じる人が増えていることから実施された。裁判記録や刑務所の処遇記録などを基に、受刑者の犯行前の生活状況などを調査・分析した研究は初めてだ。 対象は10年3月までの10年間に有罪が確定した犯行時10~60歳代の52人(死刑確定6人)。大阪教育大付属池田小で01年に起きた児童ら23人
【ニューヨーク=田中光】米南部バージニア州で23日夜、テレサ・ルイス死刑囚(41)に対する死刑が執行された。AP通信などが伝えた。同州での女性死刑囚の執行は1912年以来。弁護団や支持団体が「彼女は知的障害があり、死刑判決は違憲」と主張するなど、執行の是非が議論を呼んでいた。 ルイス死刑囚は夫と息子の殺害を計画し、2002年10月に男2人に実行させたとして死刑判決を受けた。だが現在の弁護団は、ルイス死刑囚に知的障害や依存性人格障害があったという新たな証拠を提示。事件直後の弁護士がこれらの要素を見落としていたとして、執行停止と再審を求めたが、バージニア州のマクドネル知事は「知的障害と結論づけた医師はいない」などとして退けた。
愛知県北名古屋市で昨年、寝たきりの祖母(当時79)の首を絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた無職宇田川昌紀被告(31)に対し、名古屋地裁(堀内満裁判長)は20日、「独善的な動機で酌量の余地は乏しい」として、懲役9年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。 弁護側は、被告が人格障害で、「犯行時は刑事責任能力のない心神喪失状態だった」などとして無罪を主張したが、判決は「人格障害だが、精神障害はなく、責任能力はあった」として退けた。 判決によると、宇田川被告は「祖母は生き続けることは望んでいない。殺してあげよう」と考え、08年7月9日午前0時ごろ、祖母宅で、寝たきりになっていた祖母の首をひもで絞めて殺害した。その後、近くの交番に自首した。
05年に大阪で起きた二つの事件で死刑判決が確定した2人の死刑囚に28日、刑が執行された。大阪市浪速区で姉妹を殺害した山地悠紀夫(25)と、インターネットの自殺サイトを悪用して男女3人を殺害した前上(まえうえ)博(40)の両死刑囚は、いずれも一審判決後に弁護人の控訴を自ら取り下げ、執行を待つ日を送っていた。事件から4年。殺人願望や快楽殺人の標的となった被害者の遺族や関係者は様々な思いでこの日を迎えた。 ◇ 山地死刑囚に娘2人を殺害された上原和男さん(60)=奈良県平群(へぐり)町=は28日午前、マスコミからの電話で死刑執行を知った。事件から4年近くたつが、2人の遺骨は今も自宅に置いてある。 「執行までこんなに時間がかかるなんて」と憤りが募る。一方で、「人を殺(あや)めたら死をもって罪を受け入れるのは当然のこと。肩の荷が下りたが、心はすんなりとは整理できない。2人は家に帰ってこず、声
id:hotsuma:20090404:p1とid:hotsuma:20090405:p1の続き。National Epidemiologic Survey on Alcohol and Related Conditions (NESARC)では、さまざまな反社会的行動と精神障害の関係が検討されている。そのうちの一つで、万引きと精神障害。生涯診断万引きをしたことがある人万引きをしたことがない人オッズ比*1いずれかの精神障害89.3049.505.61いずれかのI軸障害87.1447.095.02 アルコール依存35.429.603.08 薬物依存13.001.286.00 双極性障害11.853.242.37 行為障害4.550.635.37 精神病性障害0.830.232.93いずれかの人格障害41.0011.853.56 回避性6.081.941.98 依存性1.720.343.66
id:hotsuma:20090404:p1の続き。RESULTS: Overall, 14.79% of adult Americans (95% CI = 14.08 to 15.50), or 30.8 million, had at least 1 personality disorder. The most prevalent personality disorder in the general population was obsessive-compulsive personality disorder, 7.88% (95% CI = 7.43 to 8.33), followed by paranoid personality disorder 4.41% (95% CI = 4.12 to 4.70), antisocial personality disorder
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