タイミング的に最悪の時期に出てしまった本である。 基本的に、格差拡大はすべて構造改革のせいだ、 でも風向きは変わりつつある、だからすべての労働者は 団結して派遣法などの再規制をしなきゃだめだ、という展開。 だいたい06~07年くらいに書かれたものだろう。 まあある意味で、日本型雇用の死守を主張する論者の典型的なスタンスだ。 ワーキングプアや社会保障給付費カットなど、内政の諸問題はすべて “改革”が悪いのだから、以前に戻せば上手くいくだろう、というスタンス。 一応言っておくと、この手のスタンスを本気で信じている人は、カタギには まずいないので若い人は騙されちゃだめだ。 連合なんかは既得権守るためにロジックとして利用し、 (一部の)民主や社民なんかは票欲しさにそれに付き合っているに過ぎない。 普段はメディアでそんな主張を繰り広げていても、楽屋ではお茶飲みながら 「まあそんなのムリなんですけどね
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