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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (13)

  • イノベーション/創造性を破壊する日本企業の組織の恐ろしさ - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■盤石のAmazon 先週、以前から噂されていたAmazonのスマホがとうとう当に発表された( Fire Phone) 。低価格、独自のユーザー・インターフェイス(UI)、Amazonのサービスとの連携のし易さ等が訴求されており、まだユーザーやアプリ開発者にどの程度支持されるかはわからない部分もあるが、既存の陣営にとっては強力なライバル出現となるのは間違いない。しかも、Amazonはこのガジェットを導入することで、尚一層、自社のエコシステムを補強し、より強靭で巨大な存在に成長していきそうに思える。 ■分が悪い日企業 一方、その既存陣営の一角ともいえるソニーは、自社のスマホ(Xperiaシリーズ)は決して評価は低くはないとはいえ、企業体としてのソニーは先期も赤字を抜け出せず、今期以降の見通しも厳しいといわざるをえない。一足先に赤字脱出を果たしたライバル企業である(であった?)、パナソニッ

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  • 激変する日本で闇夜の灯台として輝くアドラー心理学 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■注目されるアドラー心理学 アドラー心理学研究者の岸見一郎氏の著書、『嫌われる勇気』*1が好評を博しているようだ。昨年12月に発刊されてこれまでに20万部以上が売れたというから、特にこの種のカテゴリーのとしては、堂々たる大ベストセラーだ。内容的にも、『10年に一度の一冊』『2013年のベスト』等、絶賛するコメントが目につく。 書でも紹介されている通り、心理学者のアドラーと言えば、世界的には、フロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨頭と称されるほどの大物なのだが、日での知名度は低い。ただ、これも書でも、アドラーを扱った類書でも言及されていることだが、日でも評判になったビジネス書や自己啓発書には、アドラーの影響が色濃いものが非常に多く、かつ、近年ではアドラーは、ユニークな療法を開拓する心理学としても広く受け入れられるようになってきた『人間性心理学』*2の源流ともされていて、アドラーの名前

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  • 『第四の消費』を読んで/消費はどうなっていくのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■三浦展氏の新著 かなり遅くなってしまったが、マーケティング・アナリストの三浦展氏の『第四の消費』*1をやっと最近になって読了した。今更紹介するまでもないが、三浦展氏と言えば、多少なりともマーケッティングの仕事に関係したことがある人なら、その名前を知らぬものはいないといっていいほどの存在だ。最近は、企業マーケターの参考書になるような狭義の分析を超えて、『戦後消費文化論』とでも言うべき領域を切り開き、益々活動の巾を広げている。 その三浦氏が新著で、戦前まで遡って日の消費を時代ごとに四つにカテゴリー分けした上で、昨今の消費を『第四の消費』と名付けて説明しているという情報を得て以来、ずっと早く読んでみたいと思っていた。三浦氏の著書は、私のブログでも過去何度も参照させていただいたことはご存知の通りだ。今回も大変楽しみにしていた。 案の定というか、期待に違わずというか、今回も大量のデータに基づいて

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  • 掬い切れないほどの智慧に溢れた今回の文化系トークラジオ - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■日のネットは進化したのか 文化系トークラジオlifeの09年6月28日分の放送は、『日のネットは進化したのか』というタイトルで、最近の梅田望夫氏発言を契機にかなり広い文脈で盛り上がっている問題に正面から取組む非常に意欲的な内容であり、大変面白かった。 TBS RADIO 文化系トークラジオ Life 出演者の方々の発言は、それぞれ非常にレベルが高く内容が濃い。ただ、正直なところかなり難解だ。リスナーは皆この内容をすらすらと理解できたのだろうか。少なくとも私には、podcastで何回か聞いて初めて理解できる内容も多かった。 全体のストーリーは、司会の鈴木謙介氏のリードで、ある程度のアウトラインが形成されたが、出演者のそれぞれのコメントは、そのまとまった全体以上の含蓄があり、もっと深めて行くべきテーマ性に富んでいた。(もちろん、賛否は別である。) ただ、あれだけのボリュームなので、せっか

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  • 理系離れ日本をどうすればいいのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■海部美知さんへの共感 海部美知さんのブログ(Tec Mom from Silicon Valley)の2月15日付エントリー(文系日人の「外向き国際化」の難しさ)文系日人の「外向き国際化」の難しさ - Tech Mom from Silicon Valley は、個人的にその危機感を大変共感できる内容だ。アメリカに少しの間でもいると(海部さんほど長くいなくても)、国際化というのがどういうことなのか、何が大事で何が問題なのか、しみじみと感じる事がある。 よく言われるように、アメリカ人というのはアメリカ以外の国に関心の薄い人達で、アメリカを出たことがない人が非常に多い。寺島実郎氏によれば、アメリカ人全体のパスポート保有率は、わずか14%、特に内陸部では10%を割り込むという。パラダイス鎖国中の日でも、パスポート保有率は26%もある。*1 そういう意味でなら、アメリカ人はけして国際人では

    理系離れ日本をどうすればいいのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2009/02/21
    右肩上がりの時代には、できるやつとできないやつの待遇があまり変わらなくてもよかったし、むしろパイの総枠を増やすには都合のいいシステムだった。
  • 今こそ歴史的チャンスの到来だ! - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■溌剌としているマーケティング界のカリスマ 12月16日付け日経ビジネスオンラインの記事に、マーケティング界のカリスマ、フィリップ・コトラー教授のインタビュー記事が出ている。マーケター諸君、今がチャンスだ:日経ビジネスオンラインタイトルがいい。『マーケター諸君、今がチャンスだ』とある。冒頭の紹介文にもあるとおり、未曾有の世界経済危機だというのに、この人は当に溌剌として元気がいい。もちろん、ただの空元気ではない。危機はチャンスでもあるというゆるぎない確信がある。 少し前なら考えられなかったビッグチャンスがあちらにもこちらにもゴロゴロと転がっている──。そんな情景が見えていれば、マーケティングの達人と言っていいでしょう。マーケター諸君、今がチャンスだ:日経ビジネスオンライン ■自信喪失している日のマーケター ただ、周辺にもそういう話をしてみるのだが、意外な程に自信喪失気味で元気がない人が多

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    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2008/12/17
    現代の顧客や市場の変化に敏感であろうとするものは、消費者の深層心理を読み解き、社会や文化のコードを解読する能力が不可欠だ。
  • 私も『プロジェクトX』的価値観を総括しておきたいと思っていた - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■『プロジェクトX』の問題点 NHKの『プロジェクトX』のプロデューサーが、万引きで検挙されたという報道があったが、それにあわせて、『プロジェクトX』という番組自体の問題点につき、池田信夫氏がブログでコメントされている。 このヘルメットのおじさんのような労働者には、「できるかできないか一切考えない。ただやる。無我だ。真っ白だ。突撃だ」という、くさいナレーションが「効く」のだろう。歴代の視聴率ベストテンには、「瀬戸大橋」や「青函トンネル」が入っている。男たちの「不屈のドラマ」の結果は、州四国連絡橋公団の4兆円を超える債務と、旅客の通らない長大なトンネルだ。 要するに「プロジェクトX」に描かれているのは、日経済をだめにした局所最適化の錯覚なのだ。「世紀の難工事に挑む」前に、州と四国の間に3も橋をかけて採算が取れるのかという目的の合理性を考えるべきだった。G7諸国で最低の労働生産性を上げ

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    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2008/12/05
    プロジェクトX的価値観への批判としてはとてもよくまとまっている。団塊に対してはこれで反論しよう。ただし、「自称」自称中立としては、価値観をさっぴけば昭和の歴史を概観する教材としてはよいとも思う。
  • 日本の自動車産業の強さはIT電気産業には移植できないと心得るべき - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■夏野氏のお話を聞いて 11/6に一日だけ、THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2008(NCC2008)*1 のセミナーを聴講した。司会のカリスマベンチャーキャピタリストの伊藤穣一氏のお話や、元NTTドコモで、現ドワンゴ顧問の夏野剛氏のお話等、非常に興味深かったので、また別途書きたいと思うが、今日は、お話に触発されて考えた事について少し書いておきたい。 以前、夏野氏のインタビューを取り上げて、ブログエントリーを書いたことがあって(日の中高齢層の覚醒を期待する - 風観羽 情報空間を羽のように舞い質を観る)、その時も強く感じたのだが、夏野氏の、日の中高年、中でも権力の中枢にいる経営者のインターネットや携帯電話等への無知、無理解への苛立ち、怒りはとても強いものがあるようだ。ルサンチマンと言ってもいいかもしれない。まあそれはそうだろう。NTTと言えば、失礼ながら、少なく

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    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2008/11/09
    ある意味で「便所掃除」と通底する話。
  • インターネットを最も有効に活用したオバマ米大統領候補 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■大勢が決した米大統領選挙戦 米国大統領選挙戦は、大詰めを迎えつつある。15日の民主党オバマ氏と共和党マケイン氏の論戦を終えた直後のCNNの調査では、オバマ氏58%、マケイン氏31%と大差でオバマ氏の優勢が伝えられ、ここにきて、オバマ氏の優勢がはっきりして来ている。ワシントン・ポスト、シカゴ・トリビューン、 LAタイムズ等の新聞各社も続々とオバマ氏支持を表明している。 では、何がここまでオバマ氏の優勢をもたらしたのか。つい1〜2ヶ月前までは、マケイン氏の巻き返しが激しく、両者は拮抗していると伝えられたものだった。特に、8月29日に、マケイン氏が副大統領候補にアラスカ州の女性知事、サラ・ペイリン氏を選んだ直後には、マケイン氏の支持率が10ポイント以上上昇した。ペイリン氏の好感度は、共和党、民主党の正副大統領候補の中で一番人気となったと言われていたものだ。雑誌SAPIOの10月8日号で、落合信

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    BigHopeClasic 2008/10/22
    レッシグとクリス・ヒューズがオバマのブレインだったのか。今更知った感があるが、しかし意味のある情報だ。
  • 『ゼロ年代の想像力』に喚起された私の意見 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ゼロ年代を代表する若手思想家 宇野常寛氏 宇野常寛氏の『ゼロ年代の想像力』*1を読んだ。多くの書評でも絶賛されているように、確かに大変な力量のある若手の思想家/評論家が出てきたものだ。 このは、主として、若年層、中でもいわゆるオタクが想定される読者だと思われるが、オタク文化が広範に、年齢層の枠を超えて浸透している現代の日では、汎用性も十分にあり、正統な日文化論/現代日論と言ってよいと思う。90年代以降の日の言論界を牽引し続けた、宮台真治氏、および東浩紀氏を批判的に継承するスタイルを取りながら、その二人からも絶賛されており、現段階で名実ともに『ゼロ年代(2000年代)を代表する若手思想家』と言ってよい存在だ。 ■現代社会の大問題が語られているのだが・・ ただ、惜しむらくは、このが年代を超えて多くの人に読まれるかと言えば、それはまだ難しいのではないか。用語が特殊ということもあるし

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    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2008/09/22
    個々の作品評価の部分に立ち入らないと、たぶんこういう風に絶賛のできる評論だと思う。
  • 内田樹氏の作品を読み込むことで『幸福度』問題を再び考えてみる - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■幸福度問題再び − 内田樹氏の文章を読み込んでみる 前回のエントリーで書いた国際競争力やGDPより『幸福度』を上げることを考えるべきだと思う - 風観羽 情報空間を羽のように舞い質を観る、『幸福度』について、もう少し補足しておきたい。 前回は、幸福度と国際競争力やGDPとはリンクしないようだと書いたのだが、内田樹氏の近著『こんな日でよかったね 構造主義的日論』*1やブログを拝見すると、金銭が社会の唯一の価値軸となっている日の現状(惨状)について、かなり徹底した議論が展開されている。その内田氏の主張を読み込むことで、私の論点の精度を上げていけるのではないかと感じた。内田氏の文章には、私から見るとしばし大胆な主張も多く、場合によっては誤解を招くことになりはしないか、と心配になってしまうこともある。だが、十分注意して読めば、実際にはしっかりと地に足のついた思想をベースとした非常に重要な

    内田樹氏の作品を読み込むことで『幸福度』問題を再び考えてみる - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
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    BigHopeClasic 2008/09/09
    グローバル資本主義のもとに男女平等というのは、性差の差別を解放する方向に向かうことを前提としながら、日本社会から『女性的/母性的な価値』を深いところからごっそりとえぐり取ってしまったように見える。
  • 国際競争力やGDPより『幸福度』を上げることを考えるべきだと思う - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■若者にとって住みにくく生きづらい国になっている日が住みにくい国になってきているという実感は、誰もがそれぞれの立場で感じているところだと思う。例えば、雨宮処凛*1さんの言う『生きづらさ』は私が著書やブログを拝見しても、非常に切実な気持ちが伝わってくるし、私の友人やその子息からも、雨宮さんの話に共感できるという感想をよく聞くようになってきた。多少古いが、下記の通り、国際比較データを見ても、日の中高生のありとあらゆる満足度が非常に低いことがわかる。 新千年生活と意識に関する調査(財団法人日青少年研究所)2000年7月 日韓国アメリカ、フランスの4カ国の中高生での比較 自分自身 「全く不満、満足でない」   31.1%(最下位) 家庭生活  「全く不満、満足でない」   20.2%(最下位) 学校生活  「全く不満、満足でない」   27.1%(最下位) 文化・余暇生活 「全く

    国際競争力やGDPより『幸福度』を上げることを考えるべきだと思う - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
  • 『佐々木俊尚氏の有料メールマガジンが面白い』と私が思う理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■佐々木俊尚氏の有料メールマガジン 佐々木俊尚氏の有料メールマガジン(佐々木俊尚のネット未来地図レポート)を、配信開始と同時に拝読しているが、事前の予想以上に面白い。現在まで、3回の配信があり、それぞれ以下のようなタイトルで、ITネット関連の最新情報の紹介/分析がメインの内容となっている。 『マイクロ・インフルエンサー』はクチコミ情報を集約させる 8月4日(vol.001) 『1対1』と『多対多』が融合するケータイ小説マーケティングの可能性 8月11日(vol.002) Amazonの『Kindle』はなぜ成功したのか『非PC』から『PC不在』への大転換 8月18日(vol.003) 最近の佐々木氏は非常に多くの著作を発表されていて、どれも当に面白い。多くは、佐々木氏が行う、多くの人へのインタビューをベースにして、IT・インターネット関連の最新事情についての現状や展望を語る形式で、現場の

    『佐々木俊尚氏の有料メールマガジンが面白い』と私が思う理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2008/08/25
    考えるヒントとして。
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