11月28日、オリンパスが損失隠しに利用したM&A案件で中心的役割を果たしたとされる日本人バンカー、中川昭夫氏が、英医療機器メーカーの買収以外の案件にも関与していた可能性のあることが明らかになった。都内で24日撮影(2011年 ロイター/Kim Kyung Hoon) [東京/香港 28日 ロイター] オリンパス7733.Tが損失隠しに利用したM&A(合併・買収)案件で中心的役割を果たしたとされる日本人バンカー、中川昭夫氏が、英医療機器メーカー、ジャイラスの買収以外の案件にも関与していた可能性のあることが、ロイターが入手した文書や関係者の証言で明らかになった。 同氏が関与した可能性があるのは、オリンパスが2000─2011年にかけて約600億円(7億7200万ドル)で取得した情報通信会社のITX。オリンパスは今年に入り、ITXを完全子会社化しているが、カメラ・医療機器といった主力分野から外