現在、ウミガメのほとんどは絶滅危惧種に認定されており、世界中でウミガメの保護が課題となっています。 保護のためには、ウミガメが産んだ卵をビーチの別の場所へ移動させる必要も出てくるでしょう。 しかしメキシコのサン・ニコラス・デ・イダルゴ・ミチョアカン大学(UMSNH)に所属する動物学者エスペランサ・メレンデス・ヘレラ氏ら研究チームは、本来の産卵場所から卵を移動させるとウミガメの脳は発達が妨げられてしまうと報告しました。 ウミガメの卵は保護の目的で同じビーチ内の柵の内側へと移動させる場合がありますが、安易に移動させてはいけないようです。 研究の詳細は、2022年6月13日付の学術誌『Frontiers in Ecology and Evolution』に掲載されました。 Negative Effects on Neurogenesis, Ovariogenesis, and Fitness i