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科学哲学に関するDiomedeidaeのブックマーク (15)

  • 『科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 増補版』への提題|Web河出

    提題全文掲載 単行 - 自然科学 『科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 増補版』への提題 松王政浩/谷村省吾 2021.05.28 2013年刊行の『科学を語るとはどういうことか』新版のため、須藤靖氏と伊勢田哲治氏に新たに対談していただくにあたり、松王政浩氏(科学哲学者)と谷村省吾氏(理論物理学者)に、提題をお願いしました。書籍には対談の体裁上、一部のみしか掲載できなかったため、全文を、こちらでお読みいただけるようにしています。これらの提題をもとに繰り広げられた議論については、ぜひ『科学を語るとはどういうことか 増補版』にてお楽しみください。 ■松王政浩氏からの提題 1(書籍p.311) 書が「科学」対「科学哲学」という構図でありながら、科学側の視点としては、概ね須藤さんの「物理学者」の視点でしか語られていない。このの副題は来「物理学者、哲学者にモノ申す」とすべ

    『科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 増補版』への提題|Web河出
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2021/05/30
    これ増補版出たのね。須藤さんと伊勢田さんの会話が噛み合ってなくて、読者としては消化不良感があった(本の目的としてはヨシ?/増補版で今回の提題を取り入れて読み応えあるものになってるといいけど
  • 物理学に美しさは必要か? という根本的な問題提起──『数学に魅せられて、科学を見失う――物理学と「美しさ」の罠』 - 基本読書

    数学に魅せられて、科学を見失う――物理学と「美しさ」の罠 作者:ザビーネ・ホッセンフェルダー発売日: 2021/04/09メディア: Kindle版物理学者は、自然法則の中に理論の自然さや美しさ、対称性、単純さ、統一性を求める。それは、自然法則はエレガントでシンプルなものであるべきなので、それを判断基準にすべきだ、という思想があるからだし、現在の素粒子物理学の世界は簡単な実験は終わってしまって難しい実験ばかりが残り、仮説を考えようにもデータがなく「自然さ」や「美しさ」といったとっかかりが必要だからという背景もある。 しかし、美しさや単純さは主観的な価値観であり、物理法則とは無関係だ。科学は芸術ではないし、人間の自然さの感覚に沿う理由も存在しない。ではなぜ科学では「自然さ」や「美しさ」が重視されているのだろうか。書『数学に魅せられて、科学を見失う』は、まさにそうした「美しさ」と「物理学」を

    物理学に美しさは必要か? という根本的な問題提起──『数学に魅せられて、科学を見失う――物理学と「美しさ」の罠』 - 基本読書
  • 日心の再現性シンポのスライドをアップしました。 | Sunny side up!

    この記事は、Open and Reproducible Science Advent Calendar 2020 の6日目の記事です。 日心理学会第84回大会(オンライン)において、「再現可能な心理学研究入門」というシンポジウムが行われました。そこで僕も登壇させてもらったのですが、そのショートバージョンを記事にしようという手抜き記事です。 なお、フルバージョン及び動画はこちらのOSFにアップされていますので、興味がある方はそちらもどうぞ。 以下、長いので特に読まなくていいです。 このシンポジウムで僕がいいたかったのことは2つあって(しかも独立している)、そのうちの1つが上のスライドです。 統計分析における再現性問題は、論理の問題と信用の問題の2つが絡み合っていて、それぞれ分けて考えたほうがいいよね、ということでした。これ自体は特別新しいメッセージではないですが、いろんな現場を眺めてて、ま

  • OSF

  • 若き統計学者の英国: いかにしてマクロ経済学はオワコンになったか

    マクロ経済学という分野は、残念ながらもう所謂オワコンになってしまった。正しく言うと、実を言うとDSGEはもうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。でも当です。こんな感じだろう。 結論から言うと、データを見るふりをして実は全くデータを見ておらず、はっきりいってモデル化に失敗したからだ。とくに予測能力が兎角ないのが致命的だったと思う。予測能力がない結果、モデル・理論を通して将来の政策談義を結局は出来ないので、政策提言すらまともにできず、役立たずの烙印を押された。政策評価・提案等の役目は統計的手法を上手く用いている、応用ミクロの研究者が主に担うことになった。 そもそもの始まりは、合理的期待形成仮説というバカげた仮定に基づいて、数学音痴がmathinessにまみれたリアルビジネスサイクル(RBC)理論などという、さらにバカげた理論を推し進めた点であろう。それに呼応してニューケインジアンモデルが

    Diomedeidae
    Diomedeidae 2020/06/15
    “彼らが何かを足りないと感じたとき、ショックや摩擦など、とにかく新しい変数をモデルに加える。”/この手の💩ムーブやらかすのはよその業界でも稀に良くいる気ががが。
  • 『「数理科学を使えば統計の”主義”を争う必要ない」という主張について検討する』

    ・はじめに 統計学の歴史では、頻度主義とベイズ主義という異なる立場の方法が存在し、違いに論争を繰り広げてきました。しかし、近年の統計学者の中には「現代の統計学は数理的な方法に基づいているから、主義の争いは解決した」と考える人もいるようです(この立場のことを、この記事では便宜的に「統計数理による主義不要論」と呼ぶことにします)。この記事では、「統計数理による主義不要論」に対して私なりの反論を考えてみることにします。論点は、以下の3つです。 1.     「“数理的な方法”を使っても、主義の争いが解決しない」ということを示唆する事実が存在する 2.     頻度主義とベイズ主義の論争を「どちらの方法が正しいか」という争いとして捉えると論争の全体像を見誤る 3.     WAICに代表される現代ベイズ法の意義は、「数理によって主義の争いを解決した」のではなく「仮にあなたが頻度主義的な価値観を重視

    『「数理科学を使えば統計の”主義”を争う必要ない」という主張について検討する』
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2020/04/29
    興味深い。渡辺澄夫さんの解説も聞いてみたい(このような争いは過去になったと仰っていたが)。
  • 講演資料アプ:『環境分野における"EBPM"の可能性と危うさ:他山の石として』 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    環境リスク分野の立場からEBPMを議論した発表資料をアプしました。twitterでは告知しておりましたが、ブログにあげてなかったのでこちらでも告知しておきます。(slideshare、あとから誤植が見つかっても差し替えができないのが困りますね) 講演内容はいきおい批判的なトーンですが、ナイーブな議論やハイプが嫌いなだけで、EBPMやRCT自体が嫌いなわけではありません。 環境分野における"EBPM"の可能性と危うさ:他山の石として from takehikoihayashi

    講演資料アプ:『環境分野における"EBPM"の可能性と危うさ:他山の石として』 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2019/11/13
    "EBPM" = "Ecosystem Based Pollution Management"かと思ったら違った/でも意思決定・政策決定のレイヤーにおける面白い議論
  • Philosophy of Science Books in Japanese

     科学哲学日語ブックガイド (最終更新 2023年12月18日) 伊勢田哲治 近年日語でよめる科学哲学の書籍も増えてきたが、そのためどういう順番で何を読めばよいかわからないという問題も生じている。科学哲学に関する情報も最近はかなりインターネットで調べられるようになってきたが、中途半端な知識で書かれた不正確なものも多く、信頼できる書籍の重要性は以前と変わらない。 リストに収録しているのは日語の書籍(一部論文)のみである。英語に特に抵抗がないなら、専門外の人でもStanford Encyclopedia of Philosophyなどの英語の情報源に向かった方が効率よく科学哲学の研究動向を知ることができる。 凡例 ・紹介した中には絶版書も多いが、図書館等で利用できるだろうことも踏まえて、特に入手可能なものとそうでないものを区別はしていない。 ・科学哲学を專門としない人が読むことを想定

    Diomedeidae
    Diomedeidae 2019/10/03
    時間ができたら手を出す。
  • 科学は巧いウソをつく競争になっている - 「査読」というシステムの限界

    捏造データ・画像を駆使した科学論文の数々… 科学研究はバレない程度の不正をしてポイントを稼ぎ合う世界になっていないか? それを防ぐためには現在の「査読」というシステムを根から変えるべきではないか?

    科学は巧いウソをつく競争になっている - 「査読」というシステムの限界
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2018/01/29
    査読による論文の審査はもっとゆっくりとした時間スケールの時代に発達してきた物でしょうし、査読というか、研究者の評価システム自体のパラダイムシフトが必要なのかもしれないですね
  • ラジブ・カーン「革命を求めて声を上げたのに、誰も応じなかったらどうする?」(2017年4月14日)

    「ダーウィニズムを信じていない」と私が中学二年のときの地学の先生は言い切った。彼はとても理知的な人に見えていたので、私の最初の反応は衝撃だった。「そりゃそうさ、猿から進化してきたと信じている奴らが幾らかいるからな、馬鹿だよ!」と私の隣に座っていた当時の最大の友人は笑いながら言った。私は当になんといえば良いのか分からなかった……さらに、以下のようなことが私を混乱させた。その先生はダーウィニズムを信じているのではなく断続平衡説 [1] … Continue reading を信じていると言ったのだ。彼はこれ以上の説明をしなかったが、私は授業のあと数分間、何を彼が信じているのか知ろうと試みた。 その後、博識の古生物学者であるスティーヴン・ジェイ・グールド [2] … Continue reading に、彼が深く心酔していたことを悟った。そこで、グールドの長きに渡る協力者で、親友でもあるリチャ

    ラジブ・カーン「革命を求めて声を上げたのに、誰も応じなかったらどうする?」(2017年4月14日)
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2017/05/04
    クーンの「科学革命」が生んだ呪い
  •  「生物学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    生物学の哲学入門 作者:良太, 森元,泉吏, 田中発売日: 2016/08/26メディア: 単行 書は森元良太,田中泉吏という2名の若手哲学者による「生物学の哲学」の入門書だ.進化理論とそのダーウィン以降の学説史を簡単に解説し,いくつかの哲学的なトピックを選んで,これまでに議論されてきたことをまとめている. 第1章 進化理論と進化学説史 ダーウィンのOrigin(種の起源)のテーマが何かというのは,いろいろな読み方があって,ソーバーがそれで一冊書いている.ここではダーウィンの論証の鍵は生命の樹仮説と自然淘汰説の2つだと平行的にまとめている.それぞれの解説は簡潔で要を得ている.ただし自然淘汰の条件として,変異の存在,変異が適応度にかかるものであること,変異が遺伝することの3つのみをあげていて,競争の存在をあげていないのは少し引っかかる*1. ここでダーウィンの論法が「最善の説明への推論(

     「生物学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2017/01/14
    確かに一部に粗があり、専門家には物足りないけど、入門書としては良書だと思いました。
  • 作法の異なる3つの科学

    科学と一口に言っても、科学的検証の方法が全く異なる3種類の科学があることは、あまり多くの人に認識されていない。理屈だけで検証できる理論科学、再現実験が必要な実験科学、仮説の生き残り競争をさせる考古学・地質学だ。

    作法の異なる3つの科学
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2016/01/01
    確かに仮説を検証するプロセスと、受容or棄却するプロセスでグループ分けはできそう。ただ、実際はこういうのを下敷きにした各専門分野における研究者コミュニティの不文律に従ってるんだろうけど。科学哲学向き。
  • 科学哲学の入門書

    そちらのコメントにも書いたが、生物学、物理学などの哲学は別として、一般的な科学哲学の概説書を読んでいくならオカーシャ『科学哲学』→戸田山『冒険』→森田『理系人』→伊勢田『疑似科学』→内井『入門』の順でいくとなだらかに難易度があがるはず。

    科学哲学の入門書
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2014/02/07
    最初の本以外読んだけど、最後の「入門」以外はスラスラ読めるのでお勧め。「入門」はちょっと歯ごたえありすぎるので時間をかけて読める人なら読んでもいいかも。
  • 数学というのは世の中で1番シンプルなもの

    私が高校生ぐらいのとき、数学というのはなんて複雑で難しいんだと感じていた。 何しろ、無限に思えるような量の公式があり、とても暗記などしきれないほどの問題に対する解法があり、 それを何とか覚えなければならなかったからだ。 ε-δ論法というものを聞いたときも、何言っているのかすら分からなかった。 最近インターネットでこんな記事を見つけた。 「世の中のものごとの複雑さのレベル分け」 これは面白いと思い、まずどんな分け方があるのか、と興味を持ち見てみた。 そこで書かれていたことに私は驚愕した。 その記事では、「複雑さ」というのは、大きく7段階に分けられるのだという。 そこで数学は1番複雑ではないもの、つまりシンプルなものだと書かれていた。 その順番をここに記載しておく。下に行くほど、より「複雑なもの」である。 数学物理学化学生物学社会学神学・宗教学哲学 この順番に驚くとともに、たいへん腑に落ちる一

    数学というのは世の中で1番シンプルなもの
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2013/09/27
    要素還元主義的なアプローチは必ずしもうまくとは限らないと思うんだよね。もちろんうまくいく場合のほうが多いけど。
  • 現代の科学者には、どんな教養が必要か?

    これまで「和魂漢才」と「和魂洋才」で生きてきた日人。グローバル化が急速に進む中 で、日人はあらためて「日文明とは何か」「日人とは何か」を問われている。これからの時代を生き抜くために、日人に求められる教養とは何か――。 宗教学者の山折哲雄氏が、有識者との対談を通して、日人の教養を探る。 対談(その1):日人の教養と、根深い西洋コンプレックス 対談(その2):教養をめぐる、経済界トップの勘違い 専門と人格は切り離せるのか 山折:教養の問題を語るときには、専門とのかかわりを考えることが不可欠です。世界的なレベルで考えると、専門については2つの道があると思います。 ひとつ目は、人間としての成熟がまずあって、その上に初めて知の世界が豊かに花開くという考え方です。単なる知だけでは、専門的な知識としても学としても十分ではない、人格と知の世界は切っても切れない関係にあるという認識です。人格主

    現代の科学者には、どんな教養が必要か?
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2013/09/18
    少なくとも対談に科学に携わる者を含めないと。科学の営みを行う側の話も聞かなければ外野がごちゃごちゃ言ってるだけになってしまうのでは。
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