横浜市立図書館は15日、思いついた言葉や文章を入力すると人工知能(AI)が関連する本を提案する新しい蔵書検索サービスの運用を始める。オンライン上で同様のサービスを展開するのは全国初で、新しい図書との出合いが期待される。 市教育委員会によると、市立図書館18カ所で計約409万冊の蔵書がある。このうち本の内容が50文字以上の日本語で登録されている約74万冊の書誌情報をAIに学習させた。 従来の検索サービスではタイトルや著者、キーワードが書誌情報に一致しないと蔵書にたどり着けなかった。例えば「悲しい時に元気になれる本」というキーワードは従来、ヒットするものがなかったが、新しい検索サービスではAIが関連性があると類推した図書が表示されるという。従来の検索もできる。