カナダ放送協会(CBC)による2021年10月2日付けの記事で、図書館スタッフへのセクハラ・脅迫・暴力に関するカナダ・トロント大学の調査結果が報じられています。 トロント大学情報学部教授のSiobhan Stevenson氏が調査プロジェクトを主導し、2020年1月から2021年4月にかけて、オンタリオ州内4都市の図書館スタッフ計527人を調査しました。記事では、回答者(女性が大半を占める)のうちほぼ全員が、図書館での勤務時に暴力・脅迫・ハラスメントを目撃したり経験したりしていること、3分の2を超える回答者が月に数回以上職場で危険を感じていること等、調査結果の概要が紹介されています。 なお、記事では調査対象者として「司書」(librarian)という表現を用いていますが、カナダの図書館関連団体Librarianship.caは2021年10月3日付けのTwitter投稿においてこの記事を引
Online ISSN : 2189-8278 Print ISSN : 0913-3801 ISSN-L : 0913-3801
和歌山市役所(「Wikipedia」より) 和歌山市は小学校まで“ツタヤ化”するのか――。そんな事態が突然、表面化したのは、5月半ばのことだ。 今冬、南海電鉄・和歌山市駅前にオープンが予定されている新市民図書館は、全国でTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、管理・運営を担当する。「関西初のツタヤ図書館誕生!」と喧伝されるなか、和歌山市では市民図書館にとどまらず、市内の小中学校に設置されている学校図書館の運営までCCCに委託しようとしている、との情報が駆け巡った。 しかし、いくら調べてみてもそのような事実は、どこからも発表されていない。ガセネタなのかと思っていたところ、数日後に教育委員会の関係者が、あっさりとその事実を認めた。 「来年度から、CCCのスタッフに市内の小中学校全校を回ってもらう方向で調整していると聞いています」 だが、この情報を受けて
記事タイトル『グラディウス』から生み出された芸術プレイ そしてそこからつながった友の縁 公開日2019年06月13日 記事番号1074 ライター 八木 貴弘 『グラディウス』(1985年)はKONAMIを代表するあまりにも有名すぎるタイトルであり、これまで各メディアであれこれと語り尽くされてきた。 『スクランブル』(1981年)の続編として作られたシューティングゲーム、モーニングミュージックを聴くために開店ダッシュ(*01)、ロケテストではオプションが6コ(*02) …などといったゲーム紹介やトリビア的なレビューは識者にお任せしたい。今回は、自他共に認める希代のスコアラー(*03)の話を中心に、『グラディウス』についてファン目線で執筆させていただく。 発売一年後の人気再燃 『グラディウス』は発売から1年後、「復活パターン」で人気が再燃した特異な作品である。「復活パターン」を編み出した人物、
2019年3月14日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、大学図書館員の役割の要点を説明する声明“The University Librarian: Providing Value to the Research University”を発表しました。 大学の研究事業や教育目標を進展させるために、情報サービス・リソース・設備の提供において大学図書館員がいかに優れた役割を果たしているかを概説したものです。 CARL Releases a Statement on the Role of the University Librarian(CARL,2019/3/14) http://www.carl-abrc.ca/news/carl-releases-a-statement-on-the-role-of-the-university-librarian/ The University Lib
オープンアクセスとは、雑誌論文等についてインターネット上で無料で読めることを含めた自由な利用ができるという状態のことを指しています。オープンアクセスを実現する方法には一般に以下の2種類があり、機関リポジトリはそのひとつです。 ・オープンアクセスジャーナル(「ゴールドオープンアクセス」と呼ばれます) 購読料が必要ない無料のジャーナルのことです。著者がオープンアクセスジャーナルに論文を投稿すれば、その論文は出版後すぐにオープンアクセスになりますが、論文掲載時に著者が掲載料(Article Processing Charge)を支払う必要がある場合が多いのが難点です。掲載料の価格はジャーナルによって異なりますが、平均で2000~3000ドル程度と見られています。 ・セルフアーカイブ(「グリーンオープンアクセス」と呼ばれます) 学術雑誌に投稿した論文のファイルを、著者が自分でインターネット上で公開
2016年9月12日、米・テキサス州のダラス市議会のクオリティ・オブ・ライフに関する委員会が、コミュニティでの書籍の交換に係る構造物のサイズや場所を制限する条例案に署名しました。 条例案では、コミュニティでの書籍の交換に係る構造物は、高さ5フィート、幅20インチ、奥行き18インチ以下に規制され、庭先に設置する場合には、隣家との境界線から10フィート離れている必要があるとされています。また、設置が認められるのは、土地区画ごとに1つまでです。 この問題は、2015年4月に市民から“Little Free Library”に対して苦情が寄せられて以来、市で取り組んできた課題であり、地元メディアでは、設置者の反応や、賛成・反対の意見が取り上げられています。 条例案は、2016年10月26日に行われる本会議においての審議が予定されています。 2015-2016 Current Committee M
飯野勝則さん 佛教大学図書館専門員 日本のウェブスケールディスカバリーのパイオニア ウェブスケールディスカバリーとは、ウェブ上の学術コンテンツやOPACなど、図書館が提供する情報資源をGoogleのように検索することが可能となるツール。その日本化に挑戦した佛教大学図書館の飯野勝則さん。自身の体験談を軸に1月にジャパンナレッジライブラリアンシリーズ第一弾として著書『図書館を変える!ウェブスケールディスカバリー入門』を刊行されました。今回は飯野さんにウェブスケールディスカバリーはもちろん、図書館としてのお仕事、そして図書館や図書館員の未来像についてうかがいました。3回にわたってお送りします。 途方もない潜在力を感じさせてくれるウェブスケールディスカバリー 本を書き始めたきっかけは、ネットアドバンスさんからの依頼だったと思います(笑)。ですが、正直なところ、ありがたいお話だと思いました。 という
かっこいい音楽ってなんだろう? 人によってそれはロックだったり、テクノやヒップホップなのかもしれない。もしくはライブでの熱量溢れるパフォーマンス、他には姿勢や生き方にやられる時もあるだろう。ギターの1フレーズや1行の歌詞、もしくはその交差が衝撃を与えることもある。だから「かっこいい」というのは千差万別であり、かっこいい音楽が音楽の要素だけを指すとは限らない。そして「かっこいい」とは瞬間的なものでもあり、「かっこいい」がそのまま個性につながるとも限らない。 でもそれはともかくとして、渋谷系はかっこいい。知ってた? そもそも「渋谷系」という単語だけだとどういう音楽を指しているのかがわからない。自分はこの特集を作りはじめた時、渋谷系が「おしゃれな音楽」だと思っていた。なぜならFlipper's Guitarやpizzicato fiveといった渋谷系を代表するアイコンがそうだったからだ。彼らの音
新聞やテレビなどであまり報じられることはないのだが、現在国立大学は安倍内閣による大変な「改革」の波に曝されている。 「スピーディな意志決定」を売りにするこの「ヤンキー政権」は、自民党が過半数を握っているこの時期に一気に彼らの言う教育「改革」を進めるつもりらしい。 ろくな議論も反省も洞察もなく「気合さえあれば何でも解決できる」という斎藤環が言うところの社会の「ヤンキー化」は、憲法解釈の変更ばかりでなく、ついに大学教育の現場まで飲み込もうとしているのだ。その戦略的に畳み掛けるような政策の押し付けはある意味見事ですらあるが、根本的に間違っている政策なので、これによって国立大学、もしくは日本の大学教育全般が受けるダメージも半端なものではないだろう。元々腐りきっていてかろうじてふらつきながらも踏ん張っているような日本の国立大学が、これで最後の支え棒を奪われて崩壊してしまう危険性も高い。 ひとつはこれ
Susan K Burton looks back at her time teaching at Japanese universities and wonders why more Westerners don’t head east Source: Reuters Ten years ago I had just received my doctorate in history from the University of Sussex and was working for the minimum wage at Waterstones. One Thursday lunch hour, I went to the public library to check out the new jobs in Times Higher Education and saw an advert
昨年のレコード会社移籍をきっかけに、海外での本格的な活動をスタートさせたPerfume。彼女たちはその後アジアとヨーロッパでワンマンツアーを成功させ、カンヌの広告祭にて圧倒的なパフォーマンスを披露するなど、世界進出という大きな夢を着実に実現させつつある。 10月2日に発売されたレーベル移籍後初のオリジナルアルバム「LEVEL3」は、彼女たちが世界へと羽ばたいてからの約2年間の活動を刻み込んだ1枚。これまでにないほどフロア仕様なダンストラックが多くを占める内容でありながら、どの曲もPerfumeが歌う必然性を明確に感じさせる。これはまさに海外進出を経て成長した、今の彼女たちだからこそ作ることができた作品だ。 今回のインタビューではアルバム「LEVEL3」に込められた思いや、12月に東京ドームと大阪・京セラドーム大阪で開催される4DAYSライブへの意気込みなどについて、メンバー3人に話を聞いた
“夢見る人を運ぶ”「ツイッターのクジラ」作者 イーイン・ルーさんインタビュー 2010-08-07(23:38) : ツイッターとビジネス : 7月14日に、「ツイッターのクジラ」の作者として知られるデザイナー、Yiying Lu(イーイン・ルー)さんのインタビュー記事が発表されました。これは彼女が新しく発売する商品をプロモートするためのインタビューです。 「ツイッターのクジラ」自体はよく知られていますが、その作者であるイーイン・ルーさんのことはあまり知られていないため、彼女を紹介するのに適した内容であるこのインタビュー記事を翻訳いたしました。 イーイン・ルーさんはまだ若く美しい女性ですが、このインタビューを読めば、アーティスト、デザイナーとしても稀有な才能を持つ人物であることがわかるでしょう。 この翻訳はLTLプリント社およびイーイン・ルーさんご本人の許可をいただいています。 翻訳元
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く