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労働と書評に関するR2Mのブックマーク (9)

  • 濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機』 - 備忘録

    ジョブ型雇用社会とは何か: 正社員体制の矛盾と転機 (岩波新書 新赤版 1894) 作者:濱口 桂一郎岩波書店Amazon 2009年に刊行した『新しい労働社会』において、著者は日とは異なる欧米諸国の雇用システムを「ジョブ型」と名付け、それとの対比から、日の雇用システムを「メンバーシップ型」という観点で説き起こした。近年、日立など日の大企業が目指す賃金・雇用管理制度の見直しに関し「ジョブ型導入」との報道がなされ、その内容が日的雇用慣行に染まる文脈から抜け切れず、ジョブ型への誤った理解をもたらしかねない危うさを孕むものであったことから、著者は「覚悟を決めて」書を「世に問うことにした」とのことである*1。 書では、来のジョブ型とはどのようなものかを確認しつつ、日の雇用システムを入口から出口、賃金、労働時間制度や労使関係に至るまで、細部に渡り、「メンバーシップ型雇用」という観点か

    濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機』 - 備忘録
  • 日本版「同一労働同一賃金」の深相 | 酔流亭日乗

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    日本版「同一労働同一賃金」の深相 | 酔流亭日乗
  • マシナリさんの拙著書評+α - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    マシナリさんが拙著『若者と労働』に突っ込んだコメントをされています。 http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-578.html(誰のための「若者と労働」?) 「誰のための・・・」というのは、こういう趣旨です。 ・・・書で示されている「若者と労働」をめぐる諸問題は、特にhamachanブログの愛読者にとっては目新しい内容があるわけではありません。それでも新書としてまとめられたおかげで、歴史や制度の筋道の見通しがかなりすっきりと示されていて、この問題に関心を持つ方には必読の書であることは間違いないと思います。問題は、「この問題に関心を持つ方」というのは誰なんだろうかという点でして、実を言えば、この点ではroumuyaさんの感想に近いことを感じてしまいました。・・・ ・・・ このを読んでしっかりと若者と労働について認識を改めて実践するべきは、堅く

    マシナリさんの拙著書評+α - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 松尾匡さんが、TPPの俗論を斬る! - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    田中祐二・内山昭編著『TPPと日米関係』(晃洋書房)を執筆者のお一人である松尾匡さんからお送りいただきました。 松尾センセ、大活躍中でありますな。書はまだ松尾さんのサイトにアップされていませんが、一足先に紹介。 TPPをめぐる議論は、「はじめに参加ありき」のものや、特定分野の利害を過度に強調した反対論が多い。 書は、いま一度データを見直し、経済の理論と客観的な分析に裏付けられた説明を試みる。 リカードの比較生産費説から見たTPPに対する賛否両論の誤謬、ケインズの自由貿易と保護主義への態度、アメリカの貿易交渉の進め方やISD条項の問題点をやさしく解説する。 TPP問題が日米の政治的な駆け引きとして利用される現状を諫め、真の国益にかない、環太平洋や東アジアの諸国と相互互恵となる経済連携への方向を示す。 松尾さんの担当は「リカードの比較生産費説から見たTPPに対する賛否両論の誤謬」を暴露して

    松尾匡さんが、TPPの俗論を斬る! - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    R2M
    R2M 2012/09/11
    そういや松尾匡先生のエッセーのページ、そろそろ普通のblog形式に変更してもらうと購読しやすいのになぁ。
  • 「みんながふつうにエリート」社会の一帰結 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    拙著へのツイート短評ですが、ある側面を見事に切り取っていたので・・・。 http://twitter.com/#!/yugui/status/180875725329530880 『日の雇用と労働法』を読んだけど、うーん。ブルーカラーとホワイトカラーの平等を目指したはずが、ホワイトカラーは成果を要求されるのに妙な時間管理されるし、ブルーカラーもホワイトカラー並の忠誠と自己研鑽を当然とされるという悪夢を産んだわけだな。 これは旧著『新しい労働社会』の隠れたテーマでもあったわけですが、エリート労働者とノンエリート労働者が一緒になって「みんながふつうにエリート」社会になったことが、それぞれに矛盾をもたらしたという視点は、もう少し強調されても良いと思っています。 これは、次に出るリクルートエージェントの『HMmics』の特集記事で喋っている話ともつながることで、戦後日社会ではなかなか正面切って

    「みんながふつうにエリート」社会の一帰結 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • もちつけblog(仮)、、、の跡地(はてなダイアリーに移転。) 社会保険と労働時間 -ベーシック・インカムを唱える前に- 濱口桂一郎『新しい労働社会』(5)

    ■ベーシック・インカムと、労働における「承認」の側面■ 著者は、労働を社会からの承認を受けるのために必要なものと考えています。そのため、社会的承認の機会を奪うベーシック・インカム論には否定的です。曰く、「怠惰の報酬を社会一般に要求するならば、それは直ちに怠惰ではなくても無能であるがゆえに社会から排除されることの報酬に転化してしまうと思っています。そしてわたしが「いけないこと」と考えるのはそういう社会的排除の正当化です」。(「攝津正さんの拙著に触発された感想」『EU 労働法政策雑記帳』様) 。「働かない=無能者」というレッテルによって、「class 階級」を顕在化させたくないというのが、意図のようです。 もっと端的には、「働くことが人間の尊厳であり、社会とのつながりであり、認知であり、生活の基礎であるという認識であろう」と著者は述べています(「働くことは大事である。だからこそ働くことを報酬に

  • [書評]新しい労働社会―雇用システムの再構築へ(濱口桂一郎): 極東ブログ

    「新しい労働社会―雇用システムの再構築へ(濱口桂一郎)」(参照)の帯には「派遣切り、雇い止め、均等待遇 混迷する議論に一石を投じる」とあり、近年社会問題として問われる各種労働問題がテーマにされていることが伺える。こうした諸問題に私もそれなりに思案し戸惑っていたこともあり、何かヒントでも得られるとよいと思い、また岩波新書なら妥当なレベルの知的水準で書かれているだろうと読み始めみた。ところがヒントどころのではなく、ほとんど解法が書かれていた。 序章「問題の根源はどこにあるのか」からして目から鱗が落ちる思いがした。私は山七平氏が指摘していたように戦後日の会社は先祖返りをして江戸時代の幕藩体制の藩と同質になったと理解していたので、濱口氏が「日型雇用システムにおける雇用とは、職務ではなくてメンバーシップなのです」と指摘しても、それはそうだろうくらいに納得した。だが重要なのはそこではなかった。

    R2M
    R2M 2009/08/07
    後で購入予定
  • 濱口桂一郎『新しい労働社会』(1) - charisの美学日誌

    [読書] 濱口桂一郎『新しい労働社会』(岩波新書 '09.7.22) (その1) 優れただったので、主要論点をまとめてみたい。さまざまな論点のうち、「大学はアカデミズムに偏向しており、もっと職業学校化すべし」という著者の主張は、形而上学が専門の哲学教師である私には頭の痛い問題であるが、この点も最後に考えてみたい。 書の大きな特徴は、「派遣切り」「名ばかり管理職」「ワーキングプア」「製造業への派遣」といった、今ホットな話題になっている雇用問題を、個別的・表層的に捉えるのではなく、国際比較と歴史的パースペクティブという大きな構図の中で捉え返していることである。雇用の問題は、現にある制度や慣行をそれだけ見ていても、当の問題がどこにあるのかが見えてこない。たとえば、定年までの長期雇用、年齢によって賃金が上昇する年功賃金制、企業別組合などは、日的慣行だとよく言われる。それに対して、転職の多さ

    濱口桂一郎『新しい労働社会』(1) - charisの美学日誌
  • 『創価学会の研究』 - 真面目なふざけ、適度な過剰

    ・今聞いてる曲↓

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