韓国左派も右派も『帝国の慰安婦』を誤読した【朴裕河教授寄稿】 90年代に東京で慰安婦の証言集会…涙を流しながら通訳したのが最初の縁 だが『帝国の慰安婦』を出版した後、あるがままを読む読者は少数 9年4カ月ぶりの無罪判決で、執筆の動機を理解されたという思い ハルモニたちは常に疎外されてきた…冥福と平安を祈る ▲朴裕河教授が10月26日、ソウル市瑞草区の大法院で、著書『帝国の慰安婦』で日本軍慰安婦被害者を「売春」などと表現したことに関連して無罪判決を受けた後、法廷から出てきたところ。/写真=聯合ニュース 慰安婦のハルモニ(おばあさん)の名誉を毀損(きそん)したとして刑事告発されてから9年4カ月を経て、大法院(最高裁に相当)で無罪の趣旨の破棄差し戻し判決を受けた。判決文では、私の執筆動機と文章の意図が明確に把握されており、学問と歴史に対する深い考察も含まれていてうれしく、またありがたかった。 【