この冬の大手企業のボーナスは、製造業を中心に業績の改善傾向が続いていることから、従業員1人当たりの平均で91万円余りと去年の実績を2万円余り上回り、3年連続で増加する見通しとなりました。 それによりますと、30日までに回答した80社の冬のボーナスは、従業員1人当たりの平均で91万697円でした。去年の実績と比べると金額で2万7675円、率にして3.13%増え、3年連続の増加となります。また、1回目の集計としては、今の方法で集計を始めた昭和56年以降で最も高い水準となっています。 業種別では、自動車が最も高く98万355円、次いで機械金属が90万4082円、造船が87万2248円などとなっています。これは製造業を中心に円安による収益の押し上げで業績が改善した企業が多いことや、ことしの春闘でベースアップに応じた企業が増えたことなどが主な要因です。 経団連は12月下旬に最終集計をまとめる予定で、