大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は8日夕、所属地方議員を集めた全体会議を開き、次期衆院選に向けて新党を結成し、全国に候補者を擁立する方針を決定する。新党名は「日本維新の会」になる見通し。9日には現職国会議員らと公開討論会を開催。参加議員の合流を得て、今後国政政党化の手続きに入る。 維新の会は8日の国政進出決定後、全国で300人規模の擁立に向けて候補者公募に着手する。約900人に絞り込んだ維新政治塾の塾生からも公募を経て選考する見通し。公明党が擁立する全国9選挙区では候補者擁立を見送る方向だ。 維新は12日には参加を決めた国会議員も出席して大阪市内で政治資金パーティーを開き、新党結成を宣言する方向。合流する国会議員らは、自らの地盤がある比例ブロックの選挙活動の中核を担い、各地の地域政党との連携も進める構えだ。